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カテゴリ:生活習慣病
桑の葉入り食品続々機能性をアピール/新潟市の食品会社【甲信越】
新潟市にある食品会社、キタカタグループのボロニア新潟工場は、桑の葉の機能性に着目したデニッシュパンの製造・販売をしている。新潟薬科大学の渡辺賢一教授が研究した「桑の葉の成分がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に効果がある」という結果を基に取り組んだもの。パン以外に、ケーキ、クッキー、めんなどの商品開発を進めている。衰退する桑の新たな魅力をアピールし、遊休園地の再生につながるのでは、と期待が高まる。 渡辺教授の研究は、桑の葉パウダー(抹茶)を1日3回、食前に1.8グラム摂取する臨床試験を行ったところ、「血糖値、尿酸値、総コレストロール値が低下する効果が確認された」という。以前からデオキシノジリマイシンという、桑の葉だけに含まれる成分が血糖値の上昇を抑えるとして注目を集めており、今回、臨床試験でも確認できた。 この結果に着目した大手食品メーカー、たいまつ食品が桑の葉パウダーを製造。全国で外食店を展開するキタカタにメニューを依頼、第1弾としてキタカタグループのボロニアがデニッシュパンを完成させた。 ボロニア新潟工場パン担当の小松知栄さんは「米粉を使った製品も試験中」で、桑の葉の機能性は消費者にアピールできると読んでいる。 原料の桑は、朝日村の養蚕農家に委託。春蚕用の桑の葉2トンを出荷している。「遊休桑園の再生につながる」と、大手外食産業の参入に期待が高まっている。 掲載日:07-11-24 日本農業新聞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月07日 19時41分19秒
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