|
カテゴリ:生命、生と死
正月明けての3連休は故郷、秋田へ帰っていた。
もともと帰省の予定は無かったのだが。
年を跨いで遡ることこと、数日。
12/30に祖母が急に亡くなった。
大晦日から正月三が日は葬儀ができない、ということで、調整の末、明けての7日が葬儀に。
こちらも急きょ調整、帰省を果たしたのである。
今回亡くなったのは、母方の祖母である。
父方の祖母とは私も18歳まで同居していたから、親しみ深かったものの、母方の祖母とは正味疎遠であった。
そのためか、血がつながっているとはいえ、その急な死に、それほど感慨が湧かなかった、というのが正直なところで。
それでも、故人との記憶をかき集めてみたものの。
幼い頃に母の実家に遊びに行って、世話になった、ということぐらいで、その細部、深い交流の痕跡はどうにも思い出せない。
私が大人になってからも、もちろん会うことはあったのだが。
何というか、自分を表す、ということが乏しい…得体が知れない、というのが祖母に対する率直な印象だった。
その死は、急ではあったが、享年97歳。
前日までデイサービスに通い、食事もしっかり摂り、至って元気だった、という。
しかし、30日の朝、自宅自室の床から起きてくることはなかった。
朝にはすでに息をひきとっていたそうだ。
まさに眠るが如く、である。
感慨は湧かなかったとはいえ、その死に様を伝え聞き、それは何とも天晴、大往生も大往生、と妙に感嘆、安堵した。
生ききった者に、安らかな死がある…という名言を知るが、まさにその体現だ。
晩年、病院にかかることも、クスリを飲むこともほとんどなかった、というから、いよいよ見事、と言うほかない。
現代において、病室で亡くなる場合が圧倒的に多く、自宅で亡くなる方が珍しい、と聞く。
おかげで、自宅で家族が亡くなった場合、事件性の調査に、ご苦労にも警察が入る、という世知辛さだ。
何かと、生命活動が窮屈に抑えられ、エネルギーが鬱滞しがち…速やかに生ききること、安らかに逝くことも難しくなっているのでは、と懸念される世にあって。
祖母の死に様は、夜空に輝く星の光の如く、今生ける生命を見守り、鼓舞する…妙な話、ある種の希望すら湛えていたように思えてならない。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日13:30〜15:30 @宇部市常盤ふれあいセンター
お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.10 10:20:13
コメント(0) | コメントを書く |