バンコク竹亭日記

今日、王宮近くのタマサート大学で卒業証書授与式がおこなわれるため、いつもの通勤路プラ・ピンクラオ通りは数キロに渡って大渋滞でした。

こういう時はどうしようもありません。
渋滞用に用意してある今朝の新聞を読みながら、前の車が１メートルちょっと進んだらこちらも進み、またしばらく停まり、またちょっと進む。
その繰り返しです。
尺取虫のようなものです。

プラ・ピンクラオ橋の中程にさしかかった時、隣の車線で２台のピックアップ・トラックが停まり、車の外で二人の男が激しく口論しています。
「やったな。。。」

前のピックアップトラックが車線変更をしようと無理に割り込みをかけてきたところ、後ろのピックアップトラックが意地になって譲らなかったので、ちょこんとぶつかったのです。
よくあることです。

ちなみにタイでは、無理な割り込み、追い越しは日常茶飯事だから（私も時々やりますけど）、お互い様で譲りあって入れてあげるのが事故にならないコツです。

自分の車も少しずつ進んでいて事故車の横を通り過ぎてしまったのでバックミラーで見ていたら、若いほうの男が拳を上げて相手に殴りかかるのがミラーに映りました。

「おつ！始まった！！」私は思わず車の中でエキサイト。
他人のけんかと痴話けんかの見物は楽しいです。（笑）

たいした事故でもないのに、大げさなことになりました。
後続車も大迷惑です。

子供の頃、よく見かけた交通標語を思い出しました。
「せまい日本。そんなに急いでどこへ行く」

「せまいバンコク。そんなに急いでどこへ行く」
それにしても、普段は１０分でクリアする道が今日は１時間近くかかりました。
急いではいないけど、やっぱりいらつきます。（笑）


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