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カテゴリ:テンチョのお勉強の時間
老人ネタをもう一つ。
これはファイナンシャルプラナーとしても日記に残しておこう と思います。 9月15日は老人の日と定められています。 そこから1週間は老人週間(笑) ハッピーマンデー制度のせいで2001年から 9月第3月曜が「敬老の日」となりました。 内閣総理大臣から記念品とお祝い状が届きます。 昭和38年の老人福祉法が制定され統計が始まり153人しか いなかった100歳以上は今や9万526人になりました。 長年、日本に貢献してくれた老人を敬うことは良いことです。 でも、裏を返せば彼らが長生きすればするほど 「税金」はかかるのです。 もっとも、日本の国家予算の約4割は借金だから、 クソミソ状態なので、もはやこの国の財政はどこへ向かっている のやら(笑) 日本は終戦を迎えてから経済復興の過程で かつて昭和30年から昭和48年の19年間 「高度経済成長」を経験しています。 日本には「良いインフレ」が起こっていました。 人口が増え、消費が増え、企業が元気で、雇用が生まれ 賃金も上昇し続け、インフレを受けて預金金利は高く、 何の不安もなくただ「頑張って仕事してれば何とかなる時代」(笑) 企業は良い人材を求めるため「終身雇用制度」を採用し 「退職金」を用意し、大企業ほど「福利厚生」は充実していました。 父は25歳~44歳にこの状況を経験している訳ですから 「大きな勘違い」をするのも無理ないことです。 会社が業績が良いのは自分たちが優秀だから・・・ きっと、こんな事を思っていたはずです。 父は一部上場のステンレスのメーカーに定年退職の 60歳まで勤め上げました。 確定給付年金がある会社で今の父の経済的生活基盤を 国民年金と厚生年金と合算することで支えてくれてます。 (本当にありがたい) でも、今の日本はオイルショック以来の 「悪いインフレ」つまりスタグフレーションに 突入したと言えます。 簡単に言えば「賃金が上がらないのにインフレ(物価上昇)」 が起きているのです。 コロナの影響も大きいです。人の流れや物流にモノスゲ~ 悪影響を与えてますから・・・。 父親の時代とは違います。市中金利は過去最低です。 銀行にお金を預けてもお金は増えません。 インフレとは物価高と解釈してはいけません。 物価上昇による貨幣価値の低下が本当の意味です。 例えば・・・ 東京ディズニーランドのワンデイパスポートは かつて3800円でした。今は9400円です。 昔、2万円で5回行けたTDLが、今は2回しか行けない。 つまり物価上昇で、私たちのお金の価値が下がること意味してます。 インフレが年5%起きてるのなら、私たちは全金融資産を 年5%で増やす以外、この貨幣価値下落を止められない事に 気づいて欲しいです。 資産運用・・・やらない理由はありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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