賢いボーダーコリーに感心
一方通行一車線の両側に整備された歩道で10メーター位前を中型犬を連れた初老の男性が歩いていました。たぶんボーダーコリーだと思いますがご主人に歩調を合わせています。すると車道を挟んだ反対側の歩道からけたたましい犬の鳴き声が聞こえてきました。見るとアプリコット色の小型プードルがリードを引っ張って前足を振り上げて、威嚇しているんです。プードルの飼い主はリードを引っ張りながら相手の飼い主に挨拶するでもなくプードルをなだめるでもなく、引っ張ってそのまま歩いて行ってしまいましたが、けたたましい鳴き声はしばらく続きました。突然威嚇されたボーダーコリーのほうですが一瞬、そちらの方を見て身構えたものの、一言も吠えることなく、相手が吠えるばかりのプードルだというのを見て優しい雰囲気で威嚇を見つめ、プードルが行ってしまうと、一瞬ご主人を見上げ、軽くバフッと、声を立てずにご主人に合図してまた一緒に歩き出しました。とっても賢くてマナーが良いワンちゃんだなあ、偉いなあ、ご主人も幸せだなあって思いました。ご主人も慌てずに黙ってその場に立っていたので相棒のワンちゃんが賢い子だとよくわかっているし、躾けもしっかりしているのだと思います。賢い立派なワンちゃんに学びました。今調べてみたら、ボーダーコリーって犬の中でも突出して賢くて思慮深く、観察力が優れているそうです。なるほどその通りだったと思いました。でも運動量が多いので散歩が大変なんだそうですが、お年を召した長年の相棒のワンちゃんだったのか、ご主人に合わせていたのかで、ゆっくり歩いていました。