★中国剪紙水滸伝2
こちらも『中国剪紙水滸伝』から。かっこいい“鎮三山”黄信。イケメンの“旱地忽律”朱貴。李俊は魚つりに行くところです。彭キは珍しく一杯ひっかけているようです。剪紙の好漢たちはそれぞれに個性があって、見ていて飽きません。剪紙は中国の民間伝統芸術のひとつ。さまざまな吉祥模様や人物を、鋏ひとつで切り出します。お正月や結婚式などお祝いの時、赤い紙で作った剪紙を窓や壁に貼る習慣もあります。『福』の字がひっくりかえった剪紙を、中華料理店などでみかけたことはありませんか? これは「福倒了」という意味で「福到了」(福が来た!) と同じ読みなのです。結婚式には『喜』の文字が二つならんだものを窓に貼ります。ほかにも魚やザクロ、コウモリ、お金、赤ちゃんなど、おめでたい模様がたくさんあります。