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今を生きる LIVE NOW:露草日記

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2017年01月04日
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カテゴリ:休日の過ごし方
 あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 もともと、気分の浮き沈みが激しくって還暦を過ぎてもそうそう変わりがなく、今年もブログの更新は不定期になるかと思いますが、お付き合いのほどよろしくお願いします。

 大みそかから、東京の暮れとお正月を楽しむ心積もりであったけど、年末の数日に帰宅が21時を過ぎることを続けていたら、今はやりの睡眠負債なのか全然起きられなくなって、三が日が過ぎた今日にやっとおきだせることになった。

 奈良も京都も東京も、国立博物館は一月二日から開館していてその年の干支にちなんだ催しものが満載。京博は大みそかからカウントダウンがされるということで、京都に一泊、奈良に一泊なんてことを考えていたけれど、やっぱり今年は東京で過ごすことに。毎年年初めの東博に行きたいと思ってやっと今年は年末年始の5連休。

 切符を予約していたりすれば何としてでもお出かけするのだけれど、いつでも出かけられる都内だと今日が明日、明日が明後日になってしまう。

 でも、今日お出かけして大正解。

 二日、三日は相当混んでいた様子。今日は『長谷川等伯の 「松林屏風図」 』だけが立ち見状態。閉館の17時前もやはり人だかりで、やっと16時45分くらいになって全体像をじっくり拝見できた。朝霧の中に浮かぶ松林なのだが、孤独感が迫ってきて涙が落ちそうになる。外国の方も無言でじっと観ていらした。

 昨年は、奥村土牛、黒田清輝、安田靫彦、若冲、円山応挙などを見る機会があって、そのためか急いで解説や題名などを追わずにじっと見て感じてどんな言葉が浮かんでくるか、じーっと自分の中から出てくるものを待てるようになった。

 東博の展示スペースはすごく贅沢で天井は高いし、作品と作品の距離が十分とってあるので、その作品を見て居たければ作品の前から下がってほかの方が他の作品に移るのを待てばよいので、せかせかする気分にならないで済む。そのうえ、常設展はスケッチは全作品可。写真はNGの物もあるけれど。

 B5のノートと5Bの鉛筆を用意して、作品の全体像をさっと書き留めたり、マネしたい図案をちょっと書いたり。ただ見るだけでは、記憶にとどまってくれないのだけれど、案外スケッチすると思い出せる。


 今日の一番のヒットは、若冲の「松梅群鶏図屏風」。どの鶏も福良雀のようにふっくら。鶏の視線が様々で上目遣いだったり流し目だったり。母鶏と雛3羽が非常に省略して描かれていて、なんともかわいらしい。そのくせ、肢はとっても力強く太く立派。若冲は鶏が大好きで自分でも飼っていたらしい。松や梅も古木らしいのだけれども、刷毛で一筆って感じで勢いがあって命が宿っているよう。梅の花やつぼみもすごい省略で、でも梅なので。素人なのだけれども、ついついため息が出てしまう。

 円山応挙や池大雅の作品もあって、ひょっとして応挙と思ってみていたらやっぱり応挙だった。

 
 昨今は、日本はすごいぞ!って手放しで礼賛する番組や言動が多くってうんざりしてしまうのだけれども、若冲や応挙も南画や禅画を模写したりして研究尽くしたうえでそれぞれの画風を確立した。明治以降の西洋画も日本画も他の国の文化を吸収したうえでそれぞれが自分の作風を確立したものだし。

 江戸時代に花開いた日本文化も、侍が戦をしなくても済んで、参勤交代で地方から江戸へ、長崎や京都へ。そういう交流があってこそ。飢饉から内乱の起きたりしたけれども、暮らしが立ち俳句を詠んだり絵をかいたり。そういう余裕が庶民の中にも生まれて、このような豊かな文化が日本の中にも広がっていったのだと思う。戦ばかり続いていたら文化は生まれないはず。

 自分は山梨生まれなので交易といわれてもピンとこないが、アワビの煮貝は富士川がもたらしたものだし。養蚕業は横浜の港からヨーロッパに絹を輸出したことで発展したこともあるし。


 いろいろ絵を見るようになったら、旅をしたくなった。広重の木曾街道六十三次とかね。いいなぁ。奈良や京都、滋賀にも行きたいしね。

 明日は仕事始め。ゆっくり休んで、明日から元気に働けそうだ。





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最終更新日  2017年01月04日 22時04分41秒
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