ジャパンオープンの感想その一。
いよいよ今シーズンが開幕!昨夜はジャパンオープンのテレビ放送を楽しませて貰いました。思えば、もう一年が過ぎ去ってしまったのか・・と何とも感慨深いです。昨年のこの大会では真央ちゃんの演技のあまりの酷さ(わ~、ごめんなさい!)に、正直呆然となってしまったのを思い出します。ジャンプを始め、全ての要素を一から見直すということは、こんなにも厳しく、大変なことなのか、ということを、まざまざと実感させられた大会でした。更にその前の大会では「鐘」の初お披露目でしたよね。あ~、本当に月日の経つのは早いものです。今年は真央ちゃんは見られないけれど、それでも世界トップクラスの選手の出場、新FPを披露してくれるとあって、本当に楽しみにしていました。先ず、何といってもパトリック・チャン選手。「アランフェス協奏曲」凄~く良かったです!哀愁の漂うあの音楽、意外にも?チャンに合っていて素敵だと思いました。スケーティングは相変わらず「神」レベル(笑)。本当に見惚れるばかりです。一歩滑り出しただけで明らかに他の選手とは違うんですよね。あの滑らかさって、本当に一体なんなんだろう?エッジが氷に触れている気がしないというか。実際には凄いディープエッジなんですけどね。本当に神業レベルとしか言いようのないスケーティング。滑りを見ているだけで幸せな、何とも言えない心地よい気分になってしまいます。ジャンプなんて別にど~だっていい!って、ほんと思ってしまいます。とは言えジャンプもこの時期にしてはなかなか良かったのではないでしょうか?最初の4回転は転倒しちゃいましたけど、あれ多分回り切ってますよね?すみません、プロトコル見てないで書いてるもので詳細は分かってないんです・・次の4-3はちゃんと決めてきたのが凄いと思います(流れはあまり無かったし素晴らしい4-3!という訳には行かなかったですけど、とにかく決めてくるというのが凄い)。4Tはかなり安定して決められるということですよね、これは本当に凄い武器を彼は手に入れましたよね。3Aは相変わらず不安ですが(笑)。珍しく?ルッツで転倒してしまいましたが、まぁこれは心配ないでしょうし(しかし相変わらず凄く難しそうな入り方・・)。なんだかこれも凄いプログラムになりそうです。159点台でしたっけ?初戦(と一応言ってもいいですよね?)でミスありでもこの点数。この調子で行けば200点出すのも決して夢ではないと思ってしまいます。これからが本当に楽しみです。そして同じく楽しみだったのが小塚選手。「風の谷のナウシカ」ってどんなよ?って興味津々だったのですが。う~ん、これは「まだ」分からないかな?と思いました。スケーティングには相変わらず惚れ惚れさせられるのですが、それはいつものことだし。「風の谷の~」なんて聞くと、凄く壮大な物語をイメージしてしまうのですがそういう感じは受けなかったなぁ。壮大なスケーティングで魅せてくれるプログラムかと思っていたのですがそういう感じではなく、むしろ繊細?丁寧に感情を込めて演じようとしているのは伝わって来ましたけど、それ以上でも以下でもない、と言うか。多分、観ている内に徐々にその魅力が伝わってくる、分かってくるというタイプのプログラムなんでしょうね。そういう意味では、これからの進化が大いに期待出来る楽しみなプログラムではあります。小塚選手の今シーズンも本当に楽しみです。あと、鈴木選手が素晴らしかったですね!華やかな「こうもり」の音楽と本当に一体となった、素晴らしい演技でした。鈴木選手も凄いスケーティング技術の持主ですよね。あのエッジの深さとスピード。魅せ方も凄く上手くて嵌ると凄い演技を見せてくれる。日本の女子選手の中では私は真央ちゃんに次いで好きな選手です。シズニーもこの夏初めて生で見てその美しさにすっかり心を奪われてしまった選手なんですけど、なぜ昨日は昨シーズンのSPと同じ衣装だったんだろう?あの衣装のせいでなんか違和感が・・新しい衣装を纏っての彼女の演技が早く見たいです。