パトリック・チャンの神演技に思う。
録画した大会の演技ばかり観ているこの頃。ここ数日は、パトリック・チャンと小塚選手の演技ばかり観てしまっています。チャンのワールドSPの演技は、本当に何度見返しても素晴らしい。見返す度にはぁ~・・とため息ばかり出てしまう。神演技って、正にこういう演技のことを言うのでしょうね。「テイクファイブ」、このプログラムはチャンの良さを引き出すことの出来る本当に素晴らしいプログラムだわ。コミカルでコメディータッチな感じはチャンにぴったり。ワールドではジャンプが決まったこともあってか後半本当に素でノリノリだったよね。フリップ決まった直後の笑顔が何とも微笑ましいし、観ているこっちまで楽しくなってくるよ。ストレートラインステップでのあの片足ステップにはもう本当に惚れ惚れさせられるし(何なんだあの伸びようは!)、もう非の打ち所が無さ過ぎてビックリしてしまう。こんな神演技をワールド初制覇の懸かった試合で出来るなんてね~。今回彼のSPの点数に関しては、ちょっと高過ぎるんじゃ?順位には納得だけど、という意見もネット上では眼にしたけれど、あの点数のどこが高過ぎるって言うんだろう?私的にはもう少し点が伸びてもいいとさえ思うくらいなんだけど。だってさ~、あの超絶スケーティングですよ。あの神業のようなスケーティングに4回転含めてジャンプも完璧、本人の演技もノリノリ、もうあれ以上望めない、ってくらいのレベルの演技だったじゃないですか(けど確かスピンは一つレベル3だったような気がする)。あの演技に高得点を付けずして何に付けると言うのだろう。チャンのエキシビションプログラムもほんといい!こちらも「テイクファイブ」と同系統の、コミカルでユーモラスなプログラム。こういうのが彼には本当に良く合うんだな~。お茶目でノリノリのチャンがほんと可愛い。チャンと小塚選手って、似たタイプのスケーターだと思ってたけど、こういう茶目っ気たっぷりな演技は小塚選手には似合わない、って言うか出来そうにないな~。いや、別にして欲しいとも思わないけど。チャンの陽気で明る過ぎるくらいのキャラにこのプログラムはピッタリだ。彼のスケーティングの妙味も存分に味わうことが出来るしね。それにしても、だ。最初4回転を3回、なんて聞いた時には信じられないような気がしたものなのに、実際ワールドでも「あっさり」決めちゃったよね。あまりにあっさり決めてくれたものだから、なんかそんなに凄いことでもなさそうに思えてくるというのが彼の凄いところだ。小塚選手のように、シーズン通してなかなかクリーンには決まらなくて(認定はされていても)最後の最後でやっと決まった!とかだと素直に凄い!って思えるのに、チャンのやり方は凄すぎて逆にその凄さが実感出来ないというか何と言うか。この分だと本当に4Fとか4Lz近いうちに物にしちゃいそうで怖い(けど3Aは頑張ってね・笑)。彼を見てると思う。やっぱ「天才」っているんだわ・・ってね。