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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2021年11月04日
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カテゴリ:社会
女性の自殺が増加したという記事を見ました。コロナ禍でパートの職を失った女性が多く出ました。経済的な困窮が問題ではないかという見方があります。

 私は自己肯定感が崩れたからだと推測しています。単に収入が減ったということより自分の存在価値が無くなったと思い詰めてしまう女性が増えたのではないでしょうか。DV問題でも正規雇用の夫がパートの妻を馬鹿にしたりする話はよく聞きます。新自由主義が蔓延る中で生産性とかそんな一方的な見方で人を決めつけてしまう、それで突然の挫折に絶望するわけです。

 男女平等などまだまだなのです。その不都合な事実がコロナ禍でクローズアップされてしまいました。法律でいくら平等を謳っても心根は違います。妬みはあるし好き嫌いはあるし人によって風景は様々です。

 バカの壁。解りたくないことは解ろうとしない、それが人です。女性の自立という同調圧力で無理をして女性が仕事を探し収入を得ました。そこにコロナ禍が起きました。経済が混乱しました。多くの努力が無駄だと突きつけられたのです。単に仕事を失っただけではない人格否定の衝撃が襲い掛かりました。

 昔フィリピンで鉄道の線路で違法なトロッコタクシーを営んでいた男の話を思い出しました。列車が通らない間に荷物や人を運び自作したトロッコで運送業をして稼いでいたのです。ブレーキ付きの優れものでした。やがて列車の往来が激しくなり禁止になりました。「今までいっぱい稼がせてもらった。ありがたく思っている。また別の場所を探すよ」と逞しいことを言っていました。自己肯定感を全く失っていないその強さに感動したことを思い出します。

 本来ならクビになっても収入を失ってもその人の価値は何も変わらないのです。むしろ逆境がその人の器を大きくしてくれ、より魅力的な人間に成長させてくれるに違いありません。希望はあるのです。

 実は本当に失業した人は特に女性は自殺しないそうです。むしろ差別に追い込まれて無理に仕事を続け人間関係に悩み重労働に疲弊する女性が精神にダメージを受けて問題になるのです。自分だけでは抜け出せません。周囲の温かい支えが必要です。それこそがまさに人なのですが、平和すぎて恵まれすぎた日本。本物の幸せを忘れてしまった人が増えました。

 自殺された人のご冥福をお祈りすると共に温かい支え合いが一人でも多くの女性をより質の高い幸せに導いてくれることを祈ります。

Destiny OP Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2021年11月04日 07時28分31秒
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