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非常識な裁判官 完結編?! 当ブログで何度かお伝えした「非常識な裁判官」のその後をお知らせします。 今回の記事も、所長に代わって司法書士・伊藤が担当します。
今回が期日4回目。前回期日では、こちらが結審を求めるも、 こちらと業者側との和解が整わないとみるや、 「被告の答弁書に対する原告の反論がない!」と3回目の期日で突然言い出して、 続行されてしまいました。
何の争点もない案件、こちらの主張は訴状に書いたとおりで十分。 被告である業者の反論もあらかじめ想定した上で主張しているから、想定の範囲内で相 手が何を言ってこようが追加の主張は必要ありませんでした。
しかし、前回期日で裁判官が「反論の書面を出しなさい!」と言われたもので、仕方なく、 訴状に書いた主張を改めて繰り返し強調した内容の準備書面を提出して、今回の期日に 臨みます。 そして4回目の期日当日、今日ばかりはいよいよ例の裁判官も結審するしかないか?
まずは原告・被告双方の準備書面を陳述。続いて裁判官が口にしたのは...。 「被告は今回、和解案は持ってきてるの?」 とまた和解の話。前回までで、すでに和解は決裂しているのだが...。
金融業者 「今回、私が申し上げられるのは○万円までです」 (やはり、こちらの主張と○○万円も開きがある!) 私 「申し訳ありませんが、その額では和解できません」 (いよいよ結審か...)と裁判官の言葉を待ちますが、 裁判官 「和解なんだから過払い金の元金を基準に考えなければいけませんよ。 5%の利息まで満額取ろうなんていうのは...」 「原告本人に代理人の意思を押し付けちゃいけませんよ」 と難癖をつけてくる。言いがかりもいいところです。 前回のブログでもお伝えしたとおり、こちらはあくまで本件の依頼者本人の希望に沿って 主張しているのですから。 私 「こちらはあくまで原告本人の希望額を主張しています。 何も私の考えを本人に強要しているわけではありません!」 ここまで言い切るとさすがに裁判官ももうあきらめたのか、 裁判官 「わかりました。弁論終結します。○月○日○時○分判決!」
ついに終結! いろいろあったが、これでやっと終わったか...、と思ったものの、 この裁判官、終結するにしても一言言わないと気が済まないようで、 「代理人の意志を本人に押し付けて、倫理違反で司法書士会で問題になるなんてことは ないだろうね」 と、またもや無用のご親切。 (理由なく不利な和解を押し付ける裁判官こそ、倫理に反するのでは? あなたの言葉、そっくりお返しします!)
内心あきれながらも法廷を後にしました。判決は1ヶ月後! 心して待ちたいと思います。 マイサイト過払い請求・債務整理の手引き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.15 15:38:50
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