テーマ:猫のいる生活(136691)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 昨夜購入した「お握り」の朝食を食べ始めます。 我が部屋猫〈かふん〉は「引き違い戸」の隙間から出入りを繰り返します。 「杉の花粉」に乗っかり顔を舐めたりして甘えた後に振り返りながら出ていくところは非常に可愛く感じます。 10時になるのを待って母屋に向かい「猫神」を起します。 布団と格闘した跡が見えますが、比較的素直に起きてくれました。 着替えて駐車場から車を廻します。 タバコを吸っていると「猫神」が車に乗り込んできます。 病院を目指して出発です。 約束の時間の10分前に病院に到着します。 待ち時間が書かれた札はノブに架かっていません。 ソファーに座って待ちます。 30前後の男性の患者が現れます。 「何を見とんのや。面白いか?」 などとフラフラしながら喚き散らしています。 「うん」と答える「猫神」にも驚きましたが、「何が、『うん』や!」と喚きながらも奥さんに支えられるように歩いているその男性は真剣に怒る雰囲気はありません。 暫らく騒いでいましたが、採決検査のために行ってしまいます。 奥さんに姉妹。両親など一族総出の付き添いです。 「うつ」歴の長い「猫神」が話し始めます。 「自分の思うようにならない身体にイラついている。」 「出かけたくない。見られたくないんで騒いでいるんじゃないかな?」 と分析します。 「杉の花粉」は言い返します。 「甘え!」 「何時も誰かが構ってくれる。」 「放って置かれて始めて自分の症状が判るんだろう。」 「ここに来ている患者の中では一番軽い症状じゃないか?」 と答えます。 「うつ」病患者には常に優しい眼を向ける「猫神」ですが、素直に頷いてくれました。 そうするうちに名前を呼ばれて「猫神」と一緒に診療室に入室します。 何時もの通り「猫神」からカウンセリングが始まります。 「先週はどうでした?」 と主治医が尋ねます。 「『人』が怖い。」 「外出するとそうでもないんですが、自宅にいると何時『人』がくるかと身構えてしまいます。」 「急に来られると怖い」 と話します。 「外出する時は、心の準備が出来ていて、既に『構え』が出来ているので怖くないのかも知れません。」 「自宅にいる時など、ホット出来る時があれば良いんでしょうね。」 と主治医が答えます。 「外出するときは先に『構え』が出来ているから怖くないのか。」 と妙に納得した「猫神」でした。 続いて「杉の花粉」に交代です。 「以前に『診断書』を書いてもらってからも、1週間休んで数日出勤し、また休むを繰り返しています。」 「この1週間は体調が良かったので、出勤できたのですが、上司も心配してくれています。」 「以前の『うつ』症状のように何も出来ないんじゃなくて、頭は回転しているのに『風邪』なんかで、身体が付いていかない。」 「そこで『苛立ち』が募ります。」 「休んでいると段々と『苛立ち』も治まってきますが、如何したものでしょう。」 「長期休暇は必要でしょうか?」 と尋ねます。 「以前は、身体が悲鳴を上げているのに、『頭』が気付かなかった。」 「それで、心身共に疲れ切って、動けなくなっていたようです。」 「身体の悲鳴に気付くことは非常に良いことです。」 「その時々に充分休めば、酷くはならないでしょう。」 「休んでいる時に『苛立つ』とか考えてしまうと最悪です。」 「『風邪』などで身体が悲鳴を上げている時は、何も考えずに1日、2日休めば大丈夫なんじゃないですか。」 「現状では長期療養は必要ないんじゃないかと思いますが。」 と主治医が答えてくれました。 今日も二人ともニコニコしながらお礼を言って退出します。 清算して二人で車に乗り込み、何時もの『喫茶店』を目指します。 『臨時休業』です。 何時、開店するか判らない旨『貼り紙』がしてあります。 「猫神」がガックリと肩を落とします。 車を出そうとすると他の車が入ってきて『張り紙』を確かめています。 皆が大好きだった『喫茶店』がまた一つ減ってしまうようです。 チェーン店など多くの店が開店しています。 『不味くはない』程度の食事は出します。 でも『本当に美味しいと感じる店』が、何件も閉店しています。 マクドナルドなんかで行列を作っている子供連れに一言申し上げます。 「テメーらみたいに味が判らない奴が貴重な店を潰してしまうんだ!」 「テメーらはもう如何しようもないが、ガキにはチャンとした味覚を覚えさせろ!」 言っても仕方のないことですが怒りで一杯です。 『スパゲティ』を売り物にしている店で昼食を食べ、何時もの『内科医』を目指します。 血圧を測って貰うと『上が200、下が120』です。 主治医共々吃驚します。 今まで血圧はこれほど高くなかったので、如何しようかと相談します。 取り敢えず様子を見て、次の来院時に未だ高いようなら『薬』を出してもらうことになりました。 『咳止め』をツイでに処方箋に書いてもらいます。 隣の『薬局』で二つの病院・医院の『薬』を処方してもらいます。 スーパーマーケットで食べ物を購入して自宅を目指します。 帰宅してベッドに横になります。 「猫神」も部屋にきて少しお話しますが、眠くて仕方ありません。 「猫神」が部屋を出て行くのを感じながら、夕食も食べず、そのまま眠ってしまったようです。 眼が覚めると午前2時。 非常に気分が良いのでパソコンを立ち上げこうして日記を書いています。 〈かふん〉は未だお気に入りの保護色毛布の上、『上海雑技団のような姿勢』で、それでも熟睡しているようです。 寝姿まで「猫神」に影響されるな! 心からそう願う「杉の花粉」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月29日 04時24分20秒
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