パクリ漫画家

吐き捨て御免

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駄猫

≫ぱくり　【パクリ】
…★「魔法使い達の休日」
　今は想像力のある作品でなく煩悩力のある作品ばかりが生き残るみたいで残念。
　本物とエセ（パクリ野郎の描くパクリ作品）では、
　志の低いエセばかりが残るんじゃあ先々困った事になっちまうぞ漫画界(^-^;)/。
　（「ＢＯＯＫ－ＬＩＳＴ」より）
　■水野先生とご一緒して
　和田慎二氏の待つ、近くの茶店に行き軽い食事とお茶をいただきつつお話をしました。
　～中略～
　作品を発表して行く上での苦労話やら、読者だった頃、引っ掛かっていたお話とか色んなお話を
　させて頂きました。引っ掛かっていたのは、某雑誌（水野先生の週刊連載の総集編が載っていた本）に
　Ａさんという漫画家さんが居らして、可愛い絵の方だっのですが、その方の描いたアラビア物の読み切りが
　今回収録された「青い薔薇・・・」の画面をそのまま使っていた所が合って、読者だった私と妹は唖然とし
　憤慨していました（２～３頁丸々構図から何からそのまま使われていました(^▽^;)>>）。コピーはいかんでしょ。
　昔から居るのですが、何故なんだろう。自分で産み出せないなら何故プロになってまで描くのか解りません。
　自分で産み出す事が作家としてのお仕事じゃないのか？お人形お絵かき系だと違うのかな？謎？ともかく、
　「そういう作品があったこと御存じでしょうか？」と長年の読者心を吐露してしまいましたが、
　先生はちゃんと御存じでした。余りにも露骨だったので編集さんに軽く抗議なさったと
　伺い、ちっとほっとした私です(^▽^;)>>。
　私は水野先生の愛読者なので、おそらく先生が御存じでない、こういう例を沢山知っています。
　まぁ「好きでたまらずやっちゃった系」というのは見ても不快では無いのですが、余りにも露骨に
　「資料代りに使ったわよ系」なのは読者として哀しくなるから止めて欲しいですね。物描きとしての自負で。
　でも無くならない(ーー;)、マンガの通念に有る、娯楽を読者に提供できればそれでいいって言う風な
　根本的な意識が問題なのかも知れないなぁ。うけている小説を漫画家に渡して、意図的にパクリを
　進める編集さんも居るってお話だからm(__)m。漫画家の端くれとして、マジで恥ずかしいっす・・・m(__)m。
　（秘密日記：２００３年１１月１日－１１月３日）
…★「花冠の竜の国」１巻～１３巻　１９９８，１１，２６現在
　ただ・・この四回連載でヒーローとヒロインが結婚してしまったので
　「＠＊の紋章」という大名作と内容が重なるぞとか言って花冠は止めるようにという
　通達が「編」部からやって来ました。今では考えられないエピソードです。
　だって後になってＰ誌に花冠の連載そっくりな他の人の連載が平気で載りましたからね(^-^;)/。
　（「ＢＯＯＫ－ＬＩＳＴ」より）

≫ぼんのーりょく　【ボンノー力】
…★「魔法使い達の休日」
　タイトルの「魔法使い達・・」はリュウという徳間書店刊行のＳＦ漫画雑誌に描いた
　物ですし、「踊る魔法時間」は新書館のグレープフルーツに描いた物です。
　両方現在は無くなった本ですが、ああいう雑誌を抱え切れない出版界の現状は
　文化レベル的に厳しいものがあるなぁ・・と思います。
　今は想像力のある作品でなく煩悩力のある作品ばかりが生き残るみたいで残念。
　本物とエセ（パクリ野郎の描くパクリ作品）では、
　志の低いエセばかりが残るんじゃあ先々困った事になっちまうぞ漫画界(^-^;)/。
　（「ＢＯＯＫ－ＬＩＳＴ」より）