カテゴリ:青春時代「アメリカンシネマ」
「スーパーマン」のクリストファー・リーヴが、車椅子姿で現れた時、少なからぬショックを受けましたが、同じような衝撃を受けた事件がありました。
先月、アメリカで中間選挙が行われまして、大方の予想通り共和党は敗退しました。 その選挙戦のさなか、話題になったのがマイケル・J・フォックス。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で一躍スターダムに駆け上がり、「バック~」のシリーズの他にも「摩天楼はバラ色に」TVシリーズ「スピン・シティ」などで確固たる地位を確立していた彼ですが、「スピン・シティ」降板の跡は消息が途絶えていました。 僕は、JCOMのチャンネルをカチャカチャとザッピングするのが好きで、その時「スピン・シティ」も見ていました。 でも、ザッピング好きは同じチャンネルに留まれず、次々変えてしまうので、フォックスが降板して後任がチャーリー・シーンだったのを見て、ずいぶん豪華なバトンタッチだなあと思うぐらいで、詳しいいきさつは知りませんでした。 久々にブラウン管で見た姿に、息が止まりました。 彼は、“パーキンソン病”に侵されていたのです。 「スピン・シティ」も病気療養のための降板だったのです。 体を震わせながら、滑舌のままならないながらも、必死にこの病気の援助(彼は“マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団”を設立して、自伝の売り上げなどを寄付していました)を訴えていました。 民主党はこれを認め、共和党は反対していたのですね。 それで選挙戦に担ぎ出されたわけです。 それが、共和党系のDJが、あの体の震えは演技だと言ったもんだから、アメリカ中のマイケル・J・フォックスファンを敵に回し、共和党の敗北の一助になってしまいました。 さて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですが、僕の好きなスピルバーグ映画ベストスリーに入りますが、監督はロバート・ゼメキスでスピルバーグではありません(スピルバーグは「カラーパープル」という初のまともな映画を撮っていました) タイムトラベルの話ですが、僕らの世代は子どもの頃NHKで「タイムトンネル」という番組を見ていたので、一般常識としてこの理屈はわかります。 つまり、過去を変えてしまうと現在が変わってしまうと言う約束事。 フォックス演じるマーティも自分が過去に来てしまったことで現在が変わってしまうことを防ぐために悪戦苦闘します。 だって、ことと次第によっちゃあ自分が存在しなくなってしまうんだから。 なんとか自分の消滅を回避して現在に戻ってくると、過去の足跡を消したつもりでもやはり少しだけ変化が加わっており、それが大きな誤差となって現在が作られていたのです。 もちろん映画だからいい具合に。 あの時ああしとけばああなったのに、という夢物語。 そこで今日の本題(本題があったのかよ!) 僕の尊敬する師匠の斉藤一人さんの言葉に 『過去は変えられるが、未来は変えられない』 というのがあります。 一人さんの考えることは常に普通ではないんで、これもただの普通でない言葉だと思ってましたが、解ってみると心の支えになる言葉です。 現在の有り様はすべて過去に起因します。 因果応報の法則です。 同じように、未来は過去と現在の因縁で決定されます。 一人さんはまず、未来を決めちゃってるんですね。 未来の自分が、なだれのごとく降り注ぐ幸せの中にいると。 その未来の幸せの中から過去を振り返ったとき、過去のどんな不幸も、辛いことも悲しいことも、悔しいことも情けないことも、すべて来るべき幸福に繋がっていたことがわかるわけです。 だから、現在悔いている過去があったとしても、未来を信じていてば、その過去が幸せの礎に変わってしまう、だから過去は変えられるというのです。 過去を引きずって、落ち込んでへたり込んでいるそこの人! そんなもの気にしないで、幸せな未来に向かって、いいことばっかりの人生を送りましょう! って僕自身に言ってる今日この頃… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月07日 08時44分12秒
コメント(0) | コメントを書く
[青春時代「アメリカンシネマ」] カテゴリの最新記事
|
|