SUIKO108 中国語講座 第12課(好漢交流篇7)
水滸伝ファンの皆さんならば、いつか好漢になりたい、また既に好漢だという方も多いでしょう。中国へ行った時、中国の好漢と交流する機会があった時、ぜひ使いたい好漢としての一言を勉強してみましょう。「好漢と出会ったら~とっさの一句7)」7)兄貴!!☆大哥!! Da ge ダァグー【語句】※大哥;兄弟の一番上の兄のことです。ヤクザ(黒社会)の「アニキ」も「大哥」【発音のポイント】※グーは「ケ」の口の形で「グ」と発音しましょう。奥歯は噛み合わせません。★好漢之道★意気投合した相手をなんと呼ぶか、序列を重んじる中国では、これはなかなか難しい問題です。初対面から「兄貴」では、ちょっと馴れ馴れしいと思われるかも知れません(ex王定六)。同じくらいの年齢、あるいは相手が少し年下ならば「兄弟」から始めるのがいいかもしれませんね(気軽に「弟」と呼んではいけ ません)。興にまかせて義兄弟ということになれば、あとは年齢に従って「兄」「弟」を決めましょう。もっとも、義兄弟となったら、相手のために命をかけるくらいの心意気が必要です(ex石秀)。そこまでではないけれど、とりあえず兄貴と呼びたければ、姓の後に哥をつけ「~哥」と呼ぶこともできます。また、もしも女の 子があなたを「~哥」と呼んだとしたら……これは、かなりの好意が期待できるかもしれませんが、好漢らしく節度をもって、まずは立派な兄として振舞いましょう。本当に兄としか思っていない場合もありますので、臨機応変な対応が必要です。