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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年11月02日
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さて「ローマの休日」

解説はまったくいらないほどの有名作(いつも解説はあまりしてませんが)

53年作なので、僕の範疇では“古典”

世界の恋人オードリー・ヘップバーンのアメリカデビュー作です。

オードリーは男性にも女性にも好かれた女優で、人間的にも尊敬できる素晴らしい人でした。

同時期のスター、マリリン・モンローと比べても、その美しさ可愛らしさは作為的なものでなく、神から与えられたものと言えます。

モンローはかなり作ってるのが見え見えでしょ。

女が男に媚を売る、それはそれで男としては一向に構わないのですが、尊敬できるかどうかは別です。

そんな高貴漂うオードリーにピッタリの役がこのアン王女です。

ところがこの作品は、もともとエリザベス・テーラーとケーリー・グラントのための企画だったのでびっくり。

リズがアン王女ならケーリーは家来の執事としてこき使われることになるだろうな(ケーリーすでに50歳になんなんとするころだから)

たぶん凄く同情すると思う。

それが一転、監督のウイリアム・ワイラーがオードリーを発掘して起用することになるわけですけど、幸運でした。

ケーリー・グラントも結局断り、グレゴリー・ペックが起用されます。

これも凄く幸運でした。

あの『真実の口』のシーンは(うそつきが口に手を入れると噛み付かれるという伝説から、グレゴリーが袖を長くして手を食いちぎられた振りをして、アン王女を驚かすという例のところ)、グレゴリーのアドリブだったそうです。

緊張していたオードリーを和ませるために仕組んだもので、あのオードリーの驚いた顔は本物です。

映画は段取りで作るものだから、ああいうシーンは欲しいけどなかなか難しいんですよね。

よくぞやったという感じです。

これですっかりオードリーも溶け込み、快調な撮影になったことはいうまでも無いでしょう。

そして、ラストシーンですが、初めの企画ではアン王女と新聞記者のジョーが結婚することになっていました。

とんでもないことです。

結婚=ハッピーエンドと決め付けることが大間違い。

こんな素敵な想い出は、想い出として大切にしまっておくのが一番いいことです。

時々出しては磨きをかけ、うっとりするのが幸せです。

絶対そうです。

どろどろになるまで踏み込まないのが、宝物を壊さない鉄則。

この二人にどんな運命が訪れても、この想い出はいつまでも輝き続けると思いませんか?

素敵な想い出があれば、それだけで生きてきた価値がある…

だから、ひとり去ってゆくグレゴリーに拍手。







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最終更新日  2010年09月08日 09時35分04秒
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