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カテゴリ:バレエなど
昨日は、友達2人と静岡まで、キエフバレエによる「くるみ割り人形」を見に行ってきました。
渋滞が予想されていたので(イオン等の所為でw)2時間見積もって出発したのに、 2時間かかって着きました。何か凄く腹立つ~ 普通に行けば、50分弱で着くのに。 道路のバカ! まあでも何とかギリギリ間にあいました。 静岡市民文化会館の大ホールでの上演だったのですが、客席ガラガラ・・・・ 1階の前半分は埋まってたのですが、後ろはチラホラ。 2階席は全部は見えませんでしたが、一番前の列くらいにチラホラくらいっぽかった。 な~ぜ~ 金曜日だから? みんな飲み会に行っちゃったのかな? 忘年会かな。 土日は都会の為にとっておくのかな? 今日は滋賀での公演らしい。 滋賀って行ったこと無いから分からないけど、きっと静岡よりは都会でしょうね。 チケット高いのも問題だと思うけど。 では内容の感想を。 くるみ割り人形を生で見るのは久しぶりでした。 キエフのくるみ割りは初。映像でも見たこと無かったです。 キャストは、 クララ:エレーナ・フィリピエワ 王子:セルギイ・シドルスキー ドロッセルマイヤー:コスチャンチン・ポジャルニツキー ねずみの王様:イーゴリ:ブリチョフ サラセン人:オリガ・キフィヤク、ルスラン・ベンツィアノフ アレルキン:セルギイ・ヒーチー コロンビーヌ:テチヤナ・ロゾワ スペイン:ユリヤ・トランダシル、オレクシイ・コワレンコ 東洋:田北志のぶ、ワーニャ・ヤン 中国:オリガ・キフィヤク、菅野英夫 ロシア:ビクトリヤ・メジャク、ルスラン・ベンツィアノフ フランス:テチヤナ・ロゾワ、マクシム・コフトゥン でした。 クララ役のエレーナ・フィリピエワさんは、凄くスタイルも良く顔も美しい、踊りも正統派な 印象のダンサーです。 確か、以前にこの人主演の白鳥の湖を見たと思うのですが、この人はクララのような可愛らしい 役よりも、オデットやオディールのような美しい役の方が(大雑把な仕分けw)会うと 思います。 なにせ顔が大人っぽすぎる。美人なんですけれどね。 新体操のアンナ・ベッソノワ選手に雰囲気が似てる。アンナ大好き^^ それでですね、わたしキエフバレエのバレリーナの中で一番好きなのはナタリア・ドムラチェワ さんなんですよ。 ナタリアは(なれなれしくてごめんw)、逆に容姿が凄く可愛らしいので、クララ役に ぴったりだと思うんだよね。 ナタリアで見たかったなあ・・・ プログラムのくるみ割り人形の写真のクララは、殆どナタリアですよね。 それを見て我慢。 でもエレーナも素敵でしたよ。 一番最初の小序曲のところ、わたしだったら緞帳上げるのはもうちょっと遅くして、雪降らせる タイミングももうちょっと遅くしてからだんだん照明を明るくしたいです。 でもこの曲、他のオペラやバレエの序曲に比べたらその名の通り、小ですから、ドラマチックな 盛り上がりはないですけれど、クリスマスイブの夜のパーティーに向かうワクワク感は 存分に出てますよね! さすがチャイコフスキー! パーティーの部分でも、子供役の人たちは他の子供っぽく、大人たちは貫禄あってよかったです。 大人たちの衣装が綺麗だった。 でも、キエフバレエって全体的にそこはかとなく陰気w 振りが地味。 悪くはないけど。 ドロッセルマイヤーは、わたしの好みから行くと、もっともっと怪しい雰囲気が欲しいです。 衣装も振りももっと怪しく。 ダンサーの顔は良かったです。顔の雰囲気も、こういう役には大事ですよね。 アルルカン(キエフではアレルキン)とコロンビーヌは、衣装が可愛かった^^ わたしは道化師とかに惚れ易いので、ここでもときめいたw コロンビーヌの、体の向きがいちいち客席に対してずれてる気がしたのが引っかかった。 サラセン人(サラセンってどこだっけ?)の2人はかっこよかったです。 顔も分からないほどにメイクしてましたけど、素敵でした。 こういう演出のは初めて見た。 この踊りはカットしてある演出か、「鬼」役にしてあるのしか見たこと無かった。 どっちにしろ激しめな踊りですよね。 ネズミたちは、ネズミの癖に衣装が凄くかっこよかった!貴族みたいな海賊みたいな帽子 かぶっちゃってw でも、今まで見たどのくるみ割りのネズミよりも、振りがネズミらしくて良かった。 凄く面白かったし。 王様の衣装がちょっと安っぽいというか、子分どもに比べて地味だったのが残念。 メイクとか毛の感じはよかったのに。 玩具たちは、全部兵隊でした。他の人形とか混じってるよりも、このほうがすっきりしてて いいかも。 でも、ねずみたちと戦うシーンが地味だったw 靴を投げつけられて退散するところは面白くてよかったけどね^^ あ、後、12時の金の音がチャッチィ感じだった。 で、魔法が解けて元の姿に戻ったくるみ割りの王子。 小さいくるみ割り人形をやってたのは女の人ですが、王子になったら余りの変わりように ちょっとビックリ! 金髪な所為で、頭がつるつるな王子かと思っちゃった! 王子は髪をふさふささててて欲しいなぁ。 雪片のワルツ、衣装が面白くて素敵だった。 この曲は大好きなのですが、途中に入るコーラス部分、毎回CDでも聴くたびにないてしまう。 美しくて。 今回は演奏は生(ウクライナ国立歌劇場管弦楽団)でしたけれど、コーラスは生じゃないよね。 さすがに。 いつかコーラスも生のくるみ割りを見たい。 第2幕。 焚かれたスモークが甘かった。甘い味がした。 ここで○○の踊りシリーズが始まるわけですが。 バレエ団によって演出が違いますね。 スペインの踊り、アラビアの踊り、中国、ロシア、フランスとディベルティメントが5曲 ある訳ですが、これを、全曲男女2人組で踊る場合と、それぞれ男女織り交ぜたりして 数人で踊る場合と、大きく分けるとその2通りある。 キエフは男女2人組バージョンでした。 さらに、「スペイン人形」とか言うように、人形の踊り、という扱いの場合と、 スペインだったらチョコレート、アラビアはコーヒー、中国はお茶、というようにお菓子(食べ物) の精という扱いの場合と、そんなのお構いなしな場合とあるね。 お菓子の精って場合、金平糖の精も含まれまして、女王という立場で金平糖の精が出てきますが そういう演出じゃない場合、金平糖の精はおらず、クララ(マーシャ)が金平糖の踊りを 踊ります。 ところでさ、お菓子の場合、ロシアとフランスはナンだっけ?思い出せない。 フランスの曲は、「あし笛の踊り」として有名(ソフトバンクのCMにも使われてたね)ですが、 あし笛の精として3人で踊る場合もありますけど、あし笛はあくまで葦の笛であって、食べ物じゃ ないもんね。 スペインの踊りを踊った女性、めちゃ手脚が長かった! 東洋の踊りは、衣装がかっこよかったです。田北さん、凄く似合ってたと思います。 ワーニャ・ヤンさんが、凄く良い体をしていて、惚れました。 上半身裸みたいな衣装なもので。腕も良く見えたしw 顔もプログラムで見るとそうでもないのですが、生で見たら凄く素敵でした。 ワイルドな感じで。 わたしも一緒に踊りたい!と思った。 しかし、この曲はそもそもは「アラビアの踊り」というタイトルの方がメジャーですが、 なぜ東洋?衣装はアラビアっぽいのに。 わたしにとって東洋は、日本中国、ギリ韓国(朝鮮)って感じ。 モンゴルは東洋のイメージじゃないし。 インドとかタイとかシンガポールも「東洋」って感じじゃない。わたしにとってだけど。 トルコとかはもう完全に中東だよね? いや、地理的にどこまでを東洋と言うのかわかんないけど。 イメージね。 でも、中国は別に中国の踊りがあるのだから、東洋は残るは日本ということになるけれど、 でもあの踊りは絶対「日本」をイメージはしてないよね。 謎。 「アラビアの踊り」じゃ、駄目だったのだろうか? ワーニャさんは、中国系の方なのかな? 中国の踊りは逆に、日本人男性ダンサー菅野さんでした。男女ともに衣装が凄かったw オリガさんも可愛らしくてよかったです。 ロシアの踊りでは、男性ダンサーのジャンプやら回転やらに拍手喝采で、一躍人気者になって ました。実際凄かった。 フランスの踊りは、女性の衣装が凄く可愛かったです。 あれは女性一人だから着れる衣装だよね。複数いたら鬱陶しい衣装だよw でも1人だから可愛い。 キャンディ・ボンボンの曲は、子どもたちが踊る演出の場合もありますが、殆どのバレエ団では ディベルティメントを踊った5グループのダンサーたちがコーダ的に踊るのが多いです。 キエフもそうだった。 ここの振り付けをもうちょっと派手にして欲しいな~ 花のワルツの衣装も綺麗でした。 でも色の規則性がつかめなかった。 もう一息、コールドの人たちがそろうと良いのに。 で、クララと王子によるパ・ド・ドゥ。 クララの衣装が凄くキラキラキラキラして美しかった! しかし、何故か二人のバリエーションが丸ごとカットされてた。 アダージョの後すぐにコーダだった。何故? 何のための演出? わたし、この王子のバリエーションと金平糖の踊り、凄く楽しみにしてたのに! プログラムには「チェレスタ(楽器です)を使用したクララのバリエーションに注目!」みたいな ことが書かれてるのに何で? 何かのミス? それともわたしがボーっとしてて気付かなかったのかな?そんなバカなw わたしが芸術監督等だったら、くるみ割り人形はもっと幻想的な演出でやりたい。 紗がかかったような感じにしたい。 でも凄く楽しかったです。 お客が少なくて申し訳ない気分になったけど。 帰りの駐車場で、跳んだり跳ねたりしてる女性を見ました。 多分舞台に感化されたんだと思うけど、あそこまで素直にやってみてる人って初めて見たw 気持ちは分かるけど。 30歳くらいの人でした。友達と二人でやってた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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