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カテゴリ:時代
(改訂3は青字)
8月までに個人予想したこと 1性格は年齢によって入れ替わる、という見方が不足している。 2少子化による自然感の不足。認識が人工的。 3安定した現実感が薄い。生徒間、その言葉、大人の間、ネット空間に。 4ネットは脳のバランスを崩しやすい。また、そのネットに浸りやすくなっている。 5ジャンクフード+生活時間の乱れ+ネットへの過度の集中、は危ないことがある。 鑑定結果 1対人的に未成長。 2現実感が弱い。 NHKのスペシャル番組 1思春期の不安定 2幼児・児童期のストレスからか現実がファンタジー、幼くなっている。 3交際範囲が狭い。 4群れの中で、ストレスに強くなるように育てると、他人への世話も自発的にするようになる。 5親の世代から、人間関係について育ちなおすべきだ。 62003年の番組で、90年代以降 『何かの(野蛮の)ふたが取れてしまった』 『以前は見つからなきゃいい、だったのが、見つかってもいいに変わった』 『一日が旅のように、旅の恥はかき捨てのようになっている』 評論家・その他の意見 1学校に秩序的な安定を与えることで、いろんな全体的面が伸びる。環境を安定させることが第一。 2小クラスで保育所からの一クラスでは、あつれきが繰り返すと敵になってしまう。 3思考が狭い、考える言葉・思いを客観表現する言葉が貧しい。 4消費者社会の子供。 5→福島章『子どもの脳が危ない』 6習慣という安定現実 780年代から夜が遅すぎてセロトニン神経系の発達が阻害された幼児が増えている('90年代に少年)。ためにストレス、人間関係の未発達、攻撃衝動、につながりやすい。(クローズアップ現代1/5) 8広く大人に接触して子供が自然に育つと。多くの子供に接してみて、大人は狭い価値観を緩めることを知る。 再要約 1夜が遅いなど、生理的な問題で不安定になりやすい幼児が増えている。 2少子化、消費者社会、などにより幼児からの接触が同年齢に偏り、自然さがない。 3大人が世話を焼こうとするし方が、かえってストレスに弱い幼児を作っている。 など、ストレスとそれへの弱さが増える。そして、 4ストレス→現実認識の未成熟→授業崩壊。 5言葉の荒れ、いじめの放置、など学校が未熟空間となりやすい。 6交際範囲が少ない。 など、未熟。 8世紀末感のある不況の元、大人の不安が無意識に影響する。“ほどほど”のなさ。 9知識だけは増えるので、タブーが次々減って行く。 という枠のなさ。 さらに、 10ゆとり教育というのは、生きる力と個性の名の元に、全てを個人(教師・生徒・家計)の努力と意欲に頼るものなのでは。道を広げる方法も知らぬままに、グローバル競争に諦めてしまう子も出るだろう。 ゆとり教育の成果の評価は、どうなっているのか。 対策 方法として、主にNHKがいろんな番組で取り上げたのをまとめると、 1夜9時までの就寝時間。 2離れて見守る保育、群れ遊びの小学校。 3地域と相互に開かれた学校 4学校システムそのものを地域と責任込みで関わらせる。 5民間校長、教育特別区域などのもたらす改革。 3~6は授業方法、カリキュラム、課外活動、などを含む。 たとえば、企業並に顧客満足度の視点で、学校でやっていることを見なおす。 6ほかに、私立の保育所~高校ではいろんなことがされているのだろう。 7秩序を守らせる学校管理を言いたがっている人もいるようだ。 8やり方はほんとうはいくらでもある。 要は、分類すると、 〇教師単位で実行しにくいことを広く実行するために、学校~地域スケールでの指導力をもつか、 〇方法を評価するために、何が基本かという認識を明確にするか、 〇それらを個人の家庭・生徒自身に意識させて、教室の外や卒業後に自分で補う準備をすること。 ――などだろう。 (追加) 〇私立に学ぶ。(笑) 〇文部省・教育委員会などがシステムを変える。↓9。 9中学校教師が、国語などの専門の授業を小学校で教える。(和歌山で)(1/11の新聞より) 広く――学力との関連 動機の二面性 最近NHKでは聞かないが、公立学校で生徒がみな授業についていければ問題は減る。 これは学校という場が、みんなになるべく平等に生きる希望を与えてほしい、ということ。 つまり生徒の未来の方向・展望の荒廃に関わる。 しかし成績まともで普通の子だからという安心ができないのが現在の状況らしい。 これは授業崩壊のような、生きる希望というより生きる無関心という感じ。 生徒の過去の・欲求の荒廃に関わる。 対照的な両面があるわけだ。 本来的には二つは別物だろうと思うの――つまり‘未熟な荒れ’と学力では別の話――だが、読解力テストの白紙のように、「はじめから正解がでないと、考えることからも降りる無気力さ」として現れると、もう区別ができない。 教育政策 ゆとり教育というのが、全体としてどういうものなのかはしらないが、家庭がそれを生かしているのかといえば・・・成績の悪い子達が、家庭で勉強に時間をあてていたなら、その負担を減らそうとしたことになるが・・・、もともとやってないものをやらなくていいと言ってるだけでは、ゆとり時間を有効に生かすという想像がしにくい。 『「勉強する習慣が身についていない」とはっきり認めた高校生が日本では全体の53.4%と半数を超え、中国の8.5%とは対照的だ。 』とか。 →中国との比較 ゆとり教育というものは、文部省も姿がわからないままにとにかく生きる力を広く探ろう、という始め方だったらしいが、つまりは現場の人に道を拓いてほしいらしい。 つまりたぶん、 既成の職業観が、産業構造としても生徒の希望としても、道を見出せずにフリーターが増大しているときに、教師は何をどう教えたらいいのか。 これにグローバリズム、教室の荒れ、家庭が人間教育を求めてくる、高校全入で少子化で・・、・・わけがわからん、と。 (勉強したくないやつはかってに何かをやってろ・・というのは内緒だ、とか?) グローバル競争の中、まじめな教師と家庭と子供が負担を負い、成績の低い子達をおちこぼれ気分に安住させる、という結果になっていそうなことをよく読む。 教育内容は’92から減らされた結果が今回の学力低下に現れ、ゆとり教育を受けた子たちが中学卒業する頃は、さらに低下しているだろうと、今日の新聞に載っていた。 →'99調査 教育費の高騰の結果、少子化と将来不安、地域格差、そしてもちろん悪循環・・・・にならないかと思う。 もっとも今の授業内容は昔より減っていて大学全入さえ近いらしいんだから、やりようはいくらでもありそうだけど。 たとえば、現在の教科書は全部やらなくても学年が進んでしまうはず。最低限度やらないと次へ進んだときにいつかつっかえるという部分は、学年が上がった後でもくりかえし、個別テストするべきだ。 これは当たり前のことだろう。 年間一人あたり何十万の金を援助されてて、それもやらなければ意味がない。 生きる聞く力 ホモサピエンスが最終的に人類として生き残ったポイントは言葉だと。つまり、まともに話ができる姿勢が少し増えるだけでいいはずだ。 語るに値するものを値するようにを語ろうとすればいいはずだと思うが。 20年ほど前にとある講演を聴かされた。 その人が少年院で話したとき、所長が 『30分以内に終わるように願います。この子達は、それ以上集中して聞いていられないんです。今までどんな人が話してくれてもそうでした。』 その人は、それを無視して2時間ほど話した。誰もが聞きつづけた。終わった後で所長が言うには、 『私たちが間違っていました。ちゃんとした話をしなかったのが悪いんでした。』 その人の話の内容は、『中心が大事』ということだった。かなり抽象的なものだったわけだが。 学習に値するものとして大人は何を信じて子供にそれを望むのか。 ・・・といっても、それはいつも少数の大人しか答えられないのが、世界中かもね。 でそれを身近の大人に期待するのが無理だとしたら、やる気の元はふつうの周囲の現実にはなくて、多少の厳しさの中でこそ価値が見える、というしかない。つまり、勉強は生活のためだなどといわずに高みというべきだろうが、・・・ →参考 考えて見れば昔と違って、自然現象のもつ意味なんて、大事な印象が薄い。ものごとの基本なんて、じっくりやってたら置いてかれる気がするのでは。 今の時代に子供の目で物事の成り立ちを考えようとすると、自分と他人の情緒と損得以外の何があるように見えるだろう。 言葉だろうか。 ことばが基本になるとしたら、国語の授業では、現代の感性文じゃなくて、意味のやりとりを培うものであるべきだろうな。 大人の言葉がおかしいわけだし。 勉強って、「意味を組み立てることと、暗記と熟練」、だとしたら、意味を組みたてる授業としての国語が必要だろう。 (ことばと教育についてはおもしろい日記があった。)→このページの7月3日の分 もうひとつ、名言を見つけた →斎藤氏の本 もっと広く――情報化 青年という「周辺人」は、年齢がはるかに下に中学程度に下がっていそうだと思う。というか、昔はおとなしくしていたのが表面化しているというか。 一方では、幼いのが増えている、と。 それが自由というものさ。 昔はいなかった一芸天才みたいなのも珍しくなくなってるし。 そして直接的な勉強にあてる時間は、情報化の中で減って行かざるを得ないだろう。 →(藤沢市での時系列比較) ただまあだからといって、子供の間の言葉・言語能力が壊れてそうなのは、対応できないから諦める、てことはないはずだ。 教育思想 次の関連へ →移動 (1/11) ---------------------------- 「佐世保小6HP殺人」総目次 子供問題 今までに書いてた途中まとめ 自分の分析と鑑定との比較 (10/15) NHKスペシャル 「子供が見えない」目次 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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