本日の稽古日誌
随分、久しぶりの稽古です。やっと稽古ができる~っと思って、喜々としてTOYTAラクティスを西忍寺へ走らせました。長岡から曾地峠を越えて海岸沿いに車を走らせていると、知らず知らずのうちに武術について頭が働きだす。ふと、あの技はこういうことだったのかとか、これからの武術はどうあるべきかとか・・・・・こういうことはいつものことなんですが、今日はカイロプラティックの手技にまで思考が到り、また、何かいろいろなことが頭の中で整理されたような気がしました。こういう時間って私のなかで、ほんとに貴重な時間なんです。初夏の日差しの中、新緑に囲まれた西忍寺に到着し、また先生の、あの穏やかな春風のような笑顔が迎え入れてくださいました。 やはり、西忍寺は第2のふるさとだなぁと思いました。 今日のメンバーは私とOさんとSくんの3人。N師範はお休みです。 最初はめいめいで基本技と太極拳の套路を行い、次に混合対錬に入りました。久しぶりに稽古したOさんは、まだ少し硬さが残っていました。腕の角度についていろいろ試行錯誤しているようなので、もっと三角歩法を意識したほうがいいとアドバイスしました。そうするとうまく技の切れが戻ってきました。 いろいろ技のかかりかたが上手くいかなくなると、手や腕にその解決策を求めがちなんですが、そういった場合は足に求めたほうが上手くいく場合が多いのです。次に攬雀尾。 これも三角歩法で行いました。やはり、技の切れが全然違います。次に双履双按。次に海底針、扇通背、楼膝拗歩、提手上勢、雲手、高探馬、分脚、翻身撇打、搬欄錘、どんどん三角歩法を使って対錬しました。予想どおり、全て三角歩法を使うと、相手の視覚から姿を消すことができ、思わぬ方向から掌や拳で攻撃されて、わけのわからないうちに倒されてしまう。三角歩法は太極拳、形意拳、柳生心眼流の技を進化させ、八卦掌のショウ泥歩への橋渡しとなる。 なんか、どんな料理にふりかけてもおいしくなる調味料のようです。ただ、稽古を続けているうちに足腰がぐにゃぐにゃになってしまい、長時間続けていると結構疲れるので、適度に休憩しながら稽古しました。 いえいえ、三角歩法を使うことによって足腰が疲れるのではなく、その技を受けることによって激しく重心を崩されるので、それに耐える足腰がダメージを受けるという意味です。 今日も稽古の途中でみなさん、足腰がフラフラになり、(私もフラフラになり)、休憩を入れました。久しぶりの稽古ということもあり、疲労も増してきたので、早めに稽古を切り上げました。 みなさん、お疲れ様でした。新緑の澄みきった空気の中、さわやかな汗を流せて至福の時を過ごさせていただきました。 先生、みなさん、ありがとうございました。 来週は、西忍寺の稽古はお休みです。再来週は、私はモトクロスの関係で休みます。 しばらくみなさんにお会いできませんが、よろしくお願いします。