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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(台湾編)
安平を見て回った後はそろそろ台南市内に戻ろうと思い、再びタクシーに乗りました。
向かった先は南大門なのですが、途中で運転手さんが「南大門には何もないから、会社に行けばいい」というような意味のことを言いました。 「おかしなことを言うな~」と思いつつ、「会社は台北にあるし、今日は休みです」という意味のことを言ったのですが、運転手さんも不思議そうに首を傾げていました。 どうも会話がかみ合わないと思っていたら、運転手さんが紙に書いてくれたので、ようやく納得です。 私が「孔子」と「公司」を聞き間違えていたのが原因で、「南大門には何もないから、孔子廟に行けばいい」と、とてもわかりやすい話になりました。 (考えてみると、ピンインも四声も全く違うのですが) 南大門と孔子廟は近く、後で歩いても行ける距離なので、まずは孔子廟まで行ってもらうことにしました。 孔子廟は台南だけでなく、台北のほか台湾各地にありますが、台南の孔子廟は台湾の中で最初に建てられたものです。 東大成坊(東門) 扁額に書いてある「全台首学」は、「台湾で一番最初の学校」という意味です。 台南の孔子廟は、1665年に鄭成功の息子である鄭経が、諮議参軍(参謀長)である陳永華の提案を受けて創設しました。 東側に「国学」と西側に「文廟」が置かれ、国学では講師を招聘して学生を募り、学校としての役割を果たしていたようです。 国学の入口にあたる「入徳之門」 国学の明倫堂 文廟には孔子を祀る大成殿があり、清朝時代の1712年以降、大幅に増改築されたそうです。 大成殿 大成殿には前庭が設けられて、垣根で囲まれていたようですが、現在も当時の門が残っていました。 前提東側の「礼門」 日本統治時代には兵舎や公学校として機能していましたが、解説によると「破壊甚大」だそうで、1917年の修繕によって現在の形となったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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