カテゴリ:過払請求
新潟県K市からSさん精算のため来所。
当事務所は精算の場合、ご指定口座への振込み、そして精算書を郵 送させて頂いている。 しかし、人には、家族には内緒等、様々な事情がある。 そんな一人であるKさんも、2時間かけて来所された。 受任したのは今年7月下旬、6社のうち、A社だけが約200万円の残 債があったが、あとは完済していた。本人はA社の債務がなくなればと 思っていたらしく、何百万の過払金には驚いていた。
私 「これで全部終わりましたよ」 Kさん 「こんなに返ってくるとは、思っていませんでしたよ!!」 私 「長いこと真面目に払っていたからですよ」 「それに、過去の完済分も一連で計算してもらいましたから」 Kさん 「ありがとうございました」 私 「ところで、今回の件、奥さんに内緒でしたよね?」 Kさん 「はい、知りません」 私 「いいですね、小遣いができて・・」 Kさん 「そんなことはないですよ、 「この15年間、小遣いの全てを返済に回してきたんですから」 私 「そうですか、貯金をしてたということですね」 「でも、利息の18%は払ったわけですから、 借金は馬鹿らしいですよ?」 Kさん 「そうですね」
過払金は依頼者の大切なお金、使い道まで詮索するのは余計のお 世話のようだった。 最近、家族に、夫に、妻に内緒でとの依頼が多い。 「書類の郵送をしない」「事務所名の入らない無地の封筒を使用」等、 できるだけ要望にお答えしている。 しかし、破産や、個人再生、それに債務が多量に残る場合は、 生計を一緒にしている家族には打ち明けることをお薦めしている。 相手の協力、理解がなければ、再生、再出発は難しいからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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