|
テーマ:暮らしを楽しむ(383676)
カテゴリ:カトリック
第一朗読使徒言行録 20・28−38
使徒たちの宣教 〔その日、パウロはエフェソの教会の長老たちに言った。〕「どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。わたしが去った後に、残忍な狼どもがあなたがたのところへ入り込んで来て群れを荒らすことが、わたしには分かっています。また、あなたがた自身の中からも、邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れます。だから、わたしが三年間、あなたがた一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。わたしは、他人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。ご存じのとおり、わたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、共にいた人々のためにも働いたのです。あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」 このように話してから、パウロは皆と一緒にひざまずいて祈った。人々は皆激しく泣き、パウロの首を抱いて接吻した。特に、自分の顔をもう二度と見ることはあるまいとパウロが言ったので、非常に悲しんだ。人々はパウロを船まで見送りに行った。 福音朗読ヨハネ 17・11b−19 ヨハネによる福音 〔そのとき、イエスは天を仰ぎ、祈って言われた。〕「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。聖書が実現するためです。しかし、今、わたしはみもとに参ります。世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。」 673年頃、英国に生まれる。 エクセターの修道院で修道生活に入り、719年に福音宣教のためにドイツに渡り、多くの人をキリスト教に改宗させた。 司教に叙階された後はマインツ教区を治め、多くの協力者を集め、バイエルン、チューリンゲン、フランケンなどの各地方でいくつかの司教区の設立や刷新に力を注いだ。 また、教会会議を何度か開き、教会法令を発布した。 754年、フリジア人に福音を宣教するためにオランダを訪れていたとき、フリジア人の異教徒によって殺害された。 遺体はドイツ中部のフルダの修道院に埋設されている。 (カトリック中央協議会刊/日本カトリック典礼委員会編・監修『毎日の読書』より) 【新品】【本】須賀敦子の本棚 7 私のカトリック少女時代 池澤夏樹/監修 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.05 07:17:57
コメント(0) | コメントを書く
[カトリック] カテゴリの最新記事
|