テーマ:結婚(619)
カテゴリ:マリッジブルー
せんだって、披露宴をした。
みんなもするといいと思う。 披露宴っつってもやり方がいまいちわかりにくい。だから、いろんな雑誌が出てるわけだが、オレ様が、経験から導き出した本当に役立つ披露宴のノウハウを伝授したい。披露宴の後輩は、オレ様の話を参考に、すばらしい披露宴を披露して欲しい。 【その23】ウェルカムボード ウェルカムドール 作業は速く 見た目は印象的に 実を申すと、プログラム進行に沿って演出の詳細に触れてけばわかりやすかろうと思っとったんですが、そしたらその前に整理しておきたい情報があるってことに気がつきました。 司会者との打ち合わせとか。 音楽とか。 ウェルカムドール&ボードとか。 ウェルカムドールとウェルカムボードは、受付まわりに置く、ウェルカムの気持ちを表わすオブジェです。 無かったら無いで、とりあえず成立はしますが、見た目ちょっと淋しい感じになります。 あった方がいい。 ●ウェルカムボード ボードは、「披露宴はここですよ~」的なカンバンです。 会場サイドでも、有料でウェルカムボードの作成を受け付けてますが、しかし手作りもいいものです。 なぜならそれは「ありあわせのもので間に合わせた」感じにならなくなるからです。お客さんの目に触れるものに、ちゃんと気を配った感じになります。 そこで、ありあわせのものを使って、ウェルカムボードを作りましょう。 ボードっつったら、まあB2サイズくらいのパネルをイメージするわけです。 実は、そんなもんをこさえて、それなりに満足いくクオリティにするには、けっこうな手間とセンスと注意深い作業が必要です。 本番前日に、そんな、ねえ。 これあるを期して購入しておいた、100円ショップのグッズを漁ります。 ウェルカムボードで大事なことって何だろうと考えると、それは存在感とおもてなしの気持ちだろうと思いつきます。 読みやすいメッセージと楽しげな雰囲気。 なんかこう「びっくり箱」みたいなのはどうだろう。 ドールと並べて置けるし。 これは、ボードを立てるイーゼルを借りると小癪に高価だってこともあります。 100円ショップで買った文庫本整理用のボール紙の箱に、家にあるよさげな柄の紙を貼ります。外見キレイになります。その箱にアンコを入れて底上げをし、100円ショップで買ったモール、ビーズ、その他もろもろで飾りつけをします。 他にも、ペーパーアイテムのおまけ作りで使った余っているパーラービーズで虹モチーフをこさえたり、カーリングリボンをくるくるカールさせて、箱の飾りに「びっくり」的な動きを出すようにします。 パーラービーズ 筒入マルチビーズ5,000P カーリングリボン(パール) こうなるとウェルカムボードというよりはウェルカムボックスですが。 コイツは止まっているものです。止まっているものに動きを感じさせる造形的なノウハウは、ガレージキットのエロフィギュアの髪の毛やスカートの裾などで、さんざん勉強できるので、それを参考にします。また、『エウレカセブン』でも観られる「板野サーカス」をイメージして、静物に躍動感を持たせようとがんばります。 びっくり箱なので、動きとしては爆発ですから、重いものは短く、軽いものは遠くまで、螺旋を多用して、スパイラルのピッチにも差を付けて、動きが単調にならないように、基本は三次元曲線で。 針金入りのモールは、ドライバーや指に巻きつけて、螺旋のサイズに変化を付けます。 箱の底上げに使ったアンコは生花用のオアシスなので、モールも針金も刺さります。オアシスの深緑色が見えないように、パーラービーズの余りをザラザラと流し込みます。 ●ウェルカムドール ぬいぐるみは、裁縫の得意な方(よくあるケースとしては、新婦など)が作ります。 クマや狗のぬいぐるみが並んでます的なペアぬいぐるみは、よく見るアイテムです。 なんていうか、あって当然みたいな意識さえあり、印象に残りにくいです。 どっかに違和感が欲しいです。 列席者のみなさんは、新婦がぬいぐるみ好きで新郎がプラモデル好きということを知っています。 このような新郎新婦をアイデンティファイするウェルカムドールは、上の写真のようになります。 1/100 MGガンダム 「機動戦士ガンダム 一年戦争」0079 サイズ、作りやすさなどを考えると、アイテムはバンダイのガンプラ・マスターグレード(MG)シリーズが適切です。 披露宴という場がふさわしいキャラクターはいろいろあり、とくにファイブスターの「WAVE(ウェーブ) 1/144 レッドミラージュ ver.3」などはまさにこういう場のために作られるべきアイテムですが、小さくて塗装に手間がかかります。 ここは「プラモっすから」ということが伝わりやすいように、もっとも顔が知られている「ガンダム」のしかもVer.1.5を選択します。ガンダムにはいろんなバリエーションがありますが、Ver.Kaが出た今、Ver.1.5は押し入れの不良在庫ですから、披露宴はコイツを使ってしまういいチャンスです。だいたい、お客さんが一瞥してわかるようなアイテム選択でないと、ひとりよがりになっちまうだろ。 組立てます。 パーツの合わせ目が見えるであろう部分を先に作ります。 この場合は腕、顔だけでイイです。他の部分の合わせ目は、ディテールとして処理できます。 頭部は、顔パーツの後ハメ加工をした後に、ヘルメットパーツを組み、合わせ目に瞬間接着剤を流し込みます。本番まで時間がないので、プラ用接着剤では間に合わないのです。瞬着が乾いたら、400番以下の紙ヤスリでガガーっと削り、表面を整えます。腕パーツはユニット構成なので各パーツを瞬着で組んでしまい、同じように荒めのヤスリで平面とエッヂだけ出します。 他のパーツはすべて、平面出しとエッヂ出しだけのヤスリがけで済ませます。時間が無いんです。 塗装します。 100円ショップで買える竹串で、パーツすべてに塗装用の持ち手を作ります。 古いタッパーに油粘土を詰めたものが、乾燥台になります。竹串を刺しやすくて、重さもあるので便利です。 ブライダルガンダムは、「ガンダムカラーパールホワイト」「クリアブルー」「金(余裕がある場合は、金4:銀6で調色したかった)」の三色。時間が無いので缶スプレーのみです。 パールホワイトは、ケータイや自動車のパール塗装に似た質感になります。めでたい感じです。合わせ目があるところだけ気をつけて。「塗料が垂れる寸前」の塩梅でスプレーを吹きつけます。換気に気をつけて、できれば屋外で作業しましょう。 クリアブルーは、下地に白を吹いておいて、イイ感じの青になるまで薄く重ねていきます。 金は、隠蔽力が高いので、思い切り行きます。 塗装が乾燥したら、ガンダムの形にアセンブルすれば完成です。武器なんかいらないです。ブライダルガンダムっすから。 新婦が作ったぬいぐるみを抱かせてポーズをつけます。 なにかあった時のためにとっておいたラインストーンがついたチェーンで、動きを出します。 本番当日に、持ち込みます。ホントは、前日搬入のはずでした。 さて、もう準備は整ったでしょうかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.30 19:38:51
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