カテゴリ:青春時代「アメリカンシネマ」
今日は“番外編”で「幸福の条件」
何で番外編なのかと言うと、93年製作で、若い頃観た映画ではないからです。 しかも、ラジー賞(その年の最悪の映画に捧げられる賞)の作品賞と、脚本賞を受賞してしまったと言う駄作。 “年令差のある恋愛”を考えていたらふと思いついた作品です。 主演のロバート・レッドフォード55歳、デミ・ムーア30歳。 25歳差です。 でも、この二人純粋に恋愛するわけではありません。 レッドフォードは「華麗なるギャツビー」で最愛の人を金持ちに奪われてしまいました。 これを僕は『金色夜叉』の続きの話と書きましたが、本作品のレッド・フォードは金の力で人妻を奪う方の役。 100万ドルでデミ・ムーアを買ってしまいます。 「幸福の条件」と邦題はきれいにしてますが、原題は「Indesent Proporsal(下品な提案)」 “愛は金で買えるか?”ってこの設定が不愉快なのかもしれません。 もちろん買えるんだけど、それを言っちゃあおしまいよ、って感じで。 僕はとにかくレッドフォード好きなので、いけいけってモンですが、世間の倫理観はやはりそれを許しません。 ダメ夫のウデイ・ハレルソンに同情を集めようとしますが、大金持ちのレッドフォードに対抗できる男がいると思いますか。 これがジャック・ニコルソンだったら、こんな卑劣なヒヒおやじ許せんってことになりますが、とにかくレッドフォードなんですね。 あの気の強いデミ・ムーアが陥落してもむべなるかな。 また、この頃のデミの美しかったこと。 ちっちゃィこ好きの僕には、胃がもたれるぐらいの美しさです。 ジョディ・フォスターには務まりません。 また、夫の前ではダサかった妻が、レッドフォードに磨かれるとどんどんきれいになってしまうんですね。 このシャッフルのどこが悪いの?って思います。 夫も100万ドル貰えるし。 そこを無理やり捻じ曲げて『Have I ever told you,I love you?』などと言わせているから評判悪いんですよ。 ここはやはり、女房を盗られたダメ夫が、一念発起成功して取り戻しに行く話しにしなくちゃ。 主演は、ブラッド・ピットで。 100万ドルで僕の女房買ってくれるっていう酔狂な金持ちいたら、ほいほい乗っちゃいますけどね。 100万円だっていい。 100円でも… 所詮映画は、夢物語です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月26日 06時05分27秒
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