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徒然”腐”日記

徒然”腐”日記

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Apr 27, 2020
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はい、これでラストにしたかったんだが
駄目だった…………

あと一回でたぶん終わる

つーか、今気付いたよ
ずっと4話って書いてたけど
5話だった!!(爆死)

リップクリームのお話忘れてた

いや笑いが止まらんw



っつーことで4話

あともう一息なんだけど
途中まで

明日こそ・・・・・・

明日こそラストまで書くぞ
























オレを見据えるジュール先生の眉間に、ギリっと深い溝が刻まれた。

「ジュール先生は何とも思わないんですか!?
アスランさんの話を聞いて、何にも感じないんですか!?」
「ふん。そんな薄っぺらい同情心など捨ててしまえ。」
「分かってますよ!でも、それでも・・・オレはイヤだ!!」

涙が溢れてきて、止まらない。
あぁ、とうとうやってしまった。
見習い助手の分際で、所長のジュール先生に意見するなんて。

気持ちだけが先走って、いっぱいいっぱいになったオレを
冷静に見ているもう一人のオレがいて
『うん、これでクビ決定な。』
と、大きな溜息を吐いている。
そりゃそうだ。ジュール先生は、正しい。

「シン。」
ふわ、とオレの髪を梳く優しい指先。
「ありがとう、シン。お前の気持ち、とても嬉しいぞ。」
アスランさんだ。

「もう良い。下してくれ。俺は部屋に戻る。」
「でもっ。」
とんとん、と背中を叩かれたオレは放したくなくて
きゅっと腕に力を入れた。

「俺の心などきっと、最初からないんだ。たぶん、死ぬ前から。」
触れた体から直接響く、静かな声。
「アスラン・・・・・・さん?」

「俺は元々何かの道具、そうだな、生贄かなにかとして
ただ生かされていただけなのかも知れない。」
「そんな。」
そんな悲しいこと言わないで下さい。

「何の因果かこうして目覚めはしたが
それも、お前たちの研究資料という道具になるためなんだろう。」
道具になるために生まれたって、なんですか。

「目覚めて、そしてお前たちに会って。
勘違いしたんだ。生まれ変わったんだ、って。
新しい世界でもう一度、生きられるんだ、って。」
「アスランさん・・・・・。」

「馬鹿だよなぁ、道具は道具でしかないのに。」
自嘲を含んだ静かな声音に、オレの腕から力が抜けて行く。
今オレが出来ることは、そっと、出来るだけそっと
アスランさんの体を下してあげることだけ。

アスランさんは晴れ晴れとした表情でオレを見上げて
「ありがとう、シン。」
涙でグシャグシャの頬を撫でてくれた。
「俺に心があると言ってくれて。
本当に・・・・・・・嬉しかった。」

それからとても穏やかな表情を浮かべ
無言でオレ達を見つめていたジュール先生に向き直って
「騒がせて悪かったな。部屋に戻る。」
自分から扉を潜ろうと歩いて行った。









今日はここまで

5話ね!!
うん、5話!!







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Last updated  Apr 27, 2020 10:16:59 PM
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千菊丸2151@ Re:東野圭吾「手紙」読みました(08/23) はじめまして。 この作品は何度も読み返し…
ハンサムクン3714@ Re:承継って初めて知ったわ(02/20) 第16話の「隊長と寺尾君」をご覧になっ…
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