燃える闘志の羽生結弦。
羽生選手、ステップはまだアレだけど、なんて書いちゃってご免なさい。見返してみたらステップも普通に良かったです。レベル3獲れてるし、コリオステップでもそこそこ加点貰えてるし。ショートでのストレートラインステップなんて、足元は勿論、身体全体を使った気迫漲る表現が素晴らしいし。なんでステップはアレなんて書いちゃったんだろうな?ジャンプ、スピンが素晴らしいのでそれらに比べたらまだちょっとアレかな?みたいな先入観が私の中に在ったのだろう、と思われます。あとフリーでの後半スタミナ切れの印象が強かったので・・あ~、いずれにせよ羽生選手ほんとご免なさい!しかし主に4大陸での演技を観てるんだけど、羽生選手のメラメラ燃えるような熱く強い表現の仕方は好きだなぁ。チャンだったり小塚選手だったり、表現面においては淡白なスタイルの選手が好きで、彼らの演技ばかり観ていたから余計に感じるのかも知れないけど、羽生選手の「どや!」って感じの表現の仕方、なんかかなりツボです。可愛らしい中性的な雰囲気のする外見とのギャップが堪らないのかも知れませんね~。あの強い眼差しは凄く魅力的だよ。これからもずっと失わないで持ち続けて行って貰いたいです。羽生選手最大の「武器」になる可能性も大だと思います。ところで羽生選手見てると、私はキム・ヨナを想起してしまうんだよね。彼女がシニアデビューした年も、何てまぁ、16才でこんな表現の出来る子がいるなんて!と感嘆したものだったけど、あの当時キム・ヨナに感じたような思いを私は今羽生選手にも感じてるんだよね。16歳のヨナは、まるで妖精のように繊細な表現の出来る選手だった。月日が流れていつしか彼女は、もの凄く「強い」表現の出来る選手になった。繊細さの上に、「強さ」の仮面を付けて滑れるようになった。その強さは凄まじいもので、もともとの繊細さが霞んで見えなくなってしまうくらいのレベルに達してしまったけれど、でもそこかしこに、その「痕跡」は見ることが出来ると思う。そんな今のヨナに、私は不思議な魅力を感じているのだけれど。羽生選手は、かつてのヨナの魅力だった繊細さと、今の彼女の魅力である憎らしいまでの強さとふてぶてしさとを、既に両方兼ね備えてるように見える。ヨナとは逆で、強さの上に「繊細さ」の仮面を付けてる、ように思えるけどね。ベースはあくまで強さ、猛々しさ。燃えるような闘志。自分だけの世界を創り出すことが出来るというのも大きい。羽生選手のこれからに期待!