1561395 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

徒然”腐”日記

May 11, 2020
XML
はい今日が〆ですよー

昨日までの話から対して進んでいるわけではなく
ただただ書く時間がなかっただけっていうね

今日も今日とてお仕事に勤しみ
帰ってきたら家事やって

んで洗濯機を回している間にこれを書く

はい、今日で6話がお終いです
激短い




















と、同時に固く閉じられていた花弁のような唇が、ふわ、と緩み

濃厚な薔薇の芳香と共に言葉が紡がれた。

『お前は、誰だ』

そう、尋ねられた。
・・・・・・と、思う。

実際には声にすらなっていなかったのかも知れない細やかな音。
しかし俺の耳には届いていたのだ。
”暁の姫”の問う声が。

「イザーク。イザーク・ジュールだ。」
名乗る俺の声に応えるように”暁の姫”が睫毛を揺らす。
ゆっくりと確かめるように瞬いた後、その双眸が光を帯びて行く。

「イザーク・・・・・・?」
今度ははっきり言葉として耳に届いた。
まろみを帯びた柔らかな声音が。

ほんの僅か鼻にかかったような甘さが、耳朶を心地よく震わせる。
極東の国では”鈴を転がす様な声”という例えがあると聞いた。
正しく、そう表したい美しい声だ。

二度三度、ゆっくりと瞬く”暁の姫”。
その優雅な面立ちに惹かれるまま
俺は思わず恭しく礼の姿勢を取っていた。

「ご機嫌麗しゅう、暁の姫。」
言葉は通じずとも気持ちだけは、と思っての礼だったのだが。
俺の言葉にか、それとも仕草にか、見る間に彼女の眉間に険が走る。
何か非礼に当たる振る舞いがあったとでも?

睫毛が揺れ、緑色の眼がすっと細められる。

そして色を帯び始めた頬がひくりと引きつり
軽く突き出すように動いた唇からはこう言葉が紡がれた。

「誰が姫だと?」
「あなたは暁の姫ではないのか。」
「ふん。俺のことをそう呼んでいた奴らがいたのは事実だがな。」
いや、この際細かい事は突っ込んでくれるな。

「とにかく俺は姫じゃない。暁の皇子、アスランだ。」
「アスラン?・・・・・皇子、だと?」

何故、言葉が通じるんだと聞かれても
俺自身、皆目分からない。
だが俺は、彼女、いや彼の言葉が分かってしまったのだ。
そして彼も俺の言葉を理解したのだから仕方がない。

アスラン、と名乗った皇子は俺の顔をじっと見つめ
それからふ、と小さく息を吐いた。
「下僕が主人の名を間違えてどうするのだ。」
「な?・・・・・げっ、下僕・・・・・だとぉっ!?」



これが、俺と姫・・・・いや皇子との
世にも奇妙すぎる出会いの瞬間だった。







暁の皇子と不遜な下僕
改め
ゾンビ少年と憂鬱な保護者

0(世にも奇妙な物語)

<おわり>








初対面で下僕認定されちゃったイザークさん
この後のやり取りもこのまま書こうかと思ったんだけど
次の話に回します

構想を練ってから
いやそんなに練るほどの話でもないけど
それから書きますね

あ、洗濯機が止まったー
洗濯もの干してきまーす!






Last updated  May 11, 2020 09:18:49 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アスラン 好きだぁぁぁぁ!!] カテゴリの最新記事


PR

X

Calendar

Archives

Mar , 2021
Feb , 2021
Jan , 2021
Dec , 2020
Nov , 2020
Oct , 2020

Category

Profile


天方美月

Comments

千菊丸2151@ Re:東野圭吾「手紙」読みました(08/23) はじめまして。 この作品は何度も読み返し…
ハンサムクン3714@ Re:承継って初めて知ったわ(02/20) 第16話の「隊長と寺尾君」をご覧になっ…
てんぽ〜@ Re[1]:空いていてビックリ( ̄O ̄)(02/19) ハンサムクン3714さんへ こちらこそ、お読…
ハンサムクン3714@ Re:空いていてビックリ( ̄O ̄)(02/19) この度は私の描いた四コマ漫画「隊長と寺…

Copyright (c) 1997-2021 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.