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Shige & Happy の気まぐれ写真日記

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2016年01月の記事

全31件 (31件中 1-31件目)

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大西洋横断４日目…(1/31)

「真ん中発表会」　今日1月31日は、横浜出港から45日目である。正確にはまだ旅の半分は過ぎていないが、今日は「真ん中発表会」として、カルチャースクールや自主企画の発表会が行われた。　ステージの部は午前と午後の部に分けて23組が登場した。自分たちの「歌の散歩道」は午前の最後のあたりで総勢70名ほどがステージにあがって「里の秋」と「知床旅情」を歌った。　展示の部は、水彩画、写真、切り絵、書道などが8階のフリースペースに展示された。自分は水彩画を2点と写真を3点出した。「水彩画の展示」(自分なりの労作であるが、他の人の作品のうまさに埋もれてしまった感がある)　水彩画のなかにはプロ級の腕前の人もいた。作品のできばえは別として、参加することに意義があると考えて水彩画は今後も描き続けたいと思う。「写真の展示」(デジカメはみんな持っているし船内には自動プリンタがあるが出品者は少なかった)　これまで結構シャッターを切ってきたが、自分の写真には決定作がない。人の写真を見ていると、大きく伸ばしたらいい作品になると思えるものが数点あった。「トビウオ、第2弾」(これは出品作ではなく、今日の朝少しねばって撮ったもの)　最近はトビウオが集団で飛ぶ姿を見ることが少ない。それに、10分や20分待っても、まったく姿を現さないことも多くなった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックして下さい。にほんブログ村

2016/01/31

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大西洋横断３日目…(1/30)

盆踊り大会　今朝0時ごろグリニッジ標準子午線を通過した。東経から西経の範囲に入ってきたのだ。今日の正午ごろ、セントヘレナ島の南を通過した。セントヘレナ島は大圏航路のため百Kmほど南を通った模様で、ナポレオンの終焉の島を見ることはできなかった。　午前中は8時50分からのGETのレッスンに続いて、11時20分からのオープンGET「～英会話上級」に出る。話す内容はほぼ日常会話なのだが、英作文なら辞書が使えるが英会話となると辞書が使えないから語彙力の不足が課題である。　14時からは明日の「真ん中発表会」のリハーサルがあった。プログラム順にステージ入場と退場の動きとPAの確認をしながら進んだ。自分も「歌の散歩道」のリハーサルに参加した。　午後は寄港地報告会の5回目を聞いた。これは主として体験・交流型のツアーに参加した人たちの発表会である。自分が参加した「ロベン島ツアー」の発表もあった。　ホームステイしたり現地の人の生活を体験するツアーは、観光型のツアーと比べると参加者が少ない。ただ、社会的問題に関心を示す若者が少なくなったといわれるなか、これらの体験型ツアーには結構若者の参加が多いのは良いことだと思った。そして彼らが発表した体験談も、しっかりと見聞して考えていこうとする姿勢が見られ共感する点も多かった。　今日の夕食はフォーマルディナーでもないのに、ナイフとフォークがセッティングしてあった。メインは牛タンの煮込みだった。とても柔らかくて美味しいとみなさんに大好評だった。「珍しい洋食」(ずっと和食が続いていたから、久しぶりの牛肉はとても美味しく感じた)　夜は盆踊り大会があった。浴衣姿の人も多く見かけた。河内音頭、東京音頭、阿波踊り、炭坑節の4曲を踊った。最初はカメラを構えて「見る阿呆」に徹していたが、最後は少しだけ「踊る阿呆」になってみた。「大西洋で盆踊り」(1月30日に盆踊りは妙だが、ずっと夏なので季節感としては違和感はない)　ひと通り踊ったあと、若者たちによる「ソーラン」が披露された。よく練習していて、とても躍動的でよかった。この船にのってから練習をした人もいたと思うが、よく頑張っていた。「ソーラン踊り」(講演会などでは若者は見かけないが、イベントになるとこんなにいたのかと思う)　今日の盆踊りは明日の「真ん中発表会」の前夜祭という意味もある。海は白波ひとつないべた凪で順調にリオデジャネイロに向かっている。↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/30

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大西洋横断２日目…(1/29)

今日は水彩画に集中　今日は少し忙しかった。まず第一には水彩画である。今まで水彩画教室の時間以外にはほとんど描いていなかった。中間展示会の提出締め切りが明日なので慌てて夜まかかって描いた。「水彩画教室」(描いているのはマダガスカルの市場でスナップした親子)　寄港地のツアーの合間にスケッチするなんて器用なことはできない。基本的には写真を見て描く。だから、写真も「絵になる構図」を考えて撮っておくことが必要になる。　今日は写真同好会も開催された。明後日の中間展示会のため、これまでの写真のなかから3枚を選んで、船室に持ち込んでいるプリンタで2Lサイズで印刷して持って行った。　船内にはセルフプリンタがあるがはがきサイズまでだから2Lサイズは少し目立つ。大きいからといって写真の見栄えが良くなるわけではないが、とにかくエントリーは済んだ。写真同好会の参加者は10名程度なので、1人3枚でもあまり大きなスペースにはならないだろう。　ステージ発表ではギターが見送られたので、今日急に「歌の散歩道」への参加を決めた。これまで1回しか参加していなかったが、大人数にまぎれてステージに上がることにした。当日は70人前後になるようだ。唱歌や童謡が中心で誰でも口ずさめる歌なので何とかなるだろう。「歌の散歩道」(ステージ練習が行われていたので飛び入りで入った)　今日は水彩画の描き込みの合間に結構動き回った。水先案内人白根全さんの「伝説の旅人の軌跡を辿る」という話も聞いた。白根さんはカーニバル評論家だが旅行家でもある。自分も持っているが関野吉晴さんの著書「グレートジャーニー」の企画やサポートを担当したという。　「グレートジャーニー」は人類の何百万年にも及ぶアフリカから南アメリカまでの長い旅路を全部人力で走破するという旅である。NHKの企画で今から15年ほど前に行われた。　自分で歩く以外に、自転車、カヌー、ラクダなどを使うが、基本的に人力で旅をする。とても過酷な旅であるが、特に地形や気候面で苦しい所より、コルンビアやパナマなど、政治的な混乱や対立で内戦やテロが起こっているところが一番危険だったという。「旅と冒険の話」(クルーズズディレクターの吉田岳洋さんとの対話形式で行われた)　そのほかに、白根さん自身がおこなった原付バイクでのサハラ砂漠横断の話も興味深かった。丁度同時期に「パリダカラリー」が行われていて、出発地点で全ての車に抜かれたという。　しかし、原付バイクで砂漠横断というのは、もう旅行ではなく冒険だ。そんな旅(冒険)と比べたら、この船の旅は日常の生活を、たんに海の上に移したようなものだ。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックして下さい。にほんブログ村

2016/01/29

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大西洋に乗り出す…(1/28)

南回帰線上を真西に　今回の船旅で、一番長い9日間の海上航海が始まった。その間を利用して、盆踊りのほかに、自主企画やカルチャースクールの中間発表会などの行事が計画されている。　しかし、今日は「ゆったりデー」ということでほとんどの企画は休みである。寄港日が続いたので、身体を安めてリラックスする日だ。　今日のランチは9階のデッキで摂った。メニューが酢豚だったからだ。だがこの船では酢豚に期待してはいけない。毎日3食、何百食という数を準備するだけでも大変なことなのだ。　それにしても、酢がしっかりきいて野菜と肉がカリッと揚がった本物の酢豚を食べたいものだ。　昼食後10階デッキでトビウオを見た。船から遠ざかる方向へ素早く飛び去っていく。トビウオを見ることは特に珍しくはないが写真にとらえるのはとても難しい。「トビウオ」(とりあえず写っていたが、いつかもっとキッチリとらえたい)　午後1時半を過ぎた頃、ふと見ると自分の影がとても短かった。太陽は南回帰線より少し北側に移っているが、船の位置からすれば太陽の高度は高いので影がとても短くなるのだ。「短い影」(デッキのテーブルや椅子の影も、ほとんど真下に出ている)　船室に戻って、昨日手入れしたカメラを見て驚いた。ブロワーでほこりを吹き飛ばし布で拭いていたつもりだったが、メインダイヤル付近にナミブ砂漠の砂が残っていた。「砂が…」(このカメラはすでにアイカップをどこかで無くしている)　防塵防滴のボディだから問題なく作動しているが、砂漠はカメラの大敵だと思う。昨日のナミブ砂漠では、別のカメラの電動ズームのレバーのカバーが外れていた。これは砂のせいではないと思うが、これで2個目のレンズ故障である。　デジタルカメラはコンデジからフルサイズまで5台持ってきた。レンズは広角ズーム1本、標準ズーム3本、望遠ズーム2本。それに広角単焦点レンズ1本の合計7本。　出港数日後に接点異常になった標準ズームが1本あるので、昨日のカバー脱落で標準ズームが2本壊れたことになる。この先の撮影が思いやられる。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/28

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ナミビア・ウォルビスベイ寄港…(1/27)

荒涼たる砂漠と海辺のリゾートホテル　ナミビアの歴史は複雑である。本日寄港したウォルビスベイ周辺は1760年に南アフリカを支配していたボーア人が一時領有を宣言したが、その後イギリスがこの地域を奪った。1892年にはその他の地域をドイツが領有した。　多くのアフリカ諸国は1960年代に独立を果たした。1968年に国連はナミビアの独立を勧告するが南アフリカ共和国が属領化を進め、ナミビアでもアパルトヘイトを実施した。その後は内戦が続いたが、1990年にイギリス連邦の一員としてやっと独立を達成した。　このように、ナミビア共和国の歴史はやっと4半世紀を過ぎただけである。面積は日本の2倍以上あるが国土の大半はナミブ砂漠などの乾燥地帯で人口は約300万人に過ぎない。「ナミブ砂漠」(降水量は年間8mm、ハイウェイが縦断しているが荒涼たる光景が続く)　7時40分、ナミブ砂漠ツアーバスが港を出たあとは午前中のほとんどの時間、車窓からの光景に人の生活の気配がなかった。ハイウェイで対向してくる車もほとんどなかった。「ムーンランドスケープ」(映画「猿の惑星」のロケ地となった場所で、水の流れた跡はあったが乾ききっていた)　こんな砂漠にも低い灌木が生えている。なかでもウェルウィッチャという植物は長いものでは寿命が2000年もあるという。「ウェルウィッチャ」(集中して生えている場所は観光スポットとなっていた)　このように乾ききった場所を見た後に、スワコプムンドという旧ドイツ領だった町に入った。そのとたんに緑が増えて、リゾートホテルが建ち並び、海沿いにはきれいなビーチがあった。「欧風の街と人々」(乾燥しきった砂漠を見た後の、潤いにみちた清潔な街並みはとても印象的だった)　砂漠の中のオアシスといった感じで、西部劇で登場する小さな町を大がかりにした映画のセットのような町だった。ホテルも銀行も専門店街も意識的にドイツ風にしている。建物の数に比べると人影は少なかったが、ショッピングセンターでは買い物客の姿は多く見かけた。「ホテルでランチ」(ドイツをはじめとした欧米人の保養地だけに、料理もサービスも洗練されていた)　美味しい食事のあと2時間ほど自由行動をした。専門店やスーパーで日用品や帽子などを買う。通貨は南アフリカの「ランド」が1：1で通用するが、ナミビアでは南アフリカ同様USドルは通用しない。全部クレジットカードで支払ったが、物価は日本の半分強ほどだった。　夜遅くウォルビスベイを出港した。こののはるかかなたに南アメリカ大陸がある。これからブラジルのリオ・デ・ジャネイロまで9日間、大西洋横断の船旅が続く。29/Jan. 2016 29 January after eating lunch I was walked on the beach of SWAKOPMUND. I wanted to touch the Atlantic sea water. Because that day was the last day on the African continent. The water temperature was not very hot opposite to my expectation. I looked at the sky, the sun was shining over my head. I thought that we are still on the Tropic of Capricorn in midsummer.↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/27

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ナミビア沖を北上…(1/26)

連夜のブログアップ　ケープタウンの客船ターミナルではフリーWi-Fiがあった。でも、スマホはつながるもののPCはつながらなかった。寄港地でうまくWi-Fiを使っている人もいるが、自分はなかなかうまくできない。ネット関係の情報は、クルーやリピーターが一番よく知っているようだ。　沖縄の那覇を出港して以降、船内のネット接続が不安定で、写真をアップしようとすると接続が切れるのでブログも文章だけしかアップできない状態だった。　しかし、昨夜(25日)は比較的安定していた。遅れつつもまとめて1週間分ブログをアップした。そして今夜も、3日分アップしてやっと少し追いついてきた。　今日はGETの1学期の最終日だった。次回からは時間が変更になって8時50分からになる。そのために朝の楽器練習の時間と重なってしまった。今月月末には中間発表会がある予定だが、我々のギターグループは練習不足のために参加しないことになったという。　この船には前回乗った時も思ったが、自己表現中毒みたいな人が多い。中間発表会も観客よりも出演者が多いかもしれない。　今日の夕陽は左舷9時方向の水平線上に沈んでいった。落ちる瞬間に緑の閃光(グリーンフラッシュ現象)を見ることができるかと期待したが、残り4分の1ぐらいからはあっという間い沈んでいく。結局、今日も見ることは出来なかった。　水平線上に雲がないという日はないようだ。海に沈む夕陽が見られるのは、水平線と太陽の間い、今日のように隙間があるときに限られる。「今日の夕陽」その点地平線に沈んでいく夕陽はどうだろうか。特に砂漠やサバンナに沈む夕陽は、雲一つない地平線に沈んでいくときもあるのではないかと思う。いつか見てみたいものだ。　今日の夕食のメニューには烏賊(イカ)が出ている。それは「いかなる」ものかお楽しみといったところだった。「今日の夕食」(汁ものは押し麦と野菜のスープ、メインは鶏もも肉の塩麹漬けである)「烏賊(イカ)」(小鉢の「烏賊(イカ)たらこ和え」、冷凍イカの切り身にたらことオクラ)　イカはまあ食べられないことはなかった。しかし、船内レストランで出てくる魚といえば冷凍物か干物や塩漬けである。そろそろ新鮮な魚を食べたくなった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/26

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今度は南アフリカ沖を北へ…(1/25)

また日射しが強くなっていく　南緯35度、北半球の日本でいえば東京あたりの緯度から今度は南アフリカの沖合いを南回帰線に向かって北上している。少しはしのぎやすくなってきた暑さがまた戻ってきた。　今日の午前中はモザンビークの市場で買ってきたマンゴーを食べた。買ったときから赤く色づいていたが、とても甘みが強くて美味しかった。「マンゴー」(日本では高級品だが、ここらでは庭に普通にマンゴーの木があって実がなっている)　昼食を9階のデッキで食べた。今日は軽めのチキンカツバーガーである。日本にいたら普通はバーガーなど食べないが、船上生活という環境ではたまにはバーガーもいいものだ。昼食後屋上デッキを歩いていたら、美味しそうな匂いが船尾から漂ってきた。「船上のバーベキュー」(6人以上のグループで申し込むのだそうだ。これはもちろん有料である)　この暑さの中でのバーベキューはちょっとどうだろうか。焼いている人がとても熱そうに見える。ただし、ビールは確かにうまいだろうとは思う。　右舷側にはアフリカ大陸が広がっているはずだが、厚い雲の向こうに隠れているのか見えない。ペルー海流という寒流に乗り、船は静かに北上している。「静かなる海」(白い波は船が立てる波だけで、深みのある青い海が遠くまで広がっている)　今日の午後はカーニバルについての話を聞きに行った。世界で2人というカーニバル評論家で写真家の白根さんの話だった。「世界のカーニバル」(今回行くリオデジャネイロだけでなく、世界の各地でカーニバルが開かれている)　とにかく、日常と違ったことをするということが最大の共通点だが、地域や国によってその特色が違う。宗教性がとても強いもの、単に目立とう精神ではしゃぐもの、大企業がスポンサーになってコマーシャリズムに徹したものなど、その内容は大きく異なっているという。　多くのスライドを使って話をされたので、写真の撮り方など参考になった。カーニバルではまずは笑顔をとらえることが一番のようだ。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/25

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ケープタウン寄港(2日目)…(1/24)

刑務所の島ロベン島　南アフリカ共和国は人種差別政策アパルトヘイトを続けていた。ネルソン・マンデラはアパルトヘイトに反対して国家反逆罪で終身刑の判決を受け、ロペン島の刑務所に約18年、その後別の刑務所に移送されて約7年、通算26年間にわたって投獄されていた。　1月に入って、ネルソン・マンデラと一緒にロペン島の刑務所に投獄されていた人がガイドをされるという新しいツアーが発表された。そこで、ケープタウン2日目の今日は、当初予定していたワイナリー訪問ツアーをキャンセルしてロペン島訪問ツアーに変更していた。　12時に集合してまずは昼食場所に向かった。ケープタウンの高台にある眺めの良いレストランでは、香辛料をほどよくきかせた美味しいイスラム料理を食べた。「レストランからの眺め」(彩りのあざやかな中産階級クラスと思われる人たちの家並みが見えた)　レストランを13時50分に出て、14時10分ごろロベン島への渡船場に着いた。この建物にはロベン島についての掲示があり、やがてこの世界遺産の島へ渡る観光客でいっぱいになった。　今日は霧におおわれているテーブルマウンテンを見ながら、約45分で刑務所の島ロベン島に着いた。島には大型バスが4台ほど待機していて観光客を運んでいた。歩いても見学できる小さな島であるが、短時間で効率的に見て回るにはバスが便利なようだ。「ロベン島行きの船着き場」(中にはロベン島とネルソン・マンデラについて展示したパネルが並べてあった)　今日証言者として私たちに同行してくれたのは、今年で79歳になるライオネル・デイビス(Lionel davis)さん。今は大学で美術の先生をしているそうだ。「独房の外観」(この17個並んだ独房に、ネルソン・マンデラもライオネルさんも収監されていた)　青い空と乾いた空気からは当時の過酷な刑務所の雰囲気はあまり感じなかった。しかし、内部に入ると、この狭い独房で自己の信念を失わずに耐えたネルソン・マンデラやライオネル・デビットさんの強い気持ちは普通の人間には想像も出来ないことだ。「独房の内部」(ネルソン・マンデラが収監されていた独房。ベッドもなく、赤いバケツが便器)　労働は何種類もあったが、2人は一番過酷な石灰石を掘って小さく砕く作業をしていたという。その石灰石は島内の道路建設に使用されたという。「石灰石掘りの跡」(釈放後訪問したネルソン・マンデラが置いた1個の石から一つの山ができていた)　同じ「政治犯」でも、ネルソン・マンデラとライオネルさんは思想には違う立場だった。しかし、「政治犯」の人々は社会の底辺にいた白人の看守に基本的な学習をさせる取り組みを始めた。そして、世界各地から南アフリカに集まった様々な人種がみな平等だという共通の立場を共有するに至った。それをきっかけに政治犯同士は協調するようになったという。　そして、連絡を取り合って待遇改善のハンガーストライキを行ったりして、アパルトヘイトに反対する運動を続けていった。このような具体的なライオネルさんの話は、実際に投獄されていた人の証言だけにこのツアー参加者にはとても重く伝わった。　1990年に開放されたネルソン・マンデラは1994年に実施された民主的な選挙で大統領に当選した。そして、南アフリカ共和国最初の黒人大統領として5年間の任期を努めた。その後、マンデラは社会貢献活動をしていたが、今から3年前の2013年に95歳で亡くなった。　ライオネルさんは79歳という高齢にも関わらずエネルギッシュだった。彼が最後に語った言葉は、つらかったのは刑務所を出て社会に適応するため5年間も苦しんだことだという。改めて彼らの苦しみを思った。自分には彼に質問したいことが、帰りの船の中でライオネルさんに話しかけたのだが、自分の英語力不足でうまく伝わらなかった。　「アパルトヘイト政策が終わっても、南アフリカでは貧困率や犯罪率の高さなど様々な問題がある。そのことについてあなたはどう思い、どうしたらそれらの問題が改善していくと思いますか」というのがその質問である。さて、どんな言葉がかえってきただろうか。About Nelson Mandela　24th Jan. I visited Robben Island where Nelson Mandela imprisoned 18 years. 1952 he startd the Defiance Campaign.(Against the Apartheid) 1956 he was charged with teason, but Mandela found not guilty. However he was sentenced to life in prison and sent to Robben Island. He spent 25 years in prison. 1990 Mandela was released from prison. Then 1991 the Apartheid was abolished.In 1994 he voted for the first time in his life, and elected as president of South Afurica. He passes away 2013 on 5th Des. aged 95.↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/24

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ケープタウン寄港(1日目)…(1/23)

ついに喜望峰に立つ　午前6時ごろケープタウンに入港したようだ。港から見るテーブルマウンテンの朝景色は素晴らしいと聞いてはいたが、見ることができなかった。目覚めて船窓の外を見たら「WELCOME TO CAPE TOWN」の文字が目に入った。すでに船はターミナルに停泊していたのだ。　多くの国では、入国審査官が船内に乗り込んできて一括して入国審査をする。船客はパスポートを船のレセプションに預けているから、自動的に入国審査はおわる。しかし、南アフリカ共和国ではいったん全員がターミナルに出て個々に対面審査を受けなければならなかった。　厳正な入国手続きのため、ツアーの出発が予定よりも30分ほど遅れた。8時50分、観光船に乗ってアザラシ島に向かう。船着き場から20分足らずのところの岩場に多くのアザラシがいた。「アザラシ島」(大きな身体を横たえて寝ているが、ビジュアル的にはイマイチである)　その後、またツアーバスに乗って海岸線を南西方向に走る。道路の右側には美しいビーチが広がり、海を望む高台には庭付きの邸宅やコテージが立っている。近日中に、自転車とスイミングによるウルトラマラソンレースが開催されるということで自転車で走っている人が多い。　11時ごろ「CAPE OF GOOD HOPE」のゲートに入る。5kmほど走ったところに駐車場があり、そこでバスを降りてケーブルカーに乗る。5分ほどでケーブルカーを降り、さらに石段を登って灯台のある場所まで上った。灯台の先はケープポイントで、喜望峰はここから南西に見下ろす位置にある。「喜望峰を望む」(沖合をゆく船は、ここから南に約50km南下(写真左方面)してやっとインド洋に出る)　時間が十分無くて、ゆっくりと「大陸の端っこ」気分を十分味わうことができなかったのは残念だった。しかし、ツアーでなくフリーで来るとなるともっとタイトな行程だったろう。バスは喜望峰の看板のある場所で再び停車し、5分ほどの写真撮影タイムが設定された。　この地の看板には「THE MOST SOUTH WESTERN POINT OF THE AFRICAN CONTINENT」とある。この地はアフリカ大陸の「最南端」ではなくて「最西南端」なのだ。正しい表現である。緯度は南緯34度21分25秒、経度は東経18度28分26秒と書いてあった。「喜望峰の看板」(他のツアーの観光客も多くて、記念撮影はあわただしかった)　12時30分、あわただしくバスに乗る。バスはさらに南下し13時20分に昼食場所に着いた。きれいなビーチが広がり、多くの家族連れや学校の遠足で来たらしい子どもたちも泳いでいる。今日は土曜日とあってビーチもひときわ賑わっているようだ。　昼食のメニューはメインが白身魚のあんかけとイカフライだった。飲み物がフリーだったので白ワインを注文したら、グラスになみなみと入ったワインが出てきた。　ゆっくりと時間をかけて食べるのがアフリカ流である。レストランのスタッフは愛嬌たっぷりで「こんにちは」、「元気ですか」と声をかけてくれる。時には中国人と間違えられて「ニーハオ」と声かけられることも多いが、ここではちゃんと日本人だと判っていたらしい。　ペンギンコロニーはレストランから歩いて10分ほどのところだった。ワインが効いてきて、暑さもあいまってかなり足元が怪しくなったが、撮った写真を見たら、まあまあちゃんと撮れてはいた。「アフリカンペンギン」(目線を下げて撮ればいいと思うが、見学コースが決まっているのでままならない)　16時過ぎにツアーバスはターミナルに戻った。天候に恵まれたのはいいが、まぶしく暑い日射しに照らされてちょっと疲れた。「テーブルクロス現象」(午後6時過ぎには、テーブルマウンテンに白い霧がかかってきた)　ケープタウンの象徴であるテーブルマウンテンは、このところずっと霧におおわれていたという。今日はこの美しい光景が見られたことはとてもラッキーだった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/23

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アフリカ大陸の南端をまわって…(1/22)

右舷側に陸地　毎日、朝昼晩と「3食上げ膳据え膳」はいいが、このところ少し食べ過ぎの傾向がある。そこで今日は9階のデッキで軽めの昼食にした。「9階で昼食」(今日は「ナポリタン」か「ぶっかけうどん」のどちらかを選ぶことができた)　昼食後に右舷側を見たら、いつの間にか大きな陸地が広がって見えている。いよいよアフリカ大陸の南端を回っているようだ。今から500年ほど前、アラビア商人やボルトガルやスペインの探検家たちが冒険した未知の海を、我々のオーシャンドリーム号は悠然と進んでいる。「右端(東)に都市が見える」(どうやらインド洋への出口「ポートエリザベス」のようだ)「白い砂丘も見える」(マダガスカルでも見た白い砂丘が広がっている)　午後はゆったりと海を眺めて過ごしていたが、イルカにも鯨にも出会わなかった。わずかにサメが2匹船腹に近づいてはすぐに去って行った。「鳥たちが増えた」(陸地が近づいているので鳥の姿もよく見るようになってきた)　ずっと海を見て航海していると、久しぶりに見えてくる陸地が懐かしく思える。海図もコンパスもなく、ただ星だけを頼りに航海していた帆船時代の船乗りたちの気持ちが分かる。「今日の夕陽」(最後まで期待を抱かせたが、クライマックスはこのあたりだった)　明日早朝には、南アフリカ共和国のケープタウンに入港する予定である。喜望峰は自分にとってこの旅のひとつのハイライトである。明日はその地に立つことができる↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/22

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南アフリカ沖をさらに南下…(1/21)

2回目の避難訓練　今日はクルー・乗客全員参加による避難訓練が9時30分から行われた。クルーの訓練は10日に1回ほどの割合で行われているが、乗客全員参加の避難訓練は、横浜出港日に続いて今日が2回目である。「避難訓練」(船室ごとに集合場所に集まり、全員の名前が呼ばれて点呼があった)　今日の日没予定時刻は19時20分だった。夕食が19時30分からの「遅目の夕食」の組なのでちょっと微妙な時間であるが、最後まで見届けようとねばった。「今日の夕陽」(今日も残念ながら、水平線上に雲があって海に沈む夕陽は見ることができなかった)　ときおりコンテナ船が航行しているのが見える。右舷側には南アフリカ共和国の陸地があるはずだが、今日までのところまだ見えてこない。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/21

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南アフリカ沖を南下…(1/20)

20日遅れのNHK紅白歌合戦　弦の調整がうまくできなくて、楽器練習広場は欠席する。今日も様々な企画が行われているが、今日実施予定だった自分の自主企画は参加者の体調不調で延期することになった。　昨日の昼食パックで出されたが食べ残していた果物を食べる。モザンビークも南アフリカも衛生状態はあまりよくない。特に生水には十分な注意が必要だ。だけど、カットされていない生のフルーツはほぼ大丈夫だろう。　船内の朝食でもオレンジやバナナが出た。昨日マプトの市場で買った果物も船室で食べる。自分で買ったフルーツをキャビンで食べるのはまたひと味違う感じだ。「キャビンで果物」(赤いのはプラムの皮、オレンジもバナナも美味しかった)　寄港地で買った酒類は、船内に入るときのレントゲン検査で発見されたら没収される。それらの酒類は横浜帰港時に返却されることになっている。しかし、果物の持ち込みは検疫面ではやや問題があるだろうがほぼフリーパスである。　今日は、18時からNHK紅白歌合戦のビデオが7階のブロードウェイで上映された。20日遅れの紅白を夏の南半球で見るのだ。これもめったに出来ない経験である。「洋上で観る紅白歌合戦」(夕食時間と重なったので、自分が観たのは後半部分から終わりまでだった)　100名弱の観客がいたが、拍手も話し声もなかった。それぞれがそれぞれに自分のふるさとや家族の年末風景を思い浮かべながら観ていたのだろう。久しぶりに紅組の優勝だった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/20

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モザンビーク・マプト寄港(2日目)…(1/19)

クルーガー国立公園(２日目)　午前6時30分、ツアーの一行はそれぞれのロッジからレストランに集まり朝食をとった。昨日に続いて今日も良い天気に恵まれそうだ。「レストランのバルコニー」(ロッジは国立公園のゲートまで10分足らずといういいロケーションだった)　7時30分から昨日のようにサファリカーに乗ってゲームドライブが始まった。自家用車で廻っているヨーロッパからの家族連れもいる。サファリカーのドライバーは、四国全体の面積と同じという広い公園のどこにどんな動物がいるかを知っていて、効率的にドライブしてくれる。　ただし、サファリカーは決められたルートから離れることはできない。だから、運良く珍しい動物に出会っても、いいアングルで見られるかどうかは運次第というところだ。「クロサイ」(水場で気持ちよさそうに水浴びをしていた)　この時期は雨期にあたるそうだ。しかし、国立公園内の川はかろうじて流れが残っているところがあるかと思えば、完全に干上がっているところさえある。　それでも、公園の木々は結構緑豊かに茂っている。草食動物にとっても、この程度の干ばつはなんとかしのげるようである。「ウシカモシカ」(草食動物でもこれだけ大きいと、ゆうゆうと草を食べている)　9時過ぎにみんな心待ちにしていたライオンを見ることができた。朝の狩りが終わったようで、満腹して昼寝をしていたようだ。車に気づいて威嚇するようにい雌ライオンが近づいてきた。雄ライオンは木の向こうにいて、いい写真は撮れなかった。「ライオン」(この間約10分間の観察、その後他の車に場所を譲り我々の車はライオンの家族を離れた)　3時間半のゲームドライブを終えて、11時ごろロッジに到着した。バスに乗り換えてモザンビークの国境に向かう。昼食はランチパックだった。大きなサンドイッチが2個、バナナ、チョコバー、チップスなど、量が多くて食べきれなかった。 1時ごろ国境を通過してモザンビークに入る。車窓にはほとんど耕地として利用されていないサバンナが広がっている。赤茶けた斜面にビニールシートをかぶせただけの家が並んでいる。　14時30分に帰船した。いったん船室に戻りシャワーを浴びてほこりをおとした。夕方からマプト市内に出かけてみた。アフリカでも最も貧しい国のひとつであるモザンビーク。首都マプトといっても、少しも清潔でも安全でもない。　中央市場で、小さな象の置物とオレンジやマンゴーを買って、帰りにマプト駅に立ち寄ってみた。ポルトガル植民地時代の雰囲気の残る美しい建物だが駅の構内は雑然としていた。丁度列車の発車時刻になり、多くの人が駆け足で列車に向かっていた。「マプト駅」(駅前にはバスを待つ人の列と、様々な物を売る人たちの雑踏があった)　モザンビークのマプト港への寄港であったが、実際には南アフリカのクルーガー国立公園の動物たちを見た2日間だった。2日目の最後にマプト市内を少し歩くことができて、街の人々の暮らしが垣間見られたことはよかった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/19

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モザンビーク・マプト寄港(1日目)…(1/18)

クルーガー国立公園(１日目)　午前6時ごろ船はモザンビークのマプトに入港した。8時20分にツアーバスはターミナルを出て高速道路を一路200Kmほど北上した。モザンビークの首都マプトへの寄港であるが、ツアーは南アフリカ共和国のクルーガー国立公園1泊2日コースを予約していた。　2時間ほど走って国境に着いた。ここでは、入出国検査が1時間ほどかかると聞いていいた。10時20分、モザンビーク出国の手続きをして、バスに乗って南アフリカ共和国の入国審査に向かう。人々の列は出来ていたが思ったよりスムーズに南アフリカ共和国に入ることができた。　南アフリカに入ると荒涼だった風景は一変し、サトウキビやバナナ、マンゴーなどの大規模農園が広がっている。周囲には有刺鉄線が張り巡らされ、働いている人の姿はほどんど見なかった。農園主は白人富裕層で、労働者はカラードの貧困層であることは容易に予想できる。　12時20分に宿泊予定のロッジに着いて昼食をとった。いつも食べている船内の和食に飽きているので、肉や新鮮な野菜、果物を使ったバイキング料理が食欲をそそった。「ロッジで昼食」(クルーガー国立公園には洗練されたロッジが多くて観光客も多い)　そのあと、12人乗りのサファリカーに乗ってゲームドライブをする。この時のために持ってきた望遠レンズ付きのカメラ2台をフルに活用するが、動物たちは車を見ると遠ざかる方向に走っていくので、なかなか正面から捕らえることが難しい。　最初にインパラの群れを見た。サファリカーからは一斉に歓声があがったが、このあとインパラはどこにでも出てくるので、すぐ脇役の座におろされてしまった。「インパラ」(いかめしい角に似あわない優しいまなざしと、横っ飛びに走る姿が印象的だった)　象の群れも多く見た。家族単位で行動する象には天敵がいない。ゆうゆうと移動し、長い鼻で木の葉を巻き取って食べている姿からは動物園では感じられない野性味が伝わった。「象」(ときにはサファリカーの専用道を群れをなして横切っていくこともあった)「キリン」(車から離れたところで、辺りをうかがうように木の葉を食べていた)「シマウマ」(ワンチャンスだった、動物園で見るより一層寂しげなまなざしが印象的だった) サファリの動物「ビッグ・ファイブ」というのがあり、象、サイ、バッファロー、ライオン、ヒョウの5つだそうだ。今日はライオンとヒョウを見ることはできなかった。　明日の午前中のゲームドライブに期待して、6時過ぎにロッジに戻った。すでに陽は落ちていたが、心地よい風が吹く夜空の下での夕食は、ここが熱帯のアフリカとは思えない過ごしやすさだった。戸建てのロッジにはエアコンがついていたが、つけるまでもなかった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/18

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モザンビーク海峡２日目…(1/17)

今日も波高し　南回帰線のさらに南、南緯27度付近を真西に航海している。今日は阪神大震災から21年となる。地震発生の時間1月17日の午前5時47分に－7時間の時差を考えて、昨夜の23時47分に8階プールエリアでは犠牲者をしのんで黙祷が行われた。　明日はモザンビーク寄港なので、午後のGETの授業以外はあまり出歩かなかった。食事も軽めにするため、昼食も夕食も9階のデッキですませた。「夕食のカツ丼」(短時間で手軽に食べるには、好きな席に座れる9階デッキがいい)　少々暑いが、外の景色を眺めながら食べるのも気分が変わっていいものだ。横浜出港以来初めてカツ丼を食べた。カツがよく揚げてあってまあまあの満足度だった。　夕方は夕陽をねらって頑張ってみたが、今日もあんまりいい夕陽を摂ることはできなかった。一番肝心なときに雲が邪魔してしまう。空への反射もいまいちだった。「夕陽の向こうはアフリカ大陸」(今日も１日が終わって、また明日は同じように日が昇ってくる)　南半球にいるので、今までと違うのは太陽は北側の空にあることだ。夏のこの時期は、太陽はほぼ真東からあがり、天空を渡って真西に沈んでいく。↓ランキングに参加しています。よかったらクリックお願いします。にほんブログ村

2016/01/17

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モザンビーク海峡…(1/16)

一転して波高し　インド洋を抜けて、船はモザンビークとアフリカ大陸の間を西に航海している。この間は暖流が南流しているということで、昨夜半から時化が続いている。「モザンビーク海峡を行く」(マダガスカルのお土産「ワオキツネザル」とモザンビーク海峡)　朝は7時までに起きて朝食に行くのが習慣になっている。というのも、ハウスキーパーが7時半には部屋の掃除やベッドメイキングに来るからだ。　朝食を食べ終え、8時30分頃から楽器練習広場に行く。7階のブロードウェイでは、いつものように安いバイオリンのかなり無遠慮な不協和音とウクレレの合奏が一番騒がしい。アルトサックスはかなり上達してきたようだ。　我々のギターグループは少人数でそれぞれの曲を思い思いに練習している。この船は誰もが主人公になる機会がある。だから、現在の各自のレベルからスタートして、発表会めざして少しずつレベルアップすることを目指しているのだ。　11時20分からGET(有料英会話レッスン)のスピーチ大会の説明会があった。1人2分で、映像や小道具なしで話す。今日は、英語とスペイン語あわせて100名近く集まっていた。「スピーチフェス・ワークショップ」Photo(自分も挑戦する予定だが、テーマはまだ決めていない)　午後は13時45分から水彩画教室に行く。40人ほどいたクラスが、30人以下に減っている。何もかも手を出して、手が回らなくなった人もいるだろうし、自分の絵心の限界を知った人もいるのだろう。　無料のカルスク(カルチャースクール)なので文句は言えないが、すぐ「先生、先生」と講師にアドバイスを求めるおばさんたちがいる。先生も彼女らへのアドバイスに時間をとられるので、ただ黙々と描いている男性たちにはアドバイスの一言もない。　ただ、水彩画はキャビンで1人でも描けるので、わざわざ毎日出かける必要もない。しかし、他の人がどんな絵を描いているのかを見るのは参考になる。　17時30分から航路説明会があった。次の寄港地モザンビークのマプトと、南アフリカのケープタウン、ナミビアのウォルスベイの3寄港地について説明があった。　この3つの港を過ぎたら、いよいよこの地球一周の航海で2番目の大洋となる大西洋に乗り出すことになる。予定では、1月27日にウォルスベイを出港する。※船上からのネット接続環境が悪いので、アップできない写真は後日添付します。

2016/01/16

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マダガスカル２日目…(1/15)

船上で休養　今日の「アンドゥハラエ国立公園トレッキング」ツアーをキャンセルしていてよかった。昨日のツアーの途中で目の前が奇妙に明るくなって、サングラスをかけてもまぶしい状態が一時続いた。それだけ疲れがあったのだろう。目の瞳孔の調節機能が低下していたようだ。　カメラのファインダーと実際の明るい日射しを交互に見ていたことからくるのかもしれない。だから、今日は完全休養日とした。　後で聞いたら、トレッキングツアーの参加者で倒れた人もあったという。しかも、コース途中には景色が特に良いところもなく、その話をしてくれた人も途中でリタイアしたという。その人の話を聞いた限りではキャンセルして正解だったようだ。　自由行動をすることもできたが、波止場から町までは広い道があるが、無人地帯では昼間でも強盗が出るという。なんとも物騒な話である。しかも、警察官も賃金が低いから何を言い出すかわからないという。タクシーもあんまりなさそうだったので、今日は1日船内で過ごすことにした。　問題は政治の腐敗だろう。マルクス主義の左派政権だというが、いまさら「マルクス」とは一体全体どうなっているんだろう。国際社会はこのマダガスカル共和国にどう関わっているのだろう。「砂丘海岸が続く」(昨日はこの左手にある自然保護区と小さな町フォール・ドーファンを訪ねた)　船のデッキに立つとインド洋からの風がとても強い。これでは、海岸にはどんどん砂丘が成長していくだろう。昨日暑かったので、突然かき氷が食べたくなった。船内新聞を見ると、バー「カサブランカ」で今日はかき氷が安いのだという。そこで早速食べに行った。「かき氷」(日本のかき氷とは微妙に違うが、結構うまかった) 　夕方6時過ぎ、エアホラを出港した。どの港でも水先案内人の乗船が義務づけられている。オーシャンドリーム号が港を出ても、2機のエンジンを積んだ小さなゴムボートがミズスマシのように本船のあとをついてきていた。　かなり港を出たところで、わっと歓声があがるとともに小さなボートが一気に遠ざかっていった。自分の場所からは見えなかったが、水先案内人がこの客船の舷門からボートに飛び移ったのだった。　これでいよいよインド洋とお別れである。船は波高いモザンビーク海峡に入っていった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/15

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マダガスカル寄港…(1/14)

世界で4番目に大きいマダガスカル島　マダガスカル島は南回帰線が横断している。世界4番目という大きな島だからスケールは違うが、その形は、赤道をはさんで北半球にあり北回帰線が横断している台湾に似ている。　しかし、マダガスカルの天候は台湾よりはるかに暑い。以前台湾に行ったのは2月という北半球の冬だったのに対して、今回は1月という南半球の真夏だからそれは当然だけど。　マダガスカル観光の目玉はバオバブの木が立ち並ぶ風景である。しかし、寄港地のエアホラの反対側にあるため、バオバオ街道ツアーは日帰りで10万、1泊2日となれば15万円もした。　そこまでしてバオバオの木を見たいとは思わなかったので、料金1万円の「ナハンプアナ保護区とフォール・ドーファン(港近くの小さな町)観光」というツアーをとっていた。このツアーはいろんな動植物が見られたことと市民の暮らしが見られた点でとても良かった。「保護区で見た動物たち」　そのほかに、カメ、トカゲ、ワニ、鳥なども見た。現地ガイドの男性は動物だけでなく植物についても丁寧に説明してくれた。このツアーは思いの外満足できた。　昼食は海岸沿いのレストランでビュッフェ形式の昼食を摂った。肉料理やエビ料理など、この貧しい国にしては大変なごちそうだった。飛びまわるハエを追い払いながらのせわしない食事だったが、青いビーチを見ながら食事を堪能した。　我々が食事をする間、ビーチから覗いていた子どもたちの姿がなんとも痛々しかった。1日ドル以下で生活している人たちも多いというこの国にとって、我々の食事は途方もなくぜいたくなものに見えたことだろう。「まなざし」(余った食事はこのあとどう処分されるのだろうか)　きっと彼らの口に入ることはないのだろうが、それはとても残酷なことのように思えた。シンガポール以来、我々はずっと貧しい人々の暮らしを見ながら旅をしている。これからも、このようなもどかしい思いを感じながらこの旅は続いていくのだろう。「帰りの車中から」(この国の小さな港では、オーシャンドリーム号もちょっと豪華に見えた)　ゲート前の露店でTシャツと小物を買った。この10ドルだけが自分が直接に地元の人に対して行った経済貢献だった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/14

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マダガスカルに向けて…(1/13)

最後のインド洋航海　朝の楽器演奏広場と午後のGET(有料英会話レッスン)以外は特に何も活動しなかった。診療室に行って投薬してもらって5日目、喉の痛みや咳はようやく軽くなってきた。　マダガスカル2日目のエンドゥハエラ国立公園のトレッキングツアーは先日キャンセルした。この船に乗る前の1ヶ月半、毎日1万歩を歩くのを日課としていたのはトレッキングツアーに向けての体力増強が目的だった。しかし、体調悪化ではいたしかたない。　3ヶ月半、約15週間続く長い旅はまだ4週間しか経っていない。先は長いから無理をしないことだ。インフルエンザで隔離されている人も出ているし、タミフルを服用して治った治ったばかりという人もいる。狭い船の中で大勢の集まる場所はなるべく避けたほうがいいようだ。「モルディブでの買い物」(市場で買ったオレンジ、スーパーで買った飴とチョコレート、とちらも美味しかった)　船内の食事は少々食べ飽きた感があるが、多くの人の意見はおおむね好評だ。朝・昼・夜の3食とも主として4階レストランで食べているが、今日は天気が良かったので、昼食は9階のデッキで摂った。「昼はラーメン」(デッキは日射しが暑いのが難点だが、海を見ながらの食事も気分が変わっていい)　若者の中には、9階で食べてさらに4階に食べに来ている者もいる。確かに若い人には物足りない量である。基本的に4階のメインレストランと9階デッキのビュッヘは毎日3食とも食事を提供している。「今日の夕食」(メインは手羽先の煮込み、ご飯はとろろご飯、アサリのすまし汁など)　使用する船は変わっているが、4年前の船旅では週に1回は肉が出ていたように思う。しかし、この船はほぼ毎食純和風である。船客の年齢層アップに対応しているのだろうか。「マーレ(モルジブ)からマダガスカルへ」(この季節は荒れると言われるインド洋を、大きな波乱もなく乗り切ろうとしている)　エアホラ(マダガスカル)ではナハンプアナ動植物保護区を訪ねる予定である。体調もなんとか回復してきたので、いろんな動物たちに会えることを楽しみにしている。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/13

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レユニオン島寄港…(1/12)

一番東に翻るユーロ旗　午前7時にレユニオン島に入港した。ピースボートとしては初の寄港地となるこの小さな島は、モーリシャス島の西南西175Kmほどのところに浮かんでいる。レ・ユニオン島はフランス領でフランスの海外県である。公用語はフランス語、通貨はユーロである。現在のところ東経の範囲としては一番東にユーロ旗がはためく場所である。「ハーバーに掲げられたユーロ旗」(ユーロが使える場所はこのあとの寄港地では仏領タヒチぐらいしかない)　珊瑚礁から成るモルディブとは違って、モーリシャスもレユニオン島もかなり山深い島で、その風景は変化に富んでいる。しかし、この日は体調が悪くて「レ・ユニオン小さな村々を訪ねて」というツアーをキャンセルしていたので、この島のくわしい様子はわからない。「バニラ園」(青い葉の間から出ている長豆がバニラの原料になる)「バニラビーンズ」(乾燥させたバニラビーンズ、これはバニラのイメージと違って予想外の茶色だった)　　参加した人の写真を見せてもらったら、この島には特段の観光スポットはないようだ。バニラ農園や個人のコロニアル風の住宅がちょっとした見所になっているようだ。天気は朝は晴れていたが、午後からは曇ってきて山の上には霧がかかっていた。　午後6時すぎにレ・ユニオン島を出港した。そのころにはやや日射しが出てきたが、山の上は霧に覆われていた。「レ・ユニオン出港」(入国手続きはしたが上陸はしなかった。もう2度と来ることはないと思えばやや残念だ)　船は西日を受けて南西に航海している。夜半には南回帰線を越えてさらに南下し、マダガスカル南端の小さな港町エアホラに着岸する予定である。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/12

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ポート・ルイス寄港…(1/11)

マダガスカルの東に浮かぶ島々　モーリシャスと聞いても、どこにあるかを答えられる人は少ないだろう。しかし、その昔喜望峰を越えてインドに向かったヨーロッパの船乗りにとっては、モーリシャスや明日寄港するレ・ユニオン島(現在フランス領)は貴重な陸地だったろう。　海上貿易の貴重な中継地として、インドや中国の移民が多かったが、18世紀前半から200年ほどにわたってイギリスやフランスの植民地だった。　8時45分に下船してポートルイス市内観光ツアーに参加する。最初に中国の霊廟を見た。明るい陽光の中で、極彩色の廟が青い空に映えていた。「クワン・ティー廟」(1842年建造とあったが、この年はアヘン戦争のあと南京条約が結ばれた年である)　そのあとは、イスラム教のモスクやヒンズー教の寺院を見学した。多国籍の文化遺産の数々、遙かな大洋を渡ってきた移民たちのエネルギーを見せられる感じがした。「ヒンズー教の寺院」(写真にはバナナが写っている、マンゴーもごく普通に成っていた)　サトウキビ生産に従事するために渡ってきた移民を受け入れるための施設や、砂糖博物館などが観光ツアーの目玉だった。フランス語と英語の案内板しかないから詳しいことはわからないが、どうもイギリスやフランスの植民地時代の暗い歴史にはあまり触れていないような気がする。　最後に街を見下ろす高台にある要塞を見た。イギリスが19世紀の中頃に建造したということだが、この頃は帝国主義国イギリスの関心はインドや中国に向かっていたころである。「アデレード要塞」(江戸時代後期の後込め式の大砲があったが、使われたことはないということだった)　このアデレード要塞も、今ではときどきコンサート会場やイベント会場として利用されるほかはあまり利用されていなくて、ちょっともの悲しい場所だった。15時3０分頃に帰船する。「寸暇を惜しんで」(クルーはいつもどこかで何かを修理している)　ピースボートは修理しながら走る船である。メンテナンスといえばそうも言えるが、基本的に長く停泊できる母港を持たない(船籍はパナマ)ため、寄港地は修理日でもあるようだ。この日ツアーから帰ったら、喫水線近くの舷側を青のペンキで塗装していた。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/11

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まだまだインド洋…(1/10)

今日も静養日　この旅は、世界の三大洋を渡らないと終わらない旅だ。その一つ目がインド洋。昨年末の12月29日の夜遅くシンガポールを出て、2016年の初日の出はインド洋東端のアンダマン海で迎えた。以来10日目になるが、まだまだインド洋の航海は続いている。　幸いなのは、この時期のインド洋が高気圧に覆われて波静かなことだ。天気はおおむね晴れていて、スコールもめったにこない。　午後、写真同好会に行く。集まったのは10名程度だった。1人3枚写真を持ち寄るということだったので、持参のプリンタで印刷して持って行った。「写真同好会」(自分は、ベトナム・シンガポール・モルディブでのスナップを持って行った)　一応呼びかけ人が連れてきた写真家専門家が、各自が持ってきた写真についてコメントをした。自分にとっては構図など基本的なことばかりで特に目新しいことはなかった。　次回は、寄港地が何回か続いたあとに開催することになった。あとで写真展を開催することになるだろうが、みんながそれまでにどれだけ上達しているかが楽しみではある。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/10

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ついに診療所に行く…(1/9)

その盛況ぶりに驚く　どうしても体調は良くなりそうもない。このままでは不安なので、12日のレ・ユニオン島の「小さな村々を訪ねて」というツアーはキャンセルしたし、1月15日のマダガスカル2日目の「アンドゥハエラ国立公園トレッキングツアー」も早々にキャンセルした。　そして、今日はついに診療所に行くことにした。話によるとインフルエンザで隔離されている人も出ているというから、これ以上悪化すると抵抗力が弱ってインフルエンザにもなりかねないと考えたからだ。　今日の午前中、全員を対象にした航路説明会が2回に分けて行われた。自分たちは遅い方の組だから、早い組の航路説明会の時間帯に4階の診療所に行ってみた。「船内診療室」(清潔な診療所では、白い船員の制服を着た女性看護師さんがてきぱきと仕事を進めていた)　待合室にはすでに3,4名の人が診療を待っている。自分が受付を済ませたら、次々と新しい患者さんが来て、ただですら5,6脚しかない椅子が足りなくなった。看護師さんは診察を終えた患者に薬を出し、その合間に次々にやってくる患者の受付をしている。　ジムに行って腕を痛めたという老人がいた。肘を支える三角巾が外国製で、看護士の彼女も使い方が判らないようで、電話で若い外国人の男性医官を呼んで2人で使い方を教えていた。　自分を診てくれたのは高齢のベテランの中国人医者だった。この診療所は看護婦1名、医者1名の体制で800人を越える乗客を受け持っている。　診断結果は喉風邪ということで、用心のために抗生物質を含め全部で5種類の薬を1週間分投与してくれた。診療代金は1万円を越えたが、船内で使うIDカードでの支払でクレジットカードから後日落ちる。この医療費は、帰国後領収書を添えて請求すれば海外旅行保険から出る。　今日の午後、9階の中央デッキでは夏祭り実行委員会の企画で、「行くぜ！南半90祭」と銘打った夏祭りが行われていたようだ。内容はかき氷早食い大会、コーラ早のみ選手権、洋上腕相撲などのほか、衣装コンテスト、成人式もあったようだ。　しかし、これらの時間帯は最近の常で、キャビンのベッドで横になっていたので全くどんな様子だったかわからない。船内新聞の予告欄を見て想像するばかりだ。　夕方午後7時すぎにデッキに出てみたが、今日も雲にかくれて日没は見られない。赤道付近は水蒸気の蒸発が激しいので、雲が多く水平線に沈む夕陽はなかなか見れそうにない。「今日の夕陽」(期待は抱かせるのだが、今からというころに必ず雲に隠れてしまう)　喉痛と咳が始まってから4日目になるが、今日から診療室からもらった薬を飲むので、少しずつよくなることを期待しよう。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/09

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今日もひたすら休養日…(1/8)

じっと我慢の日々　撮った写真の整理もしなければならないし、ブログの更新もたまっている。しかし、頭と身体がいうことをきかないからどうしようもない。今日のGETも2日連続欠席となる。「昼も夜もなく」(myキャビンは病室と化してしまった)　体力維持のために、今日からは食事だけはなんとか摂るようにしている。ただ、レストランまで歩いていくのもおっくうで、同席の人と話すのも面倒だからもっぱら聞き手にまわる。　話の様子では、結構体調を崩している人が多いようだ。これからモーリシャス、レ・ユニオン島と、太陽が真上から照らす暑いところに行こうというのに、風邪が流行っているとうのも不思議な感じだ。「今日正午の船の位置」(緯度は南緯8度59分、赤道からかなり南下している) アレルギー鼻炎の薬は持ってきたが、風邪薬を忘れたのは重大なミスだ。子どもの頃から特効薬は「クシャミ3回○○3錠」だったのに…。明日は船内の診療所に行ってみよう。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/08

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ひたすら休養日…(1/7)

ますます喉が痛くなる　昨日は船全体が「ゆったりデー」という名の休養日だった。自分個人にとっては今日もさらに休養日が続くことになった。体調は悪化している。　朝の楽器練習にも水彩画教室にも出ないで、ひたすらベッドに横になって過ごす。GETの授業は今日が4回目だったが欠席する。声を出そうとすると咳が出るから欠席も仕方ない。　喉が痛いうえに鼻水が止まらない、熱は微熱だからインフルエンザではないようだ。今日は朝食も昼食も食べず(昨夜から連続3食パス)にエネルギー補給ジェルでやり過ごす。「南インド洋の夕景」(18時30分、あいにく雲がかかっていて夕陽は見えなかった)　しばらく、じっと我慢で回復を待つしかないようだ。※ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/07

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赤道通過イベント…(1/6)

いよいよ南半球へ乗り出す　5番目の寄港地モルディブの2日間が終わり、今日は横浜出航から20日目。乗客もスタッフも疲れが出てくる頃ということで、今日はイベントがほとんどない「休養日」とされた。　昨日の潜水艦ツアーで喉を痛めたようで体調がかなり良くない。熱はないが喉の痛みと咳が出ていて風邪の初期症状のようだ。　船内の空調の温度差はたいへん大きい。ブロードウェイやスターライトなどの公共の場所はやたらに冷えすぎていて半袖では寒いくらいだ。キャビンもやや冷えすぎで、寝るときには長袖のパジャマが不可欠である。その反面廊下などや、当然だが天井のないデッキは暑い。　午後、モルディブで買ってきたマンゴーを食べる。2日たってやや黄色みが出てきた程度だったが味は濃厚でちょうど食べごろだった。「マンゴー」(市場で店員が計量器に乗せ、重々しく告げた値段はUSドルで5ドルだった)　ベトナム以来マンゴーやバナナは、日本の柿やミカンの実のようにごく普通に見られる。5ドルはかなり高いなと思ったが、観光客価格だったのだろう。現地価格がどれくらいなのか知りたかった。　今日は午後3時半から赤道通過のイベントがあった。シンガポールで北緯1度まで南下していたが、そこからモルディブは少し北に位置しているので、今日が赤道を通過の日なのだ。　後部デッキに持っている限り赤い色のシャツを着て集まろうということだった。自分は広島カープのTシャツを着て参加した。「赤道通過イベント」(ちょうど集合写真撮影となる頃にスコールが来て、参加者はずぶ濡れになった)　いくら気温が高い赤道直下のスコールとはいえ、ずぶ濡れになると体温が奪われて体調を崩しやすい。早々にキャビンにもどって熱いシャワーを浴びる。「赤道通過記念写真」(これでも乗客の4分の1程度だろう。自分は右側後方デッキにいたんだが識別できない)　夕方よりさらに喉が痛くなり食欲もない。ついに今航海で初めて夕食をバスする。↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/06

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モルディブ2日目…(1/5)

ヴェリンガドゥ(Veligandu)島と潜水艦で海中散歩　潜水艦で海中散歩は午後3時からのツアーだったので、午前中はビーチのある島に渡ってみることにした。まずテンダーボートでマーレ島に渡る。そして、昨日撮った写真を使った絵はがきをポストに投函する。「海賊対策」(海賊警戒地域にはいるので、船尾には有刺鉄線が張りめぐらされていた)　このマーレ島が、各島への定期フェリーの起点になっているようだ。一番近い島がヴェリンガドゥ(Veligandu)島だったので、そのフェリー乗り場までタクシーを使うことにした。こんな狭い島にタクシーがあるのも十分すぎるほど不思議なことだ。　少し回り道をしたなと思ったら、途中でおばさん2人をひろった。相乗りである。フェリー乗り場に着いたので適当に2ドル払おうとすると3ドルと言っているようなので3ドル払った。あとで知ったが、マーレのタクシーはどこまで走っても2ドルが基本だという。知らなかったばかりにボラれてしまった。　フェリー料金は往路は2人で2ドルだったが、帰りは同じように支払ったら現地通貨でおつりが返って来た。厳密に計算したらちゃんとおつりがあるのだ。しかし面倒だから、切り上げ計算しているのだろう。「ヴェリンガドゥ(Veligandu)島の浜辺」(この島にはマーレのような喧噪はない。住民島だが以外にも海はきれいだった)　いったんマーレ島に帰り、またタクシーで反対側のホテル街に行く。運転手はぶつかる瞬間を寸時に予測して、アクセル・ブレーキ・ハンドルを操作しているようだ。しかし、タクシーを使うということはかなりスリルに満ちたアトラクションであった。　ホテルのレストランで昼食を摂った。バイキング方式だったが結構良かった。冷房はもちろん効いていたし、お客が少なかったのでバイキングは一番乗りだった。スリランカ出身だというウェイターも愛嬌があってよかった。「ホテルでの昼食」(窓の下は相変わらずの雑踏ぶりであった)　支払いは2人分で昨日のレストランと同じ23ドルだった。フレッシュジュース込みだから、断然こちらが良かった。帰りしなに現地通貨の残りをテーブルに置いたら、一瞬かなり複雑な笑顔を見せてくれた。なにしろ1ドル未満だったから礼を言う気分にもならなかったろう。　3時から潜水艦ツアーに出かける。あんまり期待したほどでは無かった。120フィート(約40m)ほど潜水して珊瑚礁の様々な魚の泳ぐ様子や、ダイバーが潜って大きな魚たちにえさを与えるシーンを見せてくれたが、期待したほどではなかった。「潜水艦からの眺め」(ダイバーのえさを求めて集まってきた魚たち)　このときの潜水艦の中がエアコンが効きすぎていて乾燥がひどかったようだ。このあと喉を痛めて苦しい思いをすることになるとは、この時点ではまだわからなかった。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/05

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モルディブ1日目…(1/4)

超過密都市のウォーキングツアー　今日は「マレー・ウォーキングツアー」をとっていた。マーレは、わざわざ「ウォーキングツアー」といわなくてもバスを使うまでもないとても狭い島なのだ。人口が異常に多いから、「小さな島」というより「狭い島」といった方がふさわしい。　ツアー集合のアナウンスがあってから30分以上も待機させられた。その理由は高波のためテンダーボートに乗るのに時間がかかっているためだった。　9時30分ごろ、やっと我々の番になった。波に上下するテンダーボートに乗り移るのは、確かにちょっとしたテーマパークのアトラクションみたいでスリリングなものだった。「テンダーボートに乗り移る」(本船側、テンダーボート側に各2名ずつのスタッフの手を借りる)　10分ほどでマーレ島に着いた。小グループに分かれ市内の国立博物館やモスクや市場などを見て回った。一番の驚きは狭い道路を猛のスピードで走り抜けるバイクや車の数だった。「共和国広場の駐輪場」(芸術的というほど隙間無く駐車されたバイクの列)　モルディブというと真っ白い砂浜、どこまでも青い空と海というリゾートのイメージがだったが、それは無人島にあるリゾートホテルとプライベートビーチのことだった。自分が今日見たのは、超過密都市である首都マーレの姿だった。「イスラム教のモスク」(通りから外れたこのあたりだけは、かろうじて静かな雰囲気が残っていた)　12時過ぎツアーを離団し、ガイドの男性が案内してくれたレストランに入る。あいにく停電中でエアコンが稼働していない。汗をふきつつやっと出てきたスプライトで疲れを癒やす。(停電でフレッシュジュースも出来ないのだった)「ベジタブルカレー」(観光客価格にガイドへのリベートも入っていたろうが、ともかく食事にありついた)　2人分で23米ドル支払って北側の海に向かって歩く。とにかく歩き続ければ海に出るはずだった。後ろからぎりぎりの隙間を狙ってバイクや車が走ってくるから常に後ろに注意して歩かねばならない。ほど人々は何かにとりつかれたように走り回っている。「走る・はしる・ハシル」(狭い島、そんなに急いでどこへ行く。事故を目撃しなかったのが奇跡に思える)　できるだけ車やバイクが少なくて歩道のある道を歩いていたら海が見えてきた。右手の沖合いにオーシャンドリーム号が見えた。それからは、海岸沿いに時計回りに歩いて船着き場に戻った。今日は島を3分の1周ほど歩いただろう。　暑い中を歩いて少々くたびれたので、帰船リミットまではまだ十分余裕があったが、15時過ぎには船に戻ってきた。もう船内のキャビンが自分の家みたいな感覚である。早速シャワーを浴びて心地よい冷房の風にあたってベッドに横になる。　今日行ったマーレ島には自然海岸は全くなかった。明日の午前中は自由行動なので、白いビーチのある島に行ってみよう。　↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/04

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スリランカ島南方海上…(1/3)

モルディブ前夜　8時から9時30分までの楽器練習が終わって、そのまま同じ会場で開かれたモルディブの説明会を聞いた。　モルディブ共和国は約1200の島々と26の環礁からなる。面積は佐渡島の3分の1くらい、人口は33万8千人(2012年)、スリランカの南西約800kmのところにある群島国家である。　総人口の3分の1にあたる11万人が首都のあるマーレ島に住んでいる。マーレ島は東西2,5km、東西1,5km、面積2.5平方Kmの小さな島だから世界一超過密な島なのだという。　平均海抜は約2m。地球温暖化の影響で海面が上昇すれば、やがて国全体が海面下になる恐れがあるという。「まだ正月気分」(4階レストラン入口に飾られた鏡餅)　午後は2回目の自主企画の日である。予想通り新規参加者はなく、2名という一番少ないメンバーで一番お堅いことをやるという自主企画となった。それはそれでまたよいかなと思う。　水彩画教室に行く。今日も風景で、先生がグラデーションについてレクチャーしてくれた。理屈ではよく分かるが、先生のようにうまくごまかすテクニックがないのが残念だ。「水彩画教室」(まあ自分なりにやろうと思う。1時間はあっというまに終わる)　4クラスに分かれていても、1クラス30人以上いるから、自分も含めまだ先生から一度も指導を受けていない人が大半だ。自分はそれでもなんともないが、「先生は全然何も言ってくれない」と、ぶつぶつ言っている人もいる。　まあまあ、そう慌てないでいいさ。だいたい一言アドバスを受けたからといって、すぐ上手になるはずはないんだから。この船にはあまりにも貪欲な人が多すぎる。　↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/03

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スリランカ南方海上…(1/2)

冬は穏やかなインド洋　いつか本船の事務長が言っていたが、インド洋は夏は荒れるが冬は穏やかだという。今日はアンダマン海を抜けてインド洋に入ったはずだが、穏やかな日が続いている。　朝は楽器練習広場に行ったくらいで、特になにもなかった。午後は12時40分よりGETのレッスン。マイケル先生の発音にだいぶんなれたから、何を説明しようとしているかは大体判る。しかし問いに応答するために必要十分な単語力が自分に無いのが残念だ。　14時50分から「オーシャンドリーム号発、宇宙への旅」を聞く。今日は具体的な目に見える星の話ではなく、宇宙生成にさかのぼる悠久の宇宙への旅だった。話を聴いていて、天文学的な時空間とはこのことだと改めて思った。　夕食前には航路説明会。最初に事務長がこれまでの航路と今後の予定航路の話をするが、そのときにちょっとしたエピソードを話してくれる。今回は沖泊まりについての話だ。明後日の寄港地マーレには大きな桟橋がないから、船は沖泊まりで、乗客はテンダーボートで上陸する。そんなとき、本船はどのようにして沖泊まりするかという話だ。「把駐力」(小型船舶の免許とるときこんなこと習ったのだろうが、初めて聞いた言葉だ。　もちろん碇を降ろすのだが、実は碇をつないでいる鎖の長さに意味がある。本船の碇の鎖は2,75mで約88トンもあるという。碇が海底をかく力と鎖の重さがあいまって船をとめるのだ。この力を把駐力(はちゅうりょく)という。　今日もいい夕陽が見られそうだ。日没予定時刻ごろデッキに出てみると、今日も自然発生的に「夕陽鑑賞クラブ」ができている。「今日の夕陽」(今日は雲に隠れ、残念ながらきっぱりとした落日は見られなかった)　毎日この時刻にこうして夕陽を眺めている人もいるのだろう。自分の人生の黄昏を感じ、ちょっぴり感傷に浸りつつ…。↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/02

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2016年の幕開け…(1/1)

日常よりも濃いお正月気分　船内新聞に記載された日の出の予定時刻は7時10分だった。屋上デッキに上ったのは7時15分過ぎで自分が少し出遅れた。太陽は厚めの雲の向こうに隠れようとしていた。「2016年の初日の出」(天候は晴れでも､海の上の空には蒸発した海水でできた雲がいつも出ている)　9時から9階デッキで船長も参加して新春鏡開き・餅つきが行われた。餅つき希望者は臼の回りで順番を待っている。餅つきの要領がいいのはもちろんシニア世代の皆さんである。「餅つき大会」(「昔取った杵柄」とはまさにこのこと)「洋上の正月餅」(見物していただけだが、お裾分けをいただいた）　出来上がった餅は乗船者に振る舞われた。自分は「昔取った杵柄」発揮することもなく、ただ写真を撮り、食べるだけの人に徹した。餅を食べたあとは楽器練習広場に行ってメンバーで練習した。　8階のプロムナードで行われている麻雀をしばらく眺めていたらメンバーが抜けて、欠員補充で入ることになった。自分にとっては新年早々久しぶりの麻雀だ。メンバーには一癖ありそうな人はいなくて結構まっとうな麻雀だった。半荘を4回ほどやって、いつものように2着か3着といったところだった。今年の運勢もまああそんなところだろう。　夕食は重箱に見立てたホックスに入ったおせち料理だった。餅つきといいおせちといい、これで十分正月気分を味わうことができた。暑い中で晴れ着を着ている人もいる。気温30度近い赤道付近での正月はとても不思議な気分である。「今日のメニュー」(一通りの縁起物が入っている)　夜は7階ブロードウェイショールームで「新春隠し芸大会」が開催された。テレビでも最近はあっているのかどうかも知らないが、この企画はいやがおうでも正月気分を盛り上げてくれる。　出演者の中で一番観客にウケたのは「早送り1人ソーラン」の若者だった。結構体力の要る力業であるが、見ている者からしたらコミカルでもあって拍手喝采であった。　本日正午の船の位置は北緯5度33分、東経88度58分、水深3,955m、気温28度、海水温30度、次の寄港地モルディブのマーレめざして16,4ノットでインド洋を西航している。　本日の時差調整。日本との時差－２時間となる↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。にほんブログ村

2016/01/01

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