カテゴリ:青春時代「アメリカンシネマ」
「サタデー・ナイト・フィーバー」の成功を受けて、つぎつぎとダンスミュージック映画(やっぱりミュージカルとは呼べないのでこう呼びます)が製作されました。
トラボルタも「スティンアライブ」という「サタデー・~」の続編を、なんと「ロッキー」のシルベスター・スタローン監督の下作られましたが、スタローンはダンスも音楽も良く解ってなかったような出来なので割愛します。 代わりといってはなんですが、同じ年に公開された「フラッシュダンス」が製作側も思わぬ“フラッシュヒット”をしてしまいます。 制作費850万ドルに対し、興行収入9,400万ドルというコストパフォーマンス。 主演の新人ジェニファー・ビールスは、インデイアンと黒人の混血の父親とアイルランド系白人の母親の混血。 優性遺伝の法則に従い、世界中が認める美人が誕生しました。 年令も僕の唱える二十歳ピーク説の二十歳。 演技がへたくそでも、踊りができなくてもそのビジュアルだけでお客を集めることが出来る逸材です。 さらに、主題歌のアイリーン・キャラをはじめ、ローラ・ブラニガン、ドナ・サマー、キム・カーンズ、マイケル・センベロなど、綺羅星のごときアーチストの競演。 80年代のミュージックシーンはこの映画によって開け放たれた感すらあります。 そして、踊れないジェニファーに替わって、踊りの吹き替えをしたマニ・ジェイハンがホントに素晴らしかった。 当時は、この吹き替えについては秘密にされていたのですが、誰が見たって違いすぎる。 背格好、髪型は同じでも、鍛えぬかれたマニの筋肉はアスリートの美しさそのものでした。 その肉体の表現する踊りは、それまでの踊り、ダンスのイメージをまったく覆すほどの、自由な躍動感溢れる、主張を持った踊りでした。 記憶を辿っていくと、僕の『ジャズダンス』とのかかわりはこのあたりからになるようです。 ずーと秘密にしていたことですが、この映画を一緒に観にいった人はジャズダンスを習っている女性でした。 この頃僕は喫茶店をやっていてすんごく忙しく、休みなんか無かったはずですが、何故かその人と「フラッシュダンス」を観にいったのです。 もちろん“気”があったから誘ったわけで(その人はお客さんでした)、応じてくれたということは、向こうも僕をすくなくとも拒否しては無かったわけです。 たしか、家の近くまで送っていってるので、そのあとお付き合いが始まるかのような予感があったと記憶します。 でも、僕は忙しかった。 また、彼女も仕事の忙しい時期に入って、しばらく会えなかったんですね。 でも、またデートできる日を僕は楽しみにしていたのですが、久々に彼女が店に来たとき、結婚すると言う話を告げられました。 あっけらかんと。 あの言い方からすると、向こうは僕に何の気も無かったようですね。 恋愛のとばくちにも立ってなかった関係なので、傷はありませんでしたけど、唖然としました。 結婚相手とは、僕と映画を見に行った後に巡り会った人なので、彼氏がいる身で僕とデートしたわけではないので、彼女の名誉のために念のため。 凄い電撃結婚だけどね。 以前、「スター・ウォーズ」の回で、僕と「スター・ウォーズ」を観にいくと早婚になると書きましたが、他の映画でもそうでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月20日 08時24分44秒
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