バンコク竹亭日記

タイは日本食が完全に定着した国だから、バンコクだけでも日本食を出している店が数百あります。
そして、店というからには必ず店名がついているわけです。

その中には、タイ人が考えたと思われる日本人から見て「あれっ」と首をひねったり、おもわず含み笑いをしてしまうような名前の日本食レストランが幾つかあります。

半年ほど前に、市内のJWマリオットホテルに「ＴＳＵＮＡＭＩ」という名の日本食レストランがバンコクの主要紙、主要メディアに派手な広告を打って大々的にオープンしました。
そうです。
今話題のＴＳＵＮＡＭＩ（津波）が店名のレストランです。

広告を見た時、いやな名前だな、日本人が考えた店名ではないなと思いました。
日本人なら、津波が恐ろしい自然災害だと知っていますから。
この名前を考え認可した人は、ＴＳＵＮＡＭＩ　という言葉にダイナッミックさや革新みたいなイメージを感じてレストラン名に選んだのかもしれません。

そして今回の大津波。。。
これから　ＴＳＵＮＡＭＩ　という店名を聞いた人は、恐らく１０万人以上の犠牲者をだした空前前後の大災厄を反射的に思い浮かべてしまうことでしょう。

それから、マリオットホテルのすぐ近くにランドマークホテルという老舗の５ッ星ホテルがあります。
このホテルに昔から入っている日本食レストランの名前が「菊の花」。
菊の花とは、ご存知のようにお尻の穴を指す隠語です。

ここは数年前に１回だけ利用したことがあります。
料理はなかなか美味しかったと記憶していますが、私の品が悪いせいか、店名を聞くと食事中にはあまり考えたくない愉快でないことを連想してしまうのです。（爆）

明日は大晦日なのに、くだらないお話で失礼しました。

ちなみに、カオサンでも義援金を募る大きな募金箱が何ヶ所か設置されていて色とりどりのお札がたくさん入っています。
地元の人が持ちよる飲料水、衣服、毛布等の集積所も近くにできました。
犠牲者を偲んで喪服を着ている人も多いです。

まだまだ犠牲者の数は増えそうですが、深刻な顔でテレビのニュースに見入る人の姿が減りはじめ、街はいつも通りの営みを取り戻しつつあるようです。