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カテゴリ:CD-邦楽
厚みのあるギターロックが心地良い作品です。 熱っぽい唄とサウンドを持ちつつも、スタイリッシュにまとまっているアルバムだと思います。 「マーチ」は曲の静動がハッキリしていて、極端なくらいの繋げ方が特徴的な曲です。 叫ぶように唸るギターとボーカルが、そのインパクトを持たせているように思います。 「青い空」はグイグイと進行していく疾走感が心地良いです。 途中クールダウンしてからアグレッシブなリズム隊の上でのギターソロ、突き抜けるようなサビへと移行していく下りは良い感じです。 「ミレニアム」はまったりとした雰囲気が良いです。 軽く刻むギターと淡々と動くベースが、その曲の雰囲気を作り上げているように思います。 「チアノーゼ」は掴み所の無い淡々とした雰囲気が好きです。 サビの部分で2つのボーカルが自由に唄い回す辺りが良い感じです。 「街」はゆったりとした進行の中に力強さを感じさせる曲です。 重厚なサウンドと厚みのあるボーカルが、曲に深みを与えているように思います。 「ロシアのルーレット」はしっとりとした雰囲気の中にグッと突っ込んでくる間奏のサウンドが良いです。 過激な歌詞を生かすようにさらりとバッグで鳴っているサウンドが、曲の明暗を上手く際立たせている気がします。 「ホームラン」はポップなサウンドが心地良い一曲です。 曲のそれぞれのパーツも良いですし、その組み込み方も上手く、テンポの良い構成に仕上がっていると思います。 「宿はなし」は沖縄民謡のような、まったりとした雰囲気が良い感じです。 ノスタルジックな切なさを感じさせる、しっとりとした良い曲です。 スタンダードなロックナンバーと思わせつつも、一筋縄ではいかないのがくるりの良い所だと思います。 唄が引き立つのも、周りのサウンドがあってこそだと改めて感じさせてくれます。 あっさりしつつもこってりしている、明暗の両面が上手く引き出されている一枚です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.31 00:06:16
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