携帯インターネットと高校生(PTA研修会)
「携帯インターネットと高校生」 上記のテーマでPTA研修会を実施しました。1時間ほどパワーポイントのスライドを用いて私が「実態の説明」や「保護者としてどのようにしていくべきか」という問題提起を行い、その後、意見交換を行いました。 感想や意見をいくつか紹介します。・私たちが高校生だった時代と今の子どもたちをとりまく環境があまりに違うことに対して唖然としている。自分はインターネットなどは苦手でわけがわからないというのが正直なところだが、本日配布された資料なども参考に、しっかり子どもと向き合って話をしたい。・アクセスランニングを上げるために、自分の裸の画像を貼り付けるなど、感覚のあまりの違いに愕然とする。・自分たちが学生時代には 生身の人間同士の関わり合いやぶつかり合いを通して自らを鍛え、人間関係作りの力を体で身につけていくしかなかった。 今の子どもたちは、その力を充分身につけることなく「よりハードルの低いネットでのコミュニケーションや人間関係」へ逃げている面があるのではないか。・確かにそのとおりで、自分が疎外されていると感じていたり、人間関係を作る力がなくて孤独だと感じている子どもにとってインターネットは「心の居場所を作ることのできるメディア」だと受け止められている面はある。 しかし、本当の救いにならないということについては水谷修氏も『あおぞらの星』で指摘しているとおり。思いを面と向かって伝え合ったり、現実の人間関係を豊かに体験する中で少しずつ成長していくしかない。・中学校でPTA活動をする中で「携帯インターネット」の問題について関心を持つようになった。 子どもとの日常的なコミュニケーションをていねいに積み上げていくことの大切さを本日、改めて確認した。 インターネットの問題についても、きちんと話をしていきたい。・関係作りの難しさについては、昨年度の研修の最後に「一体どうすればいいのでしょうか」という切実な声が出された。それに対して、校長が言われたことを思い出す。 「なかなか関係作りがうまくいかなかった」という失敗談も話されながら「とにかくできるところからあせらずに(子どもを信頼しつつ)話をするしかない」と述べられたが、そのとおりだと思う・・・等々です。 さて、結局、一保護者として何ができるのか、ということが参加者の重大な関心事であったわけですが、研修会(問題提起)の最後に紹介した「よたよたあひるさん」のブログが大変よかったと思います。 「(確かに深刻な実態はあるにしても)決して力みかえるのではなく、保護者として子どもと一緒に考えたり実践していく」という姿勢は研修に参加した保護者にとって参考になると同時に励みになるものだったと思います。 「ブログの活用」についてご快諾いただきました“よたよたあひる”さん、どうもありがとうございました。よたよたあひるさんのHPで関連する内容はこちら(学校裏サイトの資料も含めてHP“しょう”のページにまとめていますのでよろしければ… また、実際に起こった「いじめ」に関連させながら、クラスで討議した実践事例もアップしました。HPの「教育」をクリックして「水車」の実践の下です)