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2010年11月17日
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カテゴリ:日々の仕事雑感

Mさんは85歳、脳卒中の後遺症で右上下肢に不全麻痺がある。自宅はエレベーターのない民間アパートの3階。週3回のディサービスに通うときは杖を片手に56段の階段を使う。

今週の月曜日、利用している介護保険のサービスの担当者が集まって「サービス担当者会議」があった。もちろんご本人も参加する。その会議で「歩けるようになりたい」というのがご本人から出された。

ディサービスでは車いすで移動されて、歩行は平行棒の中で行われただけであったよう。自宅ではトイレまで歩いて行かれている。転倒、転落は老人の事故では最も多いものの一つ。安全を重視するあまり、歩ける方でも車いすを使いたくなることもある。この施設でもそうだったようだが、ご本人のご希望を聞いて昨日からさっそく施設内での移動を杖歩行に切り替えたようだ。

一ヵ月半ぶりに訪問してみると、開口一番「歩けたんだよ。今まで車いすだったものだから、(ご本人の)歩く姿を見て、みんなに驚かれたんだ」と嬉しそうに話される。自宅では歩いておられるので訪問看護でのリハビリも歩くことはしていなかったのだが、今日から歩行機能を高めるメニューを追加してみた。

嚥下障害もあるので、肩や首、顔の筋肉をほぐして、姿勢がよくなるような体操や関節の柔軟性を増すような体操をしていく。普段は寝たり起きたりの生活をされているので体力はまだまだない。すぐ息が上がってしまうので、途中頭の体操などを織り込みながら行っていく。

歩けるようになりたい、というご希望なので今日から立位での体操を加えた。歩きたいという気持ちが強いのだ。一切根を上げずに頑張っておられた。立位での姿勢をよく見てみると右ひざがまっすぐ伸び切らない。左右のつま先も上がりにくい。寝た姿勢で脚を確認してみるとやはり膝が伸び切らない。ご本人が希望するような歩行は望めないだろうが、歩くことをあきらめないご本人の姿勢がきっと不安定でも歩くことは続けられるだろう。

座る、立つ、歩くことを毎日行うことが寝たきりを防ぐことになる。

Mさんにはこれからもがんばっていただきたい。

そのためにもリハビリメニューももっと楽しく出来るものを行って行きたいものだ。

本当はリハビリの専門家でもない看護師がリハビリの指導をするのではなく、理学療法士や作業療法士などのリハビリの専門職にもっと地域で活動をしてほしい。

026 菊2.jpg

025 菊1.jpg

菊の花があちらこちらで見かけるようになってきた。






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最終更新日  2010年11月17日 20時53分41秒
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Re:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。(11/17)   himekyon さん
今の医療現場は、一人の人に時間を取れないので、車椅子に乗せてしまう、歩ける人も歩けなくなってしまう・・というのをテレビでやっているのをみたことがあります。

himekyonも単身、歩けなくなったらどうしよう・・と思うことがあります。 (2010年11月17日 21時41分03秒)

Re:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。(11/17)   ぼちぼちむら2 さん
 Mさんの『歩けたんだよ。』の一言、嬉しいですね!
 アメキヨさんたちの仕事が、あきらめかけていた“生”に灯をともしていく。すばらしいですね!

 国は、このようなところに、もっともっと光を当てなければなりません。 (2010年11月17日 22時04分42秒)

こんばんは!  (@_@;)     だいちゃん0204 さん
 歩けるようになりたい・・・家内も一緒です。
でも、実際にはなかなか難しい・・・ (ー_ー;) 
(2010年11月17日 23時10分17秒)

Re:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。   かにゃかにゃママ さん
整形の診察に行くと…杖を抱いて車椅子に乗って家族に押されて診察に来られているお年寄りが多いですが…
多分、杖で歩けるようになって退院しただろうに、お家に帰ると安全第一で車椅子に逆戻りさせられているのではないかと想像しています(o・・o)
家族と一緒に居るのも良し悪しですよね( 」´0`) (2010年11月18日 01時25分49秒)

Re[1]:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。(11/17)   アメキヨ さん
himekyonさん
>今の医療現場は、一人の人に時間を取れないので、車椅子に乗せてしまう、歩ける人も歩けなくなってしまう・・というのをテレビでやっているのをみたことがあります。

>himekyonも単身、歩けなくなったらどうしよう・・と思うことがあります。
-----
歩行介助は一人の患者さんに一人の介助者が必要ですからね。ゆっくりと歩く患者さんにつきあうことはとっても大変です。
車いすも頼り過ぎると帰って患者さんにダメージを与えてしまします。
himekyonさんはあんなに書くどうされておられるので、高血圧などを防げば大丈夫なんじゃないでしょうか。運動習慣がある方のほうが回復は早いようですよ。 (2010年11月18日 04時55分05秒)

Re[1]:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。(11/17)   アメキヨ さん
ぼちぼちむら2さん
> Mさんの『歩けたんだよ。』の一言、嬉しいですね!
> アメキヨさんたちの仕事が、あきらめかけていた“生”に灯をともしていく。すばらしいですね!

> 国は、このようなところに、もっともっと光を当てなければなりません。
-----
訪問看護師の数は絶対的に足りないと言われています。
医療が進化しているのに、それに見合った看護・介護体制が遅れています。
Mさんはとっても意欲があり、看護しているとこちらも元気になるような方です。歩きたい、という基本的な希望をもっと支えていきたいと思います。 (2010年11月18日 19時01分40秒)

Re:こんばんは!  (@_@;) (11/17)   アメキヨ さん
だいちゃん0204さん
> 歩けるようになりたい・・・家内も一緒です。
>でも、実際にはなかなか難しい・・・ (ー_ー;) 
-----
在宅のリハビリ体制は全く貧困ですね。
訪問リハビリの従事者は訪問看護師よりもっと少ないのが現状です。急性期中心の医療が進む中で、障害がある方のリハビリやケアはもっともっと充実してほしいです。 (2010年11月18日 19時05分42秒)

Re[1]:「歩けるようになったんだよ」と笑顔で話されるMさん。(11/17)   アメキヨ さん
かにゃかにゃママさん
>整形の診察に行くと…杖を抱いて車椅子に乗って家族に押されて診察に来られているお年寄りが多いですが…
>多分、杖で歩けるようになって退院しただろうに、お家に帰ると安全第一で車椅子に逆戻りさせられているのではないかと想像しています(o・・o)
>家族と一緒に居るのも良し悪しですよね( 」´0`)
-----
病院施設と違って、多くの自宅は狭く、お家にいてもベッドの生活中心になりがちです。北欧では一人暮らしの住宅でも寝室と居間があることが当り前と聞きます。一人暮らしでも1DKくらいの居住環境が必要ですね。
後、家族にも歩行介助の方法について入院中に指導が必要なんでしょうね。 (2010年11月18日 19時10分13秒)


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