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Wさん夫婦、悲痛の面持ちで来所。 「破産できますか?」と最初に電話を頂いたのは2、3日前である。 最初から破産希望の相談は珍しい、また要注意である。
私 書いていただいた債権一覧表を見ながら 「5社で400万ですか、たいしたことありませんよ?」 W子さん 「そうですか?」 少しは安心したようだ。 私 「取引き期間が長いのもありますから大幅な減額になりますよ」 「1ヵ月の支払い限度額は?」 W子さん ご主人の顔をみながら 「10万円ぐらいなら・・・」 私 「そんなに必要はありませんね」 「残った額が250万円としても36回払いで7万円ぐらいですから」 W子さん 「それくらいなら大丈夫です」 私 「無理することはありませんよ、0社やN社は48回、60回も認めてくれますか ら」 Wさん それまで神妙に話を聞いていたWさん、突然口を開く 「破産しなくて大丈夫なんですね!!」
ようやご主人にも笑みがこぼれた。 このご夫婦は債務を整理する方法は自己破産しかないと思っていたようだ。 ご主人は職人で収入が不安定、奥さんが主人名義のカードを回して、その場 凌ぎをしていたが最後は自転車操業になって急激に借金が増えてしまった。借金の怖さ を知ったご夫婦、二人で力を合わせていけば、再生も間違いないだろう。
追記 信販会社のライフが過払い返還金70%の方針を打ち出してきたようだ。 親会社アイフルの方針を見習ったのか? 先日もシンキも7割返還の方針を 伝えてきた。このような会社は、銀行借り入れ金や、ガソリン代等諸経費も 何かと理由を付けて7割支払いを提案しているのだろうか?そうとは思えない。 過払い金は全額払うべきお金ではないと思っているのだろうか? 許せることではない。
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Last updated
2008.09.02 09:15:21
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