司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

　信販系は開示が遅い、２ヶ月、３ヶ月かかることは珍しくない。

その分、過払い金の返還は、何の抵抗もなく満額（元金）以上は返して

くれる。　しかし、ライフは担当者にもよるが対応が良くない。

以前ブログでも紹介したが、安易な減額に妥協しないで訴訟攻撃をか

けている。

　そのライフから電話あり。

ライフ　「Ｓ子さんの訴状をいただいたんですが？」

　　　　　「訴外の和解お願いできませんかね？」

　私　　「よろしいですよ、条件さえあえば」

　　　　　「こちらも、好き好んで訴訟をしているわけではありませんよ」

ライフ　「元金満額でいかがですか？」

　私　　「駄目です、」

　　　　　「その条件で和解できなかったから訴訟をしたんですよ」

　　　　　「訴訟には費用も時間もかかっています」

ライフ　「そうですか？」

　私　　「利息込みの請求額５６８，３１２円でお願いします」

ライフ　「それでは和解になりませんよ」

　　　　　「端数を切って５６万円でお願いしますよ」

　私　　　「駄目ですね」

ライフ　　「会社が大変なんですよ」

　私　　　「大変なのはＳ子さんも同じなんですよ」

　　　　　「そんな和解したら怒られてしまいますよ」

　　　　暫く攻守戦　暫くして

　私　　「特別に３１２円は減額しましょう」

　　　　　「５６８，０００円で結構ですから直ぐ返してください」

ライフ　　「わかりました、返還期日は・・・・」

　Ｓ子さんの住所地、取扱店は九州、ライフの本社は横浜、

九州まで行くわけにはいかないので、横浜の裁判所を管轄にした。

　その横浜にも出廷せず無事和解になった。

訴訟になっても減額を要求してくる金融業者、払うべきお金は、

ごねないで直ぐ払って貰いたいものだ。

相手も気持ちもわからないでもないが・・・

「追記」

　１月２９日紹介させていただいた、小額（決して小額でなない）のため

全額免除を要求してきたワイド、　本日、ほぼ満額返還で和解になりま

した。小額でも決して妥協しない事務所の方針がわかって

いただけたようです。

応援ありがとうございました。