テーマ:今日の出来事(287501)
カテゴリ:二宮尊徳
私のような二宮尊徳の研究家には驚く報告だった。
きのうの一円会のこと。 会員のA女史が、小田原で行われた報徳の研究発表会に参加 して、聞いてきたことを、会で発表された。 「報徳論」の写本が最近発見されたとのこと。 「報徳記」は、富田高慶が書いたもの。明治以来読み継がれ、 今も我々の一円会例会の教材になっているもの。 それが・・・・なんと、全部ではなかったという。 元は、「報徳経」というものを書いた。 それを、君主用に「報徳論」を、一般用に「報徳記」 に分けたという。 今回、「報徳論」の一部が公開された。 「君主」の立場で、「農民」を向いているものではない。 君主の指南書である。 貴重な資料にしばし興奮した。 内村鑑三の「代表的日本人」の5人の内のひとりとして 二宮尊徳が登場する。 それは、報徳記を基に書かれたもの。 作家の志賀直哉の祖父は志賀三左ェ門。 二宮尊徳の弟子で相馬藩士である。 志賀直哉の作品「祖父」という短編に、こんなことが書かれている。 「祖父の机の上には、いつも「報徳経」と「報徳記」が置かれている。 訪ねてきた内村鑑三は、そのうちの「報徳記」だけを借りていった。」 その後、内村鑑三は、前述の本を世に出したのである。 要は、二宮尊徳は、当然ではあるが、体制側の側面と農民側の側面、両面 を持っていたのである。 私が作ったブログです。ヒマな時のぞいて見てください。 ●屋上防水は何がいい? ●困りごと相談窓口 ●建築設計事務所の所長になるには ●日光近郊の日帰り温泉 ●古民家再生プロジェクト ●起業して会社経営を楽しむ ●そば通の記録 ●高気密高断熱住宅 ●快適二世帯住宅 ●フラット35は良い住宅ローンか? ●我が家の耐震診断 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.19 19:33:23
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