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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年11月10日
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アメリカ映画じゃない!

だから入れる予定はなかったんだけど、「ウエスト・サイド物語」でジョージ・チャキリスのことを書いたら思い出してしまいました。

僕の“恋愛観”に色濃く影響を与えた作品です。

といっても、初めて見たのは高校1年の秋、“恋愛観”などあろうはずもございません。

恋愛の奥深さ、駆け引きなどを知るのはもっと大人になってから。

純粋に、人を好きになった時のけじめのつけ方、覚悟というものを知りました。

いや、それも大人になってからの後知恵だな。

どちらかというと、“何で?”という印象だったかもしれない。

とにかく、クラウデイア・カルデイナーレ演じるマーラの選択は重く、恋愛は“人生の一部”なんてモンではないと思い知るわけです。

簡単にネタバレしますと、マーラとブーベ(ジョージ・チャキリス)は婚約者です。

見ての通り美男美女ですので、お互い深いところを知らず恋愛関係に入りました。

ところが、ブーベはレジスタンスで(第2次大戦時の話です)、ファシストの署長殺しの罪で追われる身になります。

そして、ユーゴスラビアに逃亡します、マーラを置いて(ここはイタリアです)

そのまま数年音信不通になり、その間にマーラの前にステファノという青年が現れます。

ステファノ君はブーベのようにかっこよくは無いのですが、真面目で経済力もあり(ブーベはどん底の貧乏人です)心からマーラを愛しています。

このままステファノと結婚すれば、マーラは幸せな人生を送れるでしょう(マーラは飛び切りの美人ではありますが、何の取り柄もない頭の軽い娘ですから)

幸せに手が掛かった所で、なんとブーベが捕まって送還されるという連絡が入ります。

マーラは証人として裁判所に出廷し、ブーベと再会を果たします。

マーラの弁護もむなしく、ブーベの判決は懲役14年…

さあ、あなたならどうする?

「カサブランカ」では、エルザは“元彼”のリックを置いて、“今彼”と旅立っていきました。

それは、リックの決断でもあったのですが、ブーベははっきりしません。

ブーベは終始煮え切らない態度です。

チャキリスで思い出した映画ですが、本作品のチャキリスは踊りもなければ演技も下手でちっとも魅力がない。

何でこの作品に引っ張り出したのか解らない(見た目だけ?)

この作品の命運はすべてマーラの選択で決まります。

そして、彼女はこの懲役14年のブーベを採ります。

映画のラストは刑期の真ん中の7年目に、刑務所へ面会に行くマーラとステファノがばったり駅で会うところ。

マーラは成長していました。

高1の僕はどう思ったでしょ。

人を愛するということの重みは、自分の人生をはかりの一方に乗せているという事です。

あらゆる覚悟をしてから人を好きになる奴はいませんが、ことと次第によっちゃあ荒波をもろにかぶってしまうってこともあるんです。

もちろん、違う道も選べます。

っていうか、普通安全な道を選びそうだけど…


でも、もしブーベとステファノ、役者が逆でも同じ結末になったかなあ?










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最終更新日  2006年11月10日 08時29分54秒
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