テーマ:お金のハナシ(2294)
カテゴリ:資産運用
【「意図せざる分散投資」への過渡期】
さて、おカネが無くて欲しいもの(企業)がなかなか買えない、 そんな雌伏のときを長らく過ごし(笑) ある程度のタネ銭が貯まるたびに、 1年に2~3社のペースでウォッチ企業を買い足していった結果、 2001年頃には株式ポートフォリオに占める銘柄数が10社に達しました。 もちろん、ハナから「分散しよう」などという考えは毛頭無くて、 いろいろと良い企業を買い足していった結果、そうなったに過ぎません。 『意図せざる分散投資』への過渡期です。 この頃、急激な変化、特に心理的なものが大きかったですが、 とにかく、何かが変わったような気がしました。 10社の中から、急激に株価が上昇する「大化け企業」がちらほら出始めたのです。 テンバガー達成したコーエーなどがその代表ですが、 この1社だけで資産総額の半分近くを占めるほどに。 たくさん持っていれば、確率は低いがどこかで誰かが大ブレークするんだな、 という実感を持つことができたのです。 まさにこれが「分散投資の効用」と言えるものだと思いますが、 いつ、どこで、誰が、大化けするかは判りませんし、そのせいか、 普段は特に「株式を分散して下落リスク軽減している」という自覚が無いのです。 実際、分散していたからといって、下落リスクを軽減できている、 と実感したことはないなあ・・・ 市場暴落していても、個別に保有企業を見ると、あまり下落していなかったり、 思い切り連動して下落していたり、むしろ逆行して上昇していたり、 それこそ動きはまちまちでしたから・・・ むしろ、いろいろな企業に網を仕掛けて、 大化けやホームランを虎視眈々と狙っている、といったハンターのような雰囲気。 下落リスク軽減からは程遠いスタンスですよね。 この「分散投資の効用」については、ワンコ投資家のこなつさんが、 2005年11月11日に素晴らしい記事を書いていらっしゃいます。 いろいろな企業の株主としてたくさん保有し続けていれば、 いずれその中から「ホームラン企業/大化け企業」が一つや二つは必ず出てくる、 そうすればその大化け企業が資産全体のパフォーマンスも押し上げてくれるだろう、 という状況に、私のスタンスはまさに当てはまると思いましたね。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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