カテゴリ:青春時代「アメリカンシネマ」
アメリカンニューシネマによって、サクセスロードを邁進してきたジーン・ハックマンですが、それとは真反対の娯楽映画で存在感を発揮したのが「スーパーマン」
スーパーマンの最大の敵レックス・ルーサーの役で出ています。 「スーパーマン」には、ハックマンだけでなく、マーロン・ブランドも父親のジョー・エル役で出演しています。 ブランドは「地獄の黙示録(第47回)」の撮影中、フィリピンから逃げ出してこんなことしてました。 二人のビッグスターのおかげで、クリストファー・リーヴスは主役でありながらクレジットで3番目になってしまうという不思議なことに。 “スーパーマン”と言えば、僕はTVシリーズを見ていた最後の世代かもしれません。 『弾よりも速く、力は機関車より強く、高いビルもひとっ飛び!そらをみろ!鳥だ、飛行機だ、スーパーマンだ!…』 タイトルバッグに流れるナレーションと、その映像をかなり鮮明に覚えています。 きっと、認知症になって、朝ごはんを食べたかどうか覚えて無くても、この台詞は言えるのではないでしょうか。 風呂敷をマントにして、箪笥から飛び降りて叱られた経験は、同世代体験としてみんな持っているはず。 日本にもパクリ物で「ナショナルキッド(もちろん松下電器がスポンサー)」があって、これも好きだったなあ。 映画でも、宇津井健の「スーパージャイアント」が夏休みにTVで放映され、もっこりタイツに身を包み、あんなかっこうして恥ずかしくないのかなあと思いつつも楽しんでました。 藤子不二夫の「パーマン」もいうまでもなくこのパロデイです。 という具合に、様々な影響を与えた元祖ヒーローなのですが、“スーパーマン”にはある怨念がまつわりついていました。 “スーパーマン”はアメリカが生んだ最大のヒーローで、コミック出版会社は大儲けをするわけですが、その原作者の二人の少年には満足な報酬は与えられませんでした。 まだ著作権なんてものは存在しない頃の話ですから(ずーと後に和解してますが) 他にも、TVシリーズでスーパーマンを演じた俳優が不慮の事故死をしています。 事故とも、自殺ともわからない形で。 それも、スーパーマンをえんじた俳優は二人いたのですが、ふたりとも… そんなことで、クリストファー・リーヴにもその運命に危惧をしていたら、やってしまいました落馬事故。 脊髄損傷で重度の障害を負います。 その後車椅子ながらも、復活を果たしますが、一昨年心不全で亡くなってしまいました。 だのに又、「スーパーマン・リターンズ」が今年公開になりました(未見) アメリカの映画関係者ならみんな知っていることだと思うのに、だいじょうぶなの?ブランドン・ラウス。 ジーン・ハックマンも’90年に心臓発作を起こし、一時は引退発言もありました。 マーロン・ブランドも、この後ぶくぶく太ってスクリーンでお目にかからなくなりました。 「スーパーマン・リターンズ」に出演してますが、これはCG合成だというので、出演したことにはならないでしょう。 フェイ・ダナウェイも、あれだけ70年代の女王として君臨していたのに「スーパーガール」に出演してからぱっとしなくなったし、とにかく不吉な映画なんです。 って、べつにお奨め映画でもないのに載せてしまって… 成り行きでこうなりました、すいません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月06日 08時41分09秒
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