花びらの先が曲がっていて、まるで渦を巻いているようです。
非常に小さな花ですが、なんでこんな凝った形になるんだろうと思ってしまいます。
狭山丘陵にも咲くとは聞いていましたが、ようやく見つけることができました。
朝から雨降りの日曜日、気温も低くて外に出るのもためらってしまいます。
この週末は花を狙うにはほとんどリミットに近いので、どうにか出掛けたいところでした。
昼過ぎになって雨が止んだので、西武球場近くの菩提樹池に行ってきました。
昨年も書いたような気がしますが、「ぼだいじゅいけ」でなくて「ぼだいぎいけ」と読みます。
池の近くにキチジョウソウの群落があって、そろそろ咲いているはずなので気になっていました。
ここは車を停めておける場所がないので、自宅から徒歩で出発です。
片道40分ほどなので、ウオーキングがてら訪れるにはちょうどいい距離です。
マウンテンパーカのポケットに折り畳み傘とアングルファインダーと小銭入れ、カメラにはマクロレンズのみ、それに三脚という最小限度の装備でした。
菩提樹池に着くとキチジョウソウ群落手前の斜面に、何だか白い点々が見える・・
おっと、これは探していたキッコウハグマじゃありませんか。
疎らながら、かなりの数が咲いています。
これは初めて見る花で、もちろん当ブログにも初登場です。
寒い中、とことこ歩いた甲斐がありました。
【写真】
キッコウハグマ(亀甲白熊) キク科
ひとつの花に見えますが、3つの小さな花が集まって丸い形になっています。
それぞれの花は5裂していて、扇型に広がっています。
舌状花が5つに分かれる構造はタンポポなんかと同じなんですね。
亀甲の名の由来は葉の形から来ています。
下の写真で分かるでしょうか。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2009/10/25 14:16:35
Tv 1/40
Av 4.5
ISO感度 1000
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
それにしても、今日は暗すぎ。いくら何でも・・
ファインダー覗いてもピントが合っているのかよく分からないし。
ライブビューを使えよ!ですか。忘れてました。
全体はこんな感じで咲いています。
花茎の高さは10cmあるかないか、花の直径は1cm弱というところです。
目をショボショボさせながら撮ってきました。
菩提樹池にはリンドウも咲くとの情報を得ていますが、今日は見つかりませんでした。
その代わり、見たことない植物の蕾を発見したので只今調査中です。
来週末、天気がよかったらもう一度行ってみるつもりです。
なお、キチジョウソウは雨に散々打たれてヘロヘロになりつつも咲いていました。
いくらかまともそうなのを撮ったので、多分今週中に掲載します。