夕方近くなってから、妹とともに本作りを再開しました。
いつも通り、ずっと喋りながらやっています。
その様子を毎回見ている母は手がおろそかになることを懸念し、
「喋ってないでやれ。」とか言うんですが、
喋ってないと焦りと不安にやられるのです。
喋らせといてくれーーー……。

妹「おそ松さん終わっちゃったよね～。」
毛利楓「7月から進撃も始まることですし…。」
などヲタクトークをしながらせっせと手を動かします。

妹「Yさん（弟）最近、娘の絵たくさん描いてFBに載せてるよ。
ちょっと描いたらどんどん上手くなっちゃって、
どんどん描けちゃって…って感じ。」
毛利楓「美術選択だからね！」

うちの姉弟は全員同じ高校出身なので、
同じような授業を受けています。
芸術科目は選択制で、毛利楓と弟は美術、妹は音楽でした。
ブランクがあっても絵が描けるのは昔取った杵柄というやつなのかも。
ちなみに妹は音楽選択ですが、絵も描きます。



トーンを貼り終えました。
小さめ人物にもベタとトーンを入れるべきか悩んだのですが、
メインの人物と同じくらい濃くなってしまうと
少しくどいと思ったので「白描」のままにしました。

間隔の空いたトーンを大きめに貼るのは
毛利楓さんが漫画でよく使う手法です。
模様っぽくしたい時に使うよ。

妹が「群像の表現ね！」と言っていました。
それな！

これをPhotoshopに取り込んで、絵の色を変えます。



絵の色付けと文字のバランスなどを見ているところです。

今回、遊び紙をピンクにしようと決めていたので、
絵の色はピンクに合うものを探しました。
当初は「キキララちゃんみたいな色がいい！」と思ったのですが、
気が付いたら「5月らしい緑がいい」に気が変わっていました。

その後、文字の色に大苦戦。
緑に合わせて、東海道線みたいなオレンジにしようと
調整を何度も試みたのですが、どうもしっくり来ない。
夕食の時間になっても決まらない。
「早く食べに来なよ！」
と妹に急かされつつ試し刷りを繰り返す毛利楓。
空腹で思考のキレが悪くなって来て、
どうにも手詰まりになり、夕食を食べることにしました。
（迷惑な家族、毛利楓）

夕食後、なんとなく目に入って来たシャンプーのボトルが
緑を基調にしたクールな配色で、
「同系色もいいわね」と思ってやってみたのがこちらです。
ようやく「これでいいや……」とOKサインを出せました。

あまりやったことのない組み合わせに挑戦した気分。
今風に言うとステップアップというの？
少し前に進めた気がする。



毎回恒例、妹が製本してくれた本の中味（の一部）です。
今回、妹はプライベートできつい出来事が重なっており、
かなりハートブレイクしていたのですが、
チョコレートを食べたり、おせんべいを食べたりしながら
一生懸命作ってくれました。

いつもイベント前日に追い詰められている姉は
この妹の助けがないとおそらく…徹夜してる！！

今回も助かりました。
GJ！！



出来ました！

いつも製本で失敗作が何冊か出るんだけど、
今日は作り直しが出なかった。
時間がない時にこの展開はうれしいですよ！



当日のスペースに貼るポスターも完成！
表紙とは少し違った加工を施してみました。
主線と網点の色が違うのです。
ガチャガチャいじってたら偶然できた効果です。
面白かったので採用。
今後も使って行きたいが、また出来るかは分からない…。

この後、この絵をpixivに投稿して、
イベントに持って行く物の準備などもして、
なぜかこのタイミングで追い焚きが出来なくなった
お風呂につかって、お布団に入ったのが深夜2時頃。

睡眠時間が絶対的に足りていないけど、
枕を高くして寝られましたとさ。

で、このお風呂なんですが。
イベントから帰って来たら、
母から「風呂が沸かせない…。風呂釜が壊れたみたいだ。」
と悲しいお知らせがありました。
その後1週間あまり、お風呂が原因のイレギュラーな生活が続くことに……。
風呂釜事変！

おかげでイベントの疲れがいつまでも取れませんでした。
銭湯に行った日は強めのジャグジーに入って
「疲れ飛ばせるわー」と思ったんだけど、
その後もガス屋さんと相談を重ねたり、風呂釜の工事があったりで
また疲れちゃった。
でもこの度のことで、
イベント後は銭湯でジャグジーっていうのもいいかも知れない
と新たな生活に目覚めた気がします。

春の新刊制作の報告は今回でおしまいです。
ここまで見てくださった方に感謝いたします。

ハプニング続きで完成が危ぶまれた今回の新刊。
やはり時間の管理と健康は大事ですね。
毎回、同じこと言ってますが、おそらく次回も気圧と闘い、
時間に追われながら何か作っていると思います。

こんな調子ですが、また描きますぞ！
今後もどうぞよろしくお願いします。
では皆さんもお元気で！