目覚ましは8時15分に仕掛けておきました。
本当は、きょうは犬の世話もないのだし、ゆっくり自由に寝ていられるのですが、万一汽車の時間に遅れたら大変ですからね。
夕べはとても良く眠れました。朝食は、このホテル17F「Top of KUSHIRO」でバイキングです。
窓側の港の見える良い席は、そのほとんどが一人旅らしい人に占められていました。
もともと窓側の席は三角形で窓を取り囲むようになっていて、最大2人までしか座れないのです。
ペンギンは洋食中心でプレートをまとめ、最後にミニクロワッサンと丸いかわいいチーズパン、コーヒー、ヨーグルト、フルーツを持ってきて、窓側の港の見える良い席に着席。
良いお天気のようです。
窓の外に見える港はキラキラと光って、漁船らしきものも見えます。
道路標識までクッキリと見渡せて、真っ直ぐ行くと十勝なのか、なんて思いながらきれいな水平線を眺めました。
自分の小さなデジカメ、それが壊れたら困るので借りてきたペギ夫の少し大きめなデジカメ、念のためジャケット、ペット茶、ガイドブック、お菓子、メモ帳...となんでも詰め込んだバッグを抱えて、釧路駅まで歩きます。
お楽しみの『ノロッコ号』は11時08分に釧路を出発します。
『ノロッコ号』とは、釧路湿原東側に敷かれた日本一のろい列車。
湿原を蛇行する釧路川に合わせるようにゆっくりと走るからとても臨場感があります。
ビューポイントでは時速30キロにまで落としてくれます。
機関車の後ろから1号車(自由席)、2号車(自由席・展望車)3~5号車は展望車で、すべて指定席になっています。
きょうは、あらかじめ塘路駅までの展望指定席を取ってあります。
駅にはあまりにも早く着いてしまい、駅員さんに聞けば、ノロッコは出発の15分くらい前にはホームに現れるとのことなので30分くらい前にはホームに移りました。ノロッコが入ってきます。
進行方向左の景色が良いということなので、座席指定した場所は5号車15A。
ここは3人3人の向かい合わせの席で、ガラガラのはずだったのに、ほぼ満席。
進行方向右側のベンチ様式の席はすべて空いていました。
3人家族がテーブルに、あたりめを広げていて、5号車全体が、猛烈にあたりめ臭いですが、めげずに出発です!
ガイドブックには『沿線から手を振る人たちに手を振り返すのも、また一つの楽しみです』なんて書いてあったけど、本当にたくさんの幼稚園児がこちらに手を振ってくれます。
3号車に、ノロッコ号のオリジナルグッズを売っているそうなのでさっそく偵察に向かうと、ノロッコレディ(車内のガイドさん)もそこでアナウンスをしていました。
ボールペンと絵はがきを買います。
釧路(11:08)→東釧路→遠矢→釧路湿原→細岡→塘路(11:52着)ですが、一番目の見所は釧路湿原に向かう途中。
新旧二つの岩保木水門が見えるのです。
昭和6年に釧路川の洪水を防ぐ為に設けられた岩保木水門なのですが、昭和8年以降一度も開かれていない為「開かずの水門」なんて呼ばれているそう。
手前には平成2年になって新しく作られたコンクリート製の新岩保木水門があります。
次の見所は、動画で撮ってきましたので、よろしかったらこちらクリックしてご覧下さい。
細岡~塘路間です。
屈斜路湖を水源とする全長154キロの釧路川ですが、釧路湿原を大きく蛇行しながら縦断し、太平洋に注ぎます。
U字にターンしている様子がおわかりいただけるかなぁ...。電線がちょっと邪魔だったけど。
これを過ぎれば、もうあっという間に塘路駅。
駅舎は小さいのですが、ちょっとした喫茶コーナーが設けられていました。
駅舎の脇にかわいい鹿さんがいました。
続く...。(このあと、ひどい目に会う)
いくらの次はなぜか釧路湿原ジンギスカン。