ある蕎麦屋の庭物語

お昼の三時間ばかり晴れただけだった。
蒸し暑く、最高気温は３３℃弱。
梅雨が明ければ３７℃近くまで上がることも珍しくない所なのに、３３℃でもうへろへろだ。
何で自分はこうなんだろう。日々の雑事に追われていざ時間が空いても休みたいとしか思えない。

明日は病院だ。
先月からいろいろあったので、説明しないといけないのだろうけど言葉がまとまらない。
頭の中で文字が意味をなさずに無秩序に絡まっている。
自分がその時どう思ったか、どう感じたのか、それすらもわからなくなる。
思い出そうとしても文字がひっかかって言葉にならない。
言葉にならないと意味がわからないし、伝わらない。
相手が先生だと状況を理解しようとしてくれるので、まだ焦らずに組み立てることができるかもしれない。
相手が普通の人だったら・・？
自分の意見もはっきり言えない人、と思われることになるのだろう。優柔不断なのね、とも。
本当は違うのにな。
今たまたまそういう状況なだけなんです、と説明したところで誰が信じるだろう。
逃げ口上と言われるのではなかろうか。決して理解してほしいわけではないのだ。
自分の気持ちがうまく言えずもどかしい思いがあるだけで。



入り口横の花壇。
クレロデンドロム・ウガンテンセ。ブルーエルフィン、ブルーウィングという流通名も。
コキアが後ろから迫ってきている。西日を避けてくれているのでありがたい。
もっと大きくなるのかなと思っていたけど、まだまだこれからなのかな？
この濃淡のある青に惚れる。