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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年12月22日
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「エレファントマン」をホラー映画のジャンルに入れてはいけないんですけど、怖かった映画を考えていたら浮かんでしまいました。

奇形の青年ジョン・メリックに訪れた数奇な運命の実話なのですが、監督のデイヴェッド・リンチの撮り方はホラー風味でした。

“エレファント・マン”と呼ばれる見世物小屋の奇形人間は、その姿をなかなか見せません。

恐怖におののく観客の反応で、その恐ろしさを表現していきます。

デイヴィッド・リンチは後にTVシリーズの「ツイン・ピークス」でサスペンス手法の才能を遺憾なく発揮します。

あの不気味な画面作りは、リンチの作風で、「エレファント・マン」も終始背筋が薄ら寒い思いをしながら見させられます。

作品自体は、前宣伝が効きすぎ、見る側がヒューマニステイックな受け止め方の準備をしていますので、つい感動のドラマに感じてしまうのですが、作り方はホラーでした。

製作者も含めた作り手が、すごく屈折した物事の捉え方をしていたとしか考えられません。

話は、見世物小屋のメリックを外科医のトリーヴス博士が救い出すと言うものですが、その博士を演じるのがアンソニー・ホプキンス。

後に「羊たちの沈黙(第57回)」で殺人鬼レクター・ハンニバル教授を演じて、ぴったりだった、あのアンソニー・ホプキンスです。

とても良心に導かれて彼を救出したようには見えません。

作り手の意思がそういう形で表現されることは、間違ってはいませんが、見る側がすでにフィルターを掛けてしまっているような題材の場合は、ただ違和感だけが残ってしまいます。

で、その“エレファント・マン”の特殊メイクの凄かったこと。

「エイリアン」に負けていません。

布袋に隠したその顔を覗き見る観客の目は、見世物小屋の観客の目になっています。

お前ら、おんなじなんだぞ!、と言いたかったのでしょうか。

ただ、その怖ろしい顔も、話が進むにつれ見慣れてきます。

ありえないものには恐怖心を抱いても、いったん認識したものについては許容できるようになっているのです、人間は。

習うより慣れろ、怯えるより慣れろ。

でも、このエレファン・マンを演じた役者は終始特殊メイクなので、実際の顔は映りません。

「猿の惑星」の特殊メイクは、類人猿なので、少しは面影があるのですが、こちらはさっぱり。

ゴジラの着ぐるみ役者のようです。

ちなみにその人、ジョン・ハートは、「エイリアン」で最初に取り付かれて腹を食い破られた隊員です。

実の顔が見たい方は、そちらでお確かめください。








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最終更新日  2006年12月22日 08時30分08秒
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