探査が続く海底油田~1年前の船旅の写真…(1/27)
各国が注目、サブサハラの海底油田 ナミブ砂漠は、南北約1,300km、東西50km~160kmで、世界で一番古い砂漠と言われる。何しろ南北に長い砂漠で、ナミビア共和国の海岸線のほとんどに砂漠が迫っている。「ツアーバスの軌跡」(車窓に広がっていたのは、一面砂と岩石のモノトーンの風景だった~google earthより) ナミビア共和国の産業は、ダイヤモンド、亜鉛、ウランなどの鉱業の他は牧畜ぐらいで、経済的には旧宗主国の南アフリカに依存している。しかし最近は海底油田の探査が始まっている。 サブサハラとはサハラ砂漠以南のアフリカ大陸のことである。近年各国の大小の石油資本はサブサハラの海底油田の探査に注目している。「沿岸を走るバスから見えたプラットフォーム」(2012年以降、ナミビア共和国には複数の企業が試掘に参入している) これまでの海底油田は比較的浅い大陸棚からの採掘だった。しかし、最近は水深300m以上の深海(大水深油田)が注目されている。コストはかかるが、原油価格が高どまりしているため参入する資本が相次いでいる。~JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)資料より「夜も明るい」(ナミビア、ウォルビスベイを出港後、夜も明るいプラットフォームの横を航行した) プラットフォームは海底の石油や天然ガスを採掘するための機械や労働者を収容する構造物である。これは、人間が作った移動する建造物としては最大級だと言われる。 これだけの大きな投資をしても採算がとれるということだろう。しかし、ふと立ち止まって考えれば、このようにして人類という生物は徐々に地球を食いつぶしてゆくのだろう。 ※(写真は2016年1月27日撮影)↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。にほんブログ村