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2006.07.22
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カテゴリ:カテゴリ未分類

親が子どもにアドバイスや説教を垂れることは、ある程度の世代の人には多々あること。
まあ、豚に念仏であまり真剣には聞いていないのはしょうがないんですが。

やはり子どもは、10代の時は20代の心構え、20代の時は30代になってからの自
分を想像して、30代の時は40代での責任感の自覚、いわゆる「もう大人なんだから
」である。40代の時は50代の人生で一番の山場としての社会の中での立場を考える。
もうこの年になれば自分だけのことではなく、社会に何が出来るかを実践しないといけ
ない歳であるっていうこと。

50代への説教は、この年代でいうと親も70~80歳。とても子どもに説教を垂れる
元気はありません。
その分、50代の子どもは親世代の先人の見識を学び取る努力をしなければならない。

ましては60代になったら当たり前のこと。
「もう立派な大いなる中年なんだから」。

その立派な64歳にもなっている小泉純一郎氏、今週の日経新聞の昭和天皇靖国神社問
題に関しての、発言はすごいですね。

昭和天皇のメモの内容について、「自らの参拝には影響しない」「これは心の問題です
から、行ってもいいし、行かなくてもいいし、誰でも自由ですね」「陛下におかれても
様々な思いがおありだったと思う」ですよ。
長屋の熊さんのコメントじゃありませんよ。

文化勲章などを授与するときに、天皇陛下から賞状をいったん受け取り、受賞者に授与
する関係の象徴天皇と一国の最高責任者首相との関係が「行ってもいいし、行かなくて
もいいし、誰でも自由ですね」とデズニーランドへ行こうって話じゃないんだから。

たぶん、小泉氏ではこの戦争、戦後の総体的な総括が出来ないないんじゃないかと思う。

昭和天皇のメモの中での松岡外相や白鳥イタリア大使などの一部の政治家や軍部がアメ
リカ等の連合国との外交交渉をないがしろにして、日独伊三国連盟を結び和平交渉を決
定的に壊した。という思いがあったように感じる。

今回の戦争責任は、開戦に伴う責任、戦争遂行上の作戦失敗の責任、敗戦に至る終戦交
渉の責任と3つある。

この内2番目の遂行上の作戦に関しては内外からそう責任を問われることではないよう
に思いますが、開戦の責任と、戦争末期にどのように被害を押さえながら終戦交渉をす
るかの2点に関しては、大いに責任の所在を追求しなければならないと思う。

僕としてはこの2点の責任を負うべき人を上げるすれば東条英機首相につきますね。

敗戦の色濃くなってきた昭和19年から昭和20年にかけての終戦交渉の稚拙さによっ
て、東京大空襲や日本各地の主要都市への爆撃、広島・長崎への原爆投下。陸海軍の作
戦による南太平洋での一方的な作戦被害などなど。

もっと早い時期に和平の明確な戦略があれば、たぶん全戦争被害者の内の3分の1以上
は死ななくても良かったのではないのかな。

これは、凄まじいばかりのミスの連続でもあったわけです。

この間、時の政府や軍部は、「1億玉砕」、戦陣訓で「生きて虜囚の辱を受けず、死
して罪禍の汚名を残すこと勿れ」といって、多くの兵士には玉砕、自爆特攻、自決
を強要しながら、一部の上級将校たちは、生き残っちゃいました。

東条さん、一応は「どうしよう?」と考えたんでしょうね。

この東条さん、(ちゃんとした?)軍人さんですから、しっかりと軍刀と拳銃は
携帯しているはず。陛下から賜った恩賜の軍刀と拳銃がですね。
軍の制式拳銃ですからたぶん8ミリ口径の南部14式を持っていたと思うんです
が、実際にはこの拳銃ではない他の拳銃で自決を図った。

1説によると22口径のピストルをしようしたとありますが、この22口径という
と、アメリカではキャンピンググッズの中の必需品の蛇とかを撃つためのおもちゃ
ガン。射撃練習のためのスポーツガンとしても使用されますが、たぶんブローニン
グの22口径ピストルと云われているので、いわゆる婦女子の護身用ピストルです
ね。

そんな拳銃をどこから探してきて自決に使おうかと思ったんでしょうね、帝国軍人
の範となるべく戦陣訓をつくった国の最高司令官のその人が。

またこの日が無条件降伏の8月15日から1ヶ月近くもたってからの9月10日の
事というんですからますます悲しくなっちゃいます。

そのような経緯があった人物を、連合軍がA級戦犯としたからではなく、日本のけじ
めとしてどのように処するかを考えないといけんと思うよ。

小泉純一郎が今年の8月15日に靖国神社へ行くのか、行かないのか。
日にちをずらすのか。

まあ、本当のプライドとはなにかを、先人から学ぶ必要があるんじゃないでしょうか。

願うのは、「変人」から「賢人」へ、ちゃんと世界の趨勢に対応できる人に次期総理
大臣になって欲しい。

つっぱり「安部ちゃん」でもだめだし、漫画の「麻生ちゃん」でもあかんし。「谷や
ん」は目だたんし、「康三クン」は老けちゃたし。

どうにかならんかなあ。

しかし、土曜日にブログを書こうとすると時間がある程度あるんでついつい長文にな
ってしまいました。





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Last updated  2006.07.22 12:50:44
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匿名。@ Re:福岡デザイン専門学校の卒業制作展のごあんない(02/06) コメントが少ないようだが 都合の悪いコメ…
Kimiko@ Re:デンマーク北欧マンス(10/22) ポスター展行きました。感動しました。 …
春うらら@ Re:1)ダーウィンという概念(02/12) 当たり前になっているダーウインの名だが…
kwhats@ Re:転倒の顛末(12/14) 気をつけてくださいね。 まだまだ長生き…
模索のひと@ Re:寄り道の楽しみ(04/23) 人生の醍醐味は、寄り道にある

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