佐賀県と広島カープ
世の中はワールドカップで盛り上がっておりますが、あまりサッカーに興味の無い私としてはサッカーよりも歌丸師匠がお亡くなりになったことの方をちゃんと取り上げて欲しいな・・・と。さて、佐賀県は過去夏の甲子園で2度優勝しています。この2度の優勝に共通して言えることは「何だか解らないけど実力以上の結果となった」「チャンスで満塁ホームランが出た」ということ。勝負事の中で何かしら不思議な出来事が発生するのは「勝利の女神のいい加減な悪戯」なのかもしれません。1度目の優勝は佐賀商業、決勝の相手は鹿児島の樟南高校でした。負けた樟南高校のキャッチャー田村選手を広島カープはドラフトで指名しました。田村選手はレギュラーにはなれず引退するのですが、引退後スカウトとなり大瀬良選手の獲得に貢献することになります。ドラフトのくじ引きで監督ではなく彼がくじを引いて見事獲得となりました。2度目の優勝は佐賀北高校、決勝の相手は広島の広陵高校でした。満塁ホームランを浴びて負けた広陵高校のピッチャーは野村選手、今の広島カープの「ノムスケ」です。ちなみにキャッチャーは巨人に行った小林選手です。単なるこじつけと言えばこじつけなのでしょうが、佐賀商業に負けた選手が広島カープに入団してその後エース格の選手を獲得する、佐賀北高校に負けた選手が広島カープで最多勝を挙げる、そして広島カープの監督は佐賀県出身・・・この地味極まる県が何かしら中途半端なかかわりを持っていることにふと面白さを感じました。