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カテゴリ:おはなしファラダ
おはなしファラダ 第70回
今年最後のファラダです。 おはなし ねずみのすもう 子供に聞かせる日本の民話 大川悦生 著 実業之日本社 ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話 内田莉莎子 編・訳 タチアナ・A・マーヴリナ 画 福音館書店 やぎのズラテー やぎと少年 アイザック・B・シンガー 作 モーリス・センダック 絵 工藤幸雄 訳 岩波書店 絵本 ぎんいろのクリスマスツリー パット・ハッチンス 作 わたなべしげお 訳 偕成社 さむがりやのねこ 渡辺有一 作・絵 フレーベル館 今日もたっぷりゆったりとお話を楽しみました。 ねずみのすもう(約12分) 「おはなしのろうそく」から語られることの多いこのお話ですが、今日は別の出典でした。 お話の筋が丁寧に進んでいくので、子供たちにもわかりやすいと思われます。 おじいさんとおばあさんがやっとここしらえた、ほんのふた握りのお餅。とっても美味しかったでしょうね。 ババヤガーの白い鳥(約7分) おなじみの怖~い魔女ババヤガーの出てくるお話。白い鳥って、幸福とか善のイメージだったのですが、ロシアでは違うようですね。「いうこときかない子は鳥にさらわれるぞ」って脅かすのですって。でも、ちゃんと行きて帰りし物語になっていますから、子供たちは安心して聞くことができますよ。 やぎのズラテー(約24分) 美しいお話です。やぎズラテーを連れた少年が大吹雪のなかでみつけた大切なものは…。 生きることの厳しさと生きている喜びをじんわり感じられるお話でした。 雪風の冷たさ、行先の見えない不安、空腹、そして暖かなお日さまの匂い、甘いミルク などを文字通り、耳で聞いて肌で感じることができます。 語り手の声がキラキラした細かい粒子となって細胞に沁みこんできました。 センダックの挿絵がとてもいい味だしています。 ぎんいろのクリスマスツリー かわいらしいお話です。幼い子は自分が主人公になって心配したりドキドキしたり するのではないかしら。 森の中のクリスマスツリーは、とても素敵です。 さむがりやのねこ ああ~もう!おもしろいです! さむがりやの我が家の娘たちに読んであげたくなりました。 きっと、心も体も暖かくなります。 語ってくださった皆さん、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.18 17:49:19
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