ジャッカルさんのチョップカット。
木更津で理容室を経営しているジャッカルのプロスタッフ川島勉さん。
彼がプロデュースしたルアーですね。
この手のフロントペラシングルスイッシャーと言えば
ローカルさんの反りトンボって感じだけど。
私は反りトンボは持っていないのですが・・・過去に
自作したことがあるのですが・・・
とんでもなくピーキーなバランスの中で維持されてるプラグなんです。
まず、リトリーブスピードを上げるとフロントの大きなペラが抵抗となって
ボディーが回転してしまうんです。
これ実はちょっとでもこの限界点を超えてスピードを上げ過ぎると
クルッとボディが回っちゃいます(笑)
ですので・・・
基本、ゆっくりタダ巻きでペラの抵抗でプラグが前方につんのめり
シッポの方がせり上がるのですが、ペラの抵抗が緩むと
(ペラが回転することでつんのめりが解消される)
せり上がったシッポが元に戻ろうとする時に後方に波紋を発生させます。
この波紋が連続することによる独特の引き波が特徴なんです。
フロントの水抵抗が多い分首振りは得意です。
さて・・・
その反りトンボの進化系がこのチョップカットではないかと考えています。
まずスゴイな~と思うのが・・・
「早巻きしてもボディが回転しない」
何とバズベイトのようにポロポロ言いながらバスを誘えます。
川島さんの説明によると段違いにセッティングしたペラが
前のペラが発生させた泡を後ろのペラが切り裂いていく時
この音が出るとのこと。
反りトンボと大きく違うのはフロントフックの取り付け位置。
敢えてチョップカットはボディを寝かせてしまって
側面にフックを付けてあります。
反りトンボのペラの抵抗とつんのめりの縦揺れを捨て?
早引き出来るようにしているように思えます。
でもペラの長さをフロントを短く、後ろを長くしてあって
これによって反りトンボとは違った振動を発生させているようです。
例えば・・・
キル(リトリーブを停める)を入れるとボディの進行は停止しても
ペラはすぐには停止せず、長い方のペラが引力に引っ張られ
わずかに動いているのです。
スローテーパーのムネさんも反りトンボのアピールは縦方向の振動よりも
ペラのフラッシングが魚にアピールしているとおっしゃる人もいますので
これは魚が突進しやすくなるキッカケにはなるかもしれません。
まあウンチクはもういいから・・・
釣りたいよね~(笑)