ｔａｂａｃｃｏｓｅｎ

○佐野眞一「甘粕正彦・乱心の荒野」唐沢俊一[評]朝日紙読書欄
◆新潮社…1995E.……………………○[麻薬王?]かな?満州づいている。違う。汲めども尽きぬ関心好奇狂気への傾倒が「続」を促す。頭に唐沢俊一の評。○大杉栄殺害は甘粕に非ず。いつからかこれを当然の事とす。○長谷川尭「神殿か獄舎か」。松本清張「昭和史発掘」他小数の見聞しかないが佐野と同じに実行者ではないと思う。○事件時甘粕は現場にいない。他所にいたことが確認されている。○逮捕後軍事法廷?後短い「刑期」で釈放後parisに滞在。…以後「表」の満州映画理事長に収まる?○ベルトリッチの「ラストエンペラー」では坂本龍一が甘粕を演じた。甘粕の「複雑な」人物を演じる。○敗戦直後甘粕は理事長室で自決する。○関係者も鬼籍に入り子息らも高齢だから聞取などの追跡検証は最後にちかい。○惜しい。なんというか。野望理想無謀打算渦巻く歴史のダイナミズム。浪漫感覚。

○この「闇」は深い。満州国東京裁判戦後統治…太平洋戦争。アジア新興国の論理。○ヨーロッパの世界史。アフリカ論。バラダイム変換。歴史の別アングルからの照射。